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中国古典「慰労」「成功」に関する宴の話

近日中華料理店で開く会社の慰労会の挨拶の中で,漢詩あるいは歴史文学などの一文を紹介しようと思っています。 ・武将が宴を開き,功労のあった部下をねぎらった ・仲間同士で宴を張り,将来の成功を誓い合った  (三国志の「桃園結義」もこれに相当する?) というような逸話が何かありませんでしょうか。 どなたか知恵をお貸しください。 よろしくお願いいたします。

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  • merlionXX
  • ベストアンサー率48% (1930/4007)
回答No.1

anokhiさん、こんにちは。中華の宴、いいですね。 北京ダック食べたいですo(^-^)o さて、わたしが知る数少ない故事では、中国の故事で宴会を取り上げたものはいくつかありますが、いずれもあまり良いたとえではないですね。 「食指が動く」にしても、「羊斟の怨み」にしても、食べ物の恨みで殺されたり、裏切られたりする話です。 その中で、宴会とは直接は結びつかない故事ですが、「背水の陣」の話は良い意味の慰労にはなっています。 秦の始皇帝が天下統一を果たしてわずか15年、2世皇帝胡亥(こがい)の代に秦はあっさり滅んでしまいます。 代わって台頭してきたのが、楚王項羽(こうう)と漢王劉邦(りゅうほう)です。 この二人が覇権を争っていた時の話です。 劉邦配下の韓信(かんしん)という将軍が漢の勢力拡大のため趙の討伐に向かいます。 このとき、韓信の手元にあった兵力は一万あまり。一方迎え撃つ趙軍は二十万の大軍です。 そこで、韓信は奇策を用います。 まず、騎兵二千人を選び一人一人に漢の赤い旗印を持たせ、こう指示を与えます。 「趙軍は我々が退却するのを見たら、きっと砦を空にして追撃してくる。その隙に砦に入り、趙の旗印を抜き、この漢の旗印を立てよ。」 そして、下位の将校たちには、「今日は趙軍を破って宴をする。」 と伝えます。 しかし、誰も信じませんでした。 韓信はまず一万の兵を河を背にする形で布陣さます。これが有名な「背水の陣」です。 趙軍はこの配置を見て、漢軍は兵法を知らぬと嘲り笑います。 明け方、韓信は自ら軍旗をおしたて、趙軍へ攻め込みます。 趙軍も砦を開いて応戦し激しい戦いが続きます。 やがて折を見て、韓信はわざと本陣へ退却をはじめます。 趙軍は案の定、砦を空にしてこれを追ってきます。 漢軍の本陣は河を背にしているため、逃げ場がありません。 全軍が決死の覚悟で戦ったため、趙軍はなかなかこれを破ることができません。 この隙に、韓信が送り込んだ二千の伏兵が、砦に侵入し、趙の旗印をすっかり漢の旗印と入れ替えてしまいます。 攻めあぐねた趙軍が一旦砦に引き返そうとしたところ、自軍の砦にはすでに漢の赤い旗印が立ち並んでいます。 てっきり、趙の将軍たちはみな捕らえられたと思い込んでしまい、趙軍はたちまち大混乱に陥り、逃走をはじめます。 こうして、韓信は完全に統制を失った趙軍を挟み撃ちにし、勝利をおさめると、約束どおり戦勝祝いの大宴会をもよおしました。 出典【史記・淮陰侯列伝】

anokhi
質問者

お礼

お礼が遅れましてすみませんでした。 求めるものがあるとしたら史記あたりだろうとは思っていたのですが、やっぱりナナメ読みでは駄目ですね。 ぴったりのお話、ありがとうございます。 が、実は、会の当日に間に合わず、適当な話でお茶を濁してしまいました… ただ、こういう歴史書って、意外と面白い。 これまで興味もなかった分野なんですが、いろいろ読み始めると思いのほかフツーに読めてしまうんですよね。 これを期に他にもいろいろ読んでみたくなりました。

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