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不良債権ってどのくらい?
今、不良債権ってニュースや新聞などよく出てきていますが、実際のところ不良債権ってどのくらい(金額)あるのでしょうか?なにかの番組では約60兆円という話を聞いたのですが、なぜ金融庁は明確に国民に教えないのでしょうか?
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金融庁の発表によると、平成13年9月末の全国銀行の不良債権の額は、金融再生法開示債権のベースで、「36.8兆円」としており(リスク管理債権ベースだと35.7兆円)、これが政府発表の正式な数字です。 これに対して、マスコミ等が批判するのは、 1.金融庁が言っている不良債権は「相当ヤバイ」って感じの企業向けの貸出しの数字である。「なかなか苦しい、要注意」くらいの企業向けの貸出しも不良債権として認識すべき。 2.単に支援をしているから生き残っているような企業向けの債権が、不良債権となっていない疑いがあるなど、そもそもの分類が甘い。 ということであり、大抵、金融庁発表の数字より大きな数字で報道されているかと思います。また、金融庁の数字は銀行だけなので、これに信用金庫等を加えれば、当然、数字は増加します。 私見ですが、政府発表の数字は「金融再生法開示債権」だとか何だとか、むやみに難しい用語を使用し、しかも計算のベースが微妙に異なる何種類かの数字があったりして、非常にわかりにくく、もっと一般に分かりやすく説明するように金融庁は努力すべきだと思います。また、金融庁発表の数字自体に、マスコミ等からイマイチ信頼がないことも改善していく必要があるとは思いますが、マスコミも「不良債権はこんなに多い=日本経済はこんなに悪い」と、必要以上に騒ぎすぎではないかな、という気もしています。
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- ryon2
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経済財政白書によると、現在の不良債権の額は30兆円です。毎年10兆円くらいづつ処理しているのですが、処理しても処理しても同じ速度で新しく不良債権が発生するので、この額はここ数年変わっていないそうです。 そもそも、不良債権というのはどのくらい「良くない」債権かという定義付けで、額は変わるんだと思います。テレビの番組で報じられた60兆円というのは区にとは違う基準で試算したんじゃないかと思います。でも、国も知らない隠れた不良債権があるのかもしれません。そこのところは番組を制作した人に聞くしかないですね。 一応、国は国民に「不良債権の額は30兆円だぞ」って教えてくれています。かくしてはいません。