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「月曜日にお風呂を炊いて、、、」

タイトルの歌詞の続きは「火曜日にお風呂に入り、、、」だったと思います。 ロシア民謡だったと思いますが、60年代かそれ以降にNHK「みんなの歌」で覚えたと記憶しています。 第一の質問ですが、この歌の歌詞を反芻してみると労働意欲を殺ぐような、毎日だらだらと暮らすことを進めるようなロシア的悠長さを感じます。この記憶は正しいでしょうか。 第二は、もしそのとうりであるならこの歌は帝政ロシア又はそれ以前の歌なのか、あるいは革命後の物なのか?もし革命後であればかなり反体制的とも受け取れますが? もうひとつ、放送した当時のNHK はこの歌をどう考えて放送していたのでしょう。 愚問と知りつつ、知っている方いらっしゃったらお暇な時にお答えください。 念のため、質問者に政治的意図はありません。

質問者が選んだベストアンサー

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  • machirda
  • ベストアンサー率57% (634/1101)
回答No.3

この歌ははもともとチャストゥーシュカ(частушка)と呼ばれる村に伝わる民謡だったものです。 ですからこの歌がいつ作られたのかはわかりませんが、この歌が革命とは全く関係が無いことは確かです。訳詩は原文と違うところがあるところも注意しなければいけません。 原文を細かく見ていくと分かるのですが、この歌の歌詞は民衆の伝統的な生活と非常によく結びついているのです。 例えばロシアには「月・水・金には物事を始めるな」とか「金曜日には男は耕さないし、女は紡がない」ということわざがあります。「金曜日は糸巻きもせず」という歌詞がありますが、これはまさにこのことわざと一致しています。 なぜ金曜日に糸巻きをしてはいけないか、というと聖パラスケーヴァ(家内労働の守護聖人)に罰せられるという信仰があるからです。 また「土曜日はおしゃべりばかり」という歌詞は、原文ではВо субботу всех померших поминают... (土曜日は亡くなった人を思い出す)という歌詞です。ロシアでは土曜は死者を弔う日なので、原文ではこのような歌詞になっています。 チャストゥーシュカは大抵日常生活を歌った歌ですが、一部はソビエト時代のプロパガンダに使われたことは事実です。しかし、この歌は本来そういう目的で作られたものではなく、プロパガンダとは関わりがないと思います。しかもこの歌はロシアではあんまりメジャーではないです(むしろ日本での方が有名です)。 今日本で知られているロシア民謡の歌詞は、もともとの歌の意味と違うものも多いです。訳詩の際、リズム感やメロディーの感じに合わせて、意味を変えていった可能性もあると思います(憶測ですが)。

droitegauche
質問者

お礼

ありがとうございました。大変興味深い内容でした。何曜日に何をする(又はしてはいけない)というキリスト教文化がしっかり農村地帯にも根付いた歌なのですね。又はその反対にそういう習慣を広める為とも考えられますが?安息日は金曜日だったんですね。 歌詞の訳は何語にしても音節の制限とかその国独特の言い回しとかがあるので、意訳やその国の言葉でわかりやすい言葉に置き換え結果的に誤訳といったケースは確かに多いですね。

その他の回答 (2)

  • pyon1956
  • ベストアンサー率35% (484/1350)
回答No.2

まず元の歌詞ですが ここhttp://plaza.rakuten.co.jp/oyaon/diary/?act=reswrite&res_title=5%B7%EE11%C6%FC&d_date=2006-05-11&theme_id=0&d_seq=0#comment を見ると、日曜日に紡錘をかってきてその後ずっと糸巻きをしているんです、この人。 で、風呂をたいたけどはいるひまもなく。「彼」がやってきたので・・・・んでもって週末はみんなで精進潔斎。働いてます。実は。 んでもっていつごろの歌かは不明なのですが、ともかくも革命後も歌われてはいたらしい、ただあまりポピュラーではなかったのかも。反体制性は全く感じられませんね。まあいささか大らかすぎるかもしれないけど、そこは民謡だから・・・・ それでここ http://homepage2.nifty.com/osiete/s644.htm によれば、これは引き揚げ者の合唱団が訳して広めたもの、ということで、当時ロシア民謡は大ブームになっていました。NHKは何を考えていたかということですが、ブームになっていた歌から何となく面白いものを紹介しただけでしょう。60年代といえばそろそろ日本が高度成長にさしかかるころ。みんな必死で働いてました。だからこそある意味誤訳なのですがこの歌詞の非現実的のんびりさみたいなものが(あまりに非現実的なのです、この訳では)ほっとする気分にさせてくれたのでしょう。原語のままだとそういう感じにはなりませんから。 なお、ロシア民謡ブームそのものは必ずしも政治的とは言えない状況でした。今、胡弓を好む人が必ずしも現在の中国政府を好まないように、ロシア民謡好きが当時の共産党支持者やロシア好きということでもなかったわけです。

droitegauche
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 気が付いたらなんとなく口ずさんでいたのがこの歌で、歌詞にふと浮かんだ疑問だったんですが、奥が結構深そうで面白いですね。 確かにあの頃のNHKはロシアだけではなくて,いろんな国の民謡を放送してました。フランス、ドイツ、スペイン、メキシコ、、、そういえば民謡喫茶というのもはやっていた頃でしょうか。

  • dkb
  • ベストアンサー率47% (616/1307)
回答No.1

さらに疑問を深めるページを見つけました(^^; http://www.ne.jp/asahi/nsc/gon/001.html それから訳詩には誤りが有るという記述もありますね。 http://www.worldfolksong.com/songbook/others/week.htm

droitegauche
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 上のほうのURLは、いささか眉唾っぽいですが。

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