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裏づけのない紙幣増刷・・・・なぜいけない?

国の借金が途方もなく膨れあがっている昨今です。 赤字国債の発行による予算の調達ではなく、何の裏づけもない紙幣の増刷で予算を賄ってはいけないのでしょうか? 裏づけのない紙幣増刷はインフレが起きるといいますが、政治家の勝手にできないように法律で定めた上、外部の日銀など国家予算の2~3パーセントのお金を刷ります。 そしてだいたい毎年同じ額の弾力的でない歳出に当ててやる(議員の給与など)という案は現実的ではないのでしょうか? (弾力的な歳出だと、時々に応じてもっと増刷しろと圧力がかかりそうなため) すると増税もその分抑えれると思うのですが、 インフレも目標値を厳密に監視してやるでどうですか 経済学初心者です。 よろしくお願いします。

  • 経済
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  • at9_am
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回答No.4

まず、赤字国債発行による予算の調達は、裏付けがあります。消費者金融と同じく、借り手の「将来の収入」です。しかも、日本国政府が近い内にデフォルトを起こす(徳政令を出す)可能性は現在のところほぼ0ですから、きちんと裏付けはあるとみて良いと思います。 #1の方の指摘の通り、現在は日本円は大体700兆円ほど流通しています。この内、紙幣や補助通貨(硬貨)は70兆円ほどなのですが、インフレは起こっていません。経済規模から考えると、500兆円のものを消費するのに700兆円の通貨があるので、4割近いインフレが起こってもおかしくないのですが、実際にはデフレ気味です。 ということからいえば、#2の方の意見は現状を反映していませんね。勿論、理論的にはそういうことが起こり得るのですが。 もう一つ。 #3の方がインフレターゲット論を紹介していますが、この論は「インフレ抑制の目標を設定する」ということで、現在のデフレから脱却という意味で使われたことは、過去に例がありません。それ故に様々な論争がまき起こっているのですが。 結論として言えることは、通貨増発は今年の初めのゼロ金利政策に代表されるように既に行われていたこと、さらに、それが現実にインフレを招かなかったことが指摘できるでしょう。

baffetto12
質問者

お礼

ありがとうございます。 おっしゃる通り市中の金が増えてもそれがインフレにつながるとは限りませんよね。 僕も理論的に貨幣価値が決まるなんてこれっぽっちも思っていないです。 そもそもこの案は貨幣の本源的な価値がぐらつくから駄目だと他の質問サイトで言われました。 この御時世に何をいわんやです。 管理通貨制度になった時点で貨幣には信用以外何の裏づけもないんですから、逆にこの伸縮性を利用すればいいと僕は思います。 勿論、僕の言ってることは国債などの担保もなしにってことなんで”本当に何の裏づけもないんですが”

その他の回答 (5)

  • at9_am
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回答No.6

ちょっとだけ補足。 日本円を増やす手順についてです。 日本では、貨幣の発行および流通量の調節については日本銀行の専任事項です。日本政府は法律を改正しなければ逆立ちしても発行できません。 更に、仮に日本政府が貨幣の発行が出来るものと仮定して、どのように市場にながすのでしょうか。 現在のこのメカニズムとしては > 現ナマを中央銀行が市中銀行の持つ国債を買い上げて、その代金を銀行を通して市場に流す が正しいところです。国債は別に株券や各種債券、不動産などでも問題はないのですが、メカニズムとしては同じ事です。一方の政府発行の場合であれば、 (公共事業などでの)支払いに増発した貨幣を使う=貨幣発行差益が利益となり政府に入る という以外に国債発行→日銀回収という方策と変わりはないです。因みに日銀は政府の子会社となる株式会社です。 なので、結局は、国債を日銀が買って貨幣を増発するのも日本政府が勝手に貨幣を増発するのも、さして差がない話になります。 ですので > 僕が知りたいのは何の裏づけもなくお金を刷って、しかもそれを予算に使っていいもんだろうか?? は、悪くはない、ということが言えます(もっとも、バラマキに堕し易いので反対ですが)。

baffetto12
質問者

お礼

確かに日銀保有の国債のみデフォルト可能ならば、連結会計?だと内部取引してるだけですもんね。 政治家に強烈な誘因があるので無理でしょうね・・・ ありがとうございました!

  • pluto002
  • ベストアンサー率22% (73/331)
回答No.5

日本の場合、量的金融緩和がかなりそれに近いのではないですかね。 日本のデフレスパイラル状態を見て、「日本デフレの二の舞を踏むな」として、デフレ策(デフレに突入しないようにという意味でのデフレ策)としてインフレターゲットを用いるべき、用いているというのが先進国の主流になりつつあるとの事。紙幣増刷にはこだわらないにしてもインフレターゲットがそれに当たるのではないですかね。

baffetto12
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 昨今のインフレターゲット論の具体的な施策としては、金利云々の調節でなく、現ナマを中央銀行が市中銀行の持つ国債を買い上げて、その代金を銀行を通して市場に流すことだと勝手に思ってます。 貨幣を新しく刷り、お金の量を増やすというのは同じですが、 僕が知りたいのは何の裏づけもなくお金を刷って、しかもそれを予算に使っていいもんだろうか?? ということです。

回答No.3

第一に貨幣価値が下がり、国民の預貯金の価値が実質ベースで下がる。→預貯金で生活している人(老人の多くはそうだよな)は大打撃。 インフレターゲット論というのはそういうことをいってるのだけど、いまだに正しいかどうかわかってない。 江戸時代に似たようなことをやって幕府財政が持ち直したことがあった。新井白石に批判されたけど、この効果もいまだ検証中。 またこれは当然、円安を招くよね。そうすると輸出が増える。20世紀の戦争は、大体、国際間のダンピングが理由で起こっている。そう考えるとなかなかできないね。 なので、合ってるかどうかはわからない。立場によって違うというのは間違いないのだけど。

baffetto12
質問者

お礼

ありがとうございます。 政治に貨幣発行の権限を悪用・濫用された結果インフレになる歴史的経験から、そりゃ間違ってるよという意見が聞きたかったのかもしれません。 確かに為替の問題があるので国際的な問題になりますよね。 他の国も同じようにこのような制度を導入するでしょうし、すると結果的には通貨の切り下げ競争になりfinneganswakeさんのおっしゃる20世紀の貿易縮小→混乱になるのかもしれませんね。 会計の不透明な国・独裁的な国などは、権力者が恣意的に私用(と言っても結構な額を)に刷っていそうですね。

noname#62235
noname#62235
回答No.2

仮にインフレが起きなくても、紙幣を増刷した場合その分の価値はGDPが担保することになりますので、事実上増税と同じことでしょう。 10%の増税→100円のものを買うのに110円でなければ買えなくなる 10%の紙幣増刷→今まで100円で変えたものが110円になる 増えた分のお金を税金で担保するか、GDPで担保するかだけの違いです。 もちろん、見た目上の収入は増えますが、物価も上がります(つまりはインフレ)ので意味がありません。 価値を担保するものがない状態での増刷で、インフレを招かない方法はありませんよね。それを回避するのが「国債」です。この場合「国の信用」を担保にお金を作りますので、にわかにはインフレになりません。

baffetto12
質問者

お礼

GDPが担保するの意味が分かりません。 10%の紙幣増刷→今まで100円で変えたものが110円になる これはインフレだから増税と同じことですね。 インフレが起きなくても”GDPが担保する”の意味を詳しく教えてください!!_(__)_

  • times3
  • ベストアンサー率23% (858/3649)
回答No.1

金額が大きくなるので実際には紙幣というのは不要なんです。 ネットバンクと一緒で、こっちからこっちへ送金しましたよ、というので決済が出来ます。 あと、そんな事ばっかりやってるので、すでに日本は赤字なんです(^^; 今更紙幣を作っても紙幣を作るだけの工賃が掛かりますので更にマイナスに(^^;

baffetto12
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かに大きなお金なんでわざわざ紙幣として刷る必要もないですね。 口座の数字を増やせばよいですね。。 歳入は税金であったり、国債を発行したりと何らかの裏づけがあるものだと思っていましたが、実際に裏づけのない数字上のお金も歳出に使われているのですか?

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