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マイクロブラックホールの蒸発について
先日ホーキングによって提唱されたブラックホールの蒸発について書かれた本を読んでいて、疑問が生じました。 その本には、「マイクロブラックホールは最後にガンマ線バーストを起こして消滅する」と書かれていました。 しかし、ブラックホールの蒸発が進んで直径がプランク長レベルになった時、その事象の地平線上で粒子・反粒子の対形成が起こりうるのでしょうか? 感覚的には、針の穴から物質と反物質でできた象が出現するのと同じように思えて、いまひとつ実感がわかないのです。 この分野に詳しい方、回答よろしくお願いいたします。
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- tadys
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専門家じゃないし詳しくもありませんが。 プランク長あたりの物理学はいまだ手探り状態で有効な理論は確立されていません。 ブラックホールが蒸発して無くなってしまうのは一般相対性理論からも量子力学からも具合の悪いことなのです。 この不具合を解消できる見込みが一番あると考えられているのが「超弦理論」や「M理論」と呼ばれているもので、もっともホットな話題となっています。 この辺りは「相対性理論」や「量子力学」が生まれる前夜のような状況を示しています。 理論が確立するまでにはあと10何や20年はかかるかもしれません。今から研究を始めたとしても、このなぞに一番乗りできる可能性があります。 超弦理論」、「M理論」で検索するといいでしょう。 参考までに、 http://research.kek.jp/people/natsuume/ http://lcgt.kek.jp/natsuume.pdf#search=%22%E5%A4%8F%E6%A2%85%20%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%22 http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~natsuume/articles/jps_seminar_txt2.pdf#search=%22%E5%A4%8F%E6%A2%85%20%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%22
お礼
アドバイスありがとうございます。超弦理論に関する本を何冊か読みましたが、特異点を回避できること以外はよく理解できませんでした。しかし重力によって光速が変化する(見方によっては重力定数が変化する)可能性があり、これがホーキング輻射に影響する点には興味を惹かれました。 ホーキング輻射が途中で止まれば、マイクロブラックホールは安定化して特殊なボゾンとして振舞うと思ったのですが、そのような理論はどこにも無いので、やはり素人考えだったようです。