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陸の上と海の上を飛んでいる飛行機・・・どちらが安心?

ヨーロッパ行きの飛行機が万一重大なトラブル起こした場合、ほぼずっと大陸の上を飛んでいるのでどこかの国の空港に連絡して緊急着陸させてもらえる(?)と思うのです。 では、アメリカなどに行く場合、ほとんど海の上(太平洋)を飛んでいます。緊急の場合は洋上に不時着するしかないのでしょうか?もし、海が荒れていたり夜間の場合は飛んでいる以上に不安で怖い気がするのですが如何でしょう・・・ つまり、陸の上を飛んでいるほうが万が一の場合、融通がきいてすごく安心な気がするのですが・・・如何なものでしょう?

質問者が選んだベストアンサー

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  • aero2000
  • ベストアンサー率53% (219/412)
回答No.4

質問者様の疑問は、大昔から指摘されており、世界共通で一定のルールがあります。 むかしは、海上でエンジントラブルなどが起きた場合を考慮して、成田・ホノルル便など、空港が近くにない航路を飛行する航空機のはエンジンが3基以上でなければならないとされていました。これらの飛行機は、万一エンジンが同時に2基停止してしまっても、残りのエンジンで一定時間以上飛行できるように設計されており、その時間内に、その機種が着陸できる滑走路がある航路を飛行しています。つまり地球上のどの地点で、エンジンが2基停止したとしても、安全に着陸できるということです。 ところが、近年の技術の進歩・信頼性向上により、基準をクリアした双発機(エンジン2基)の機種でも長時間の洋上飛行が許されています。基準とは、片方のエンジンが停止してしまってから巡航速度で一定時間以上飛行できるかや、エンジントラブルの発生率など、さまざまな認証テストを合格することです。実際に飛行テストを行います。 双発機のエンジン1基での飛行を想定した運行をETOPS(イートップス)といいます。世界で初めてクリアしたのはB777です。 これにより、成田・ホノルル間にB777など双発機が就航するようになりました。以前は、B747の他、DC10、MD11など3発機が主流でした。航空会社としては3発機より双発機の方が燃費がよくコスト削減につながるので積極的に更新しています。 何が言いたいかというと、どの機種もトラブルを想定して設計されていること、その機種がトラブル時に最寄の滑走路まで飛行か可能なルートを飛行していることから、陸上・海上も危険性は同等と考えられます。 アメリカに行くときは、洋上ではなくアラスカ・カナダ上空を飛行しますね。西海岸なら多少南よりなので、洋上でしょうか。でも緊急時はアラスカ、カナダの空港を利用できます。日本発で最も空港から遠ざかる航路を飛行するのはホノルルか、オセアニア地域でしょうか。 余談ですが、世界にはETOPSのためだけに存在している空港があります。太平洋に浮かぶアメリカ領ミッドウェー島にある空港です。もともと定期便が就航していたのですが、今は就航しておらず、経費がかかって仕方がないそうです。しかし廃止してしまうと、近辺を飛行するB777などが困ってしまうので、存続させています。空港の維持費をETOPS利用の航空会社に負担させようかという議論も出ているそうです。 というわけで、安心して海外へお出かけください^^ もっとも全エンジン停止や、テロなどで爆発となるとどうしようもありませんが・・・ ちなみに、エンジントラブルは日常茶飯事なんですよ。ニュースにならないだけで。福知山線脱線事故後のオーバーランのようなもので、航空会社の不祥事など世間が注目している時期にはニュースで流れますが。

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 とてもお詳しくて参考になりました。 B777は最新鋭機なのに何故に双発なのかという疑問も合わせて解けました。 してみれば、日本人がもっともよく行くハワイが最も(飛行中)空港から遠ざかっていたのですね。あとオーストラリアも。 エンジントラブル、そんなにあるのですか(驚!)・・・報道されないだけで・・・そういえば上空で安定飛行中のはずなのに乱気流でひどく揺れて生きた心地がしなかったことも、しょっちゅうありますものね。

その他の回答 (3)

  • nidonen
  • ベストアンサー率55% (3658/6607)
回答No.3

 緊急着陸に関しては、ほとんど差はありません。旅客機が フライトプランを作るときには必ず、飛行経路上に緊急着陸の 可能な代替空港をいくつも設定しているからです。  このような目的地外着陸のことを「 ダイバート 」と呼び、 たとえば北米からの国際線が燃料不足や天候などの理由で 北海道の新千歳空港に着陸する例などが挙げられます。  ご質問の北米線は、一見洋上のみを飛んでいるようですが、 実際には途中に数々の代替空港があります。とくに米本土に 飛ぶ便は、千島列島からアリューシャン列島沿いに飛んで、 アラスカの近くを飛んでいきます。なので、重大トラブルが 発生しても、着陸できる空港は経路上にたくさんあるのです。  いっぽう、大陸上を飛んでいれば、たしかに空港の数自体は 洋上よりは多いかもしれませんが、国際線用の大型機材が着陸 できる空港の数は、実はそんなに変わりません。滑走路の短い 空港にムリヤリ着陸しようものなら、大事故になるでしょう。  また、代替空港までたどり着けないケースを想像してみて ください。そんなとき海の上に着水するのと、飛行機が着陸 できそうな平地を探して胴体着陸するのと、どちらが安全な 気がしますか? 個人的には空港以外の陸地に着陸するほう が大事故につながる気がします。

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 緊急着陸用の代替空港をダイバートというのですね。 フライトプランを立てる際、必ず設定しているとは知りませんでした。 また、北米に飛ぶ便にはそれほど緊急着陸できる空港があると知り、安心です。 しかし、どちらにしても非常時には絶対安全ということはないのですね。その時はそもそも飛行機という乗り物に乗ったという自覚?と運命を天に任すしかないのではと思います。

  • zorro
  • ベストアンサー率25% (12261/49027)
回答No.2

お考えの通りかもしれませんが、どちらも五十歩百歩できけんどはかわりません。

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 一応は(陸の上)の方が幾分、安心感があるようにお考えなのですね。でも、実際の危険度はどちらも大差ないということには変わりないと、私も思います。

  • kekerokun
  • ベストアンサー率35% (85/238)
回答No.1

 緊急着陸の融通はきくかもしれませんが、空港が傍に無かった場合の不時着には、陸上のほうが危険かも。  それ以前に、高度10000メートルの世界では、危険度はどちらも大差無いような気もします。

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 そうですよね、仮に燃料が残り少なくて傍に空港が無くしかも山間部の上空を飛行中といった場合は、同じ条件では海上の方がはるかに安全ですよね。 パイロットはその時の状況で最善を判断するのでしょうね。

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