• 締切済み

粉じん測定について

現在、業者にて作業環境の粉じん測定を実施してもらっているのですが、一部結果で不明な点があります。どうかよろしくお願いします。 測定方法において、遊離けい酸法にて実施しているのですが 実際どのように測定しているのですか? (重量濃度は慣性衝突式 分粒装置HV-500PM4にて実施しております。)

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数6

みんなの回答

  • ayagu
  • ベストアンサー率45% (33/72)
回答No.3

大変遅くなり申し訳ありません。 りん酸法の詳細という事でしたが詳しいことまで全ては書ききれませんので、概要になりますことご容赦ください。 まず、対象の粉塵となるものを採取します。 りん酸法ですので、大抵は堆積粉塵を採取することになろうかと思います。 次に採取した粉塵を乾燥させ粒度を調整します。粒子サイズにより石英の割合が異なる為です。この場合は液相沈降法で調整することになると思います。媒体中を沈降する粒子のサイズと沈降速度の関係から粒径を測定する方法です。この測定法も4,5種類あり、適当とされるものを選びます。こうして調整された粉塵を試験試料とします。 ここからがりん酸法になります。 試料の適量にりん酸を加え、高周波で試料を分散させます。 加熱、溶解、振とう、更に加熱振とう、放冷後温湯を素早く加え混ぜます。ゲル状物質の溶解の為希ホウフッ化水素酸を加え振とうさせ1時間ほど完全静置させます。 静置後吸引ろ過し、加熱、灰化し残渣を秤量します。 これがりん酸残渣で、これよりりん酸残渣率を求めます。 残渣秤量後、この灰化した試料に硫酸、フッ素を加え、蒸発乾固させ恒量になるまで強熱をかけてやります。放冷後残渣を秤量。 これがフッ化水素酸残渣となり、これよりフッ化水素酸残渣率を求めます。 検量線については、調整した標準品を使用し上記と同じ操作を行い、りん酸残渣率よりフッ素残渣率を減じた値と調整した標準品中の石英含有率との相関を確認します。 後は、それぞれ求められた値を遊離珪酸含有率を求める式に入れてやり、それを求めます。 その他、試料により前処理操作が必要なことが多々ありますが、ケースバイケースですのでここでは省きます。 以上がりん酸法の概要となります。

  • ayagu
  • ベストアンサー率45% (33/72)
回答No.2

えーとですね、ご質問の趣旨をよく理解していないかも知れませんので若しそうならおっしゃって下さいね。 粉じん則に法り作業環境測定を行う場合に、まずその粉塵の遊離ケイ酸含有率を調べます。その場合、りん酸法かX線回析法で測定することになります。 石英がりん酸に難溶解で、他の鉱物が比較的溶解しやすい事を利用したのがりん酸法。X線回析は読んで字の如くX線により遊離ケイ酸の種類と量を測定する方法です。 測定機関からの報告書にどちらの分析法を使用したのかは記されている筈です。そうして求めた含有率を元に、粉塵の管理濃度を設定します。   E=3.0/(0.59Q+1) 上記が管理濃度設定の式となります。 E=管理濃度(mg/m3) Q=遊離ケイ酸含有率(%)です。 たとえば遊離ケイ酸含有率が30%の場合その作業場の管理濃度は E=3.0/(0.59*30+1) E=0.16mg/m3 となります。 以前は E=2.9/(0.22Q+1) だったのですが法の改正により厳しくなりました。 ご質問者様がお知りになりたかったのはこの管理濃度の事と思います。   或いは実際の粉塵濃度でしたら、ご質問文にありました分粒装置を装備したサンプラーで捕集した粉塵量を実測しエアーの吸引流量で除してやるか、 粉塵計で測定した相対濃度を変換するかの方法になります。 評価となると又別の話で粉塵濃度(質量濃度)の数値ををそのまま使用して評価計算を行うわけではありません。(正規分布が大前提となっています) 字数制限もありますし、カテ違いかとも思いますので とりあえずは概略だけを記入させていただきました。

shigetake
質問者

お礼

大変丁寧な回答ありがとうございました。 また難題が発生しましたら、どうか宜しくお願いします。

shigetake
質問者

補足

お返事ありがとうございました。大変わかりやすい説明でした。 そもそも今回ご質問したのは、遊離ケイ酸含有量が以前のデータと同値だった のに管理濃度が変化したことからです。この回答で解決できました。 大変申し訳ございませんが、リン酸法の詳細手順についてもご教授頂きたいと思います。どうか宜しくお願いします。

  • ayagu
  • ベストアンサー率45% (33/72)
回答No.1

お知りになりたいのは、遊離珪酸の測定法でしょうか? それとも重量濃度の測定法? 或いは、評価の方法でしょうか?

shigetake
質問者

補足

すいません。基本的なことがわかっておりませんので、 非常に曖昧な質問をしてしまいました。 基本的には粉じん濃度(mg/m3)の求め方をご教授頂きたいと思います。 その中で特に遊離けい酸法について詳細説明下さい。よろしくお願いします。

関連するQ&A

  • 粒経の測定法

    現在、環境化学の研究を行っている大学院生です。 ある物質(混合物)を燃焼させた際に生じた粉塵の粒経を測定しようと考えていますが、測定方法について悩んでいます。 調べているうちに重量法というものに行き当たったのですが、これは重量濃度を調べるもので粒径を測定するものではないとのことで、私の目的とは少し違うようです。 申し訳ないのですが、粒径の測定方法について教えて頂けないでしょうか。 不躾な質問かつカテゴリー違いかもしれませんが、よろしくお願いします。 また平均粒度分布についても教えて頂ければ幸いです。 以上、よろしくお願いします。

  • 低トルク測定を行う場合の測定子の重量条件

    現在、自動車部品のトルク測定を行う設備を設計しています。 機械の構成としては、ステッピングモーター+トルク変換機+ワークを掴むエアーチャックという構成になります。 (各軸受け部にはベアリング、ロータリージョイントを入れてあります) 測定するトルクは、操作時にクリック感がある感じです。 そのため、サインカーブのような0付近~0.02Nm前後のトルク値が出てくると思います。 以下のような条件で測定を行います。 ・測定時の回転数:10rpm ・測定するワークのトルク値:0~0.02Nm(±0.01Nm) ・”ワークを掴むエアーチャック”の重量:10N ・トルク変換機の定格容量:0.5Nm ・ロータリージョイント始動回転トルク:0.05Nm以下 ここで疑問に思ったのが、トルク変換機以降の”ワークを掴むエアーチャック”の重量です。 もちろん、低トルクを測定するため、軽い方が良いのは分るのですが、この部分の重量が測定するトルク値にどのような影響が出るのかが、 不明です。(例えば、測定する回転数が、何rpm以下、何kgf以下までは、測定するトルク値に影響が無い等の理論的な事が不明) たしかに、”ワークを掴むエアーチャック部”の重量が重くなれば、慣性で回り出し、止まる時のトルク値が大きくなりそうな気がしますが、あくまで理論的に理解しいるわけではなく、なんとなくそんな感じがする程度です。 そして、実際に考えていた測定方法は、ワークをチャックしないで、空運転時のトルク値を測定して、その後実際のワークをチャックしてトルク値を測定する。その差の値が、ワークのトルク値になると思っていました。しかし、上に質問したように”ワークを掴むエアーチャック”の重量が、測定するトルク値に関係があるとすると、ワークのトルク値が”ワークを掴むエアーチャック”重量によって変化してしまう事となり、実際のワークのトルク値と違いが生じてしまいます。そのため、何kgfまでokなのかと疑問に思い、質問させて頂きました。 このあたりの知識のある方が、ご教授願えればと思います。お忙しい中、すみませんが、一度ご検討をよろしくお願い致します。

  • シリカ溶液の作製

    シリカスケール形成試験用に、シリカ溶液(100~150mg/L程度)を調整したいと考えています。短期間で実施したいので、水道水等をベースにミネラル分を補給したいと思います。ケイ酸ナトリウムを塩酸で加水分解する方法があるようなのですが、試薬レベルの量(数百グラム)で入手可能でしょうか。またシリカ濃度の定期測定では、モリブデン法を利用した装置が一般的ですが、その他に簡易的な方法、また指示薬など使わない方法などありますでしょうか。 以上ご存知でしたら教えていただけませんでしょうか。 よろしくお願い致します。

  • 水酸化ナトリウムの濃度調整

    粒状の水酸化ナトリウム(96wt%)から0.02mol/L水酸化ナトリウム水溶液を作りたいと思います。 以下の方法で0.02mol/Lの水溶液を作って問題ありませんでしょうか? 1.電子天秤にビーカーを乗せてゼロ点校正をする。 2.水酸化ナトリウムを1粒取ってビーカーに入れ、即刻試薬ビンに蓋をして重量を記録する。 3.記録した重量から0.02mol/Lにするための希釈水量を算出する。 4.ビーカーに超純水を少量入れ、掻き混ぜないようにしながら攪拌棒で静かに完全に溶かす。 5.水溶液をメスシリンダーに全量移して、算出した量まで超純水を入れる。 この試薬を作るに当たって以下のことを条件にしたいと思います。 1.試薬の精度がどこまでとは記載されていないので分かりません。一応0.020mol/Lくらいにはしたいです。 2.濃度が分かっている水酸化ナトリウム水溶液が置いてませんので、濃いものを希釈するという方法は取れません。 3.超純水を作る装置はあります(大気中の二酸化炭素対策)。 なお、濃いものを希釈しないと濃度調整は出来ないというのであれば、粒状から作るのは諦めます。

  • 金魚の水槽の立ち上げのトラブルについて(つづき)

    以前、みなさまにご指導いただきまして、底石を五色石に引替えて、立ち上げ直しました。現在、底面フィルターのほかに、水中リフト式フィルターを併用しています。水槽はL型(23リットル)に、4匹の金魚を入れています。(餌は、一日1回、4粒/匹程度) 水質を試薬で確認しているのですが、先週くらいでアンモニア濃度が下がってきているのが確認できたのですが、逆に亜硝酸塩濃度が異常に高くなってしまっています。 現在は1~2日に一回、半分から1/3程度ずつの水替えをしていますが、濃度は全然下がりません。濃度も試薬で測定できる最高に近い状態まで来てしまっています。 素人ながら、調べたうえで、実施できそうなことは、 1)さらに頻繁に水替えを行う。 2)市販バクテリア剤の類を投入する。 3)一度、水を全替えし、底石やリフトフィルターも洗浄、交換する。 ただ、どれもデメリットがあるように思うので、実際のところどうしていいか、わかりません。 良いアドバイスがありましたら、ぜひお願いいたします。

    • 締切済み
  • 二酸化炭素のトラップ方法

    サンプルに酸を滴下し二酸化炭素を発生させ、それをトラップする装置を作りました。 (密閉性は確実に得られています) 装置の健全性確認として、以下の試験を行いました。 (1)炭酸ナトリウム溶液に、硝酸を滴下し、二酸化炭素を発生させる。 (2)二酸化炭素を、塩化カルシウム溶液に潜らせてCaCO3として回収する。 (3)CaCO3をろ別し、重量を測定する。 上記の操作を数回行ったのですが、CaCO3と見られる沈殿物が全く生成しません。 各溶液の濃度は、沈殿が約1g生成するよう調製しました。 また、酸は十分に加え、装置全体の密閉も確保してあります。 特に、トラップ系に用いた塩化カルシウム溶液の妥当性について、また、その他改善を要するポイントがあれば教えてください。

  • ビル管理;BM、PM、AMの違いを教えてください!

    ビルメン従事14年目になります。管球交換、ラバー・カップ通水、残留塩素濃度測定、電力検針、中央監視装置監視、小規模営繕、空調クレーム対応、熱源監視・発停、テナント請求作成など。ところで「ビル・マネジメント(BM)とプロパティ・マネジメント(PM)、アセット・マネジメント(AM)の違いが未だに理解出来ません」そろそろ理解しないと恥ずかしいです。是非教えてください。

  • 安全衛生に関する質問です。

    こんにちは、 下記について教えてください。 1. 労働安全衛生法と労働安全衛生規則の主な違い 2. 電気工事の場合、作業員が10名以下の場合、安全の担当者は決める必要がないのでしょうか?安全の専任担当者は何名以上で必要になるのでしょうか? 3. 交流アーク溶接機の自動電撃防止装置とはどのようなものでしょうか? 4. 仮設の電線類は地上(通路、床上等)をはわせたらダメなのでしょうか? 5. スイッチボックスとはどのようなものでしょうか? 6. 移動電線に接続する手持型の電灯および仮設配線に接続する架空吊り下げ電灯等にはカバーを取付ける必要があるのですが、カバーを取り付けるとどのような効果があるのでしょうか? 7. 事前に酸素濃度等を測定し酸素濃度18%未満又は硫化水素濃度10ppsを超えるときは、換気を完全に行なってから作業を行う必要があるのですが、この測定は資格者が実施する必要があえるのでしょうか?

  • 粉塵のイオン測定の方法について

    前に一度質問したのですが、ろ紙に採取した浮遊粉塵をICPを用い、イオン測定をしたいのですが、この時に用いる溶液、また測定方法など詳しく教えてください。(ICPの使い方は分かります。)よろしくお願いします。

  • 粉塵をICPを用い、イオン測定をしたいのですが・・・

    ろ紙に採取した浮遊粉塵をICPを用い、イオン測定をしたいのですが、この時に用いる溶液、また測定方法など詳しく教えてください。(ICPの使い方は分かります。)よろしくお願いします。