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テクノストラクチャー工法について

札幌在住で新築検討中です。 個人的には在来木軸工法で考えていましたが、新聞で テクノストラクチャー工法を知り大変興味を持ちました。市内に施工会社もあり、話を聞くと地震にも強くハリもかなり飛ばせるとの説明で、広く間取りを取りたいと思っていた、私には大変魅了的に感じました。 札幌では木造住宅扱いのも魅力です。 ただ、業者はメリットしか説明しないので、実際に建てた方のご意見や専門家の方の客観的なアドバイスを教えて下さい。 特にナックル系の工法との差、雪国向きの工法なのか など、お願いします。

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回答No.3

No.2です。 私からの説明が若干誤解されている様ですので、補足させていただきます。 >私も垂直方向に対しては、テクノビームは使わないのが不思議に感じます。 私は垂直方向(柱)にもテクノビームを使った方が良いと考えている訳ではありません。 テクノビームは横からの加重を受け止める梁・胴差しに使われるべきもので、縦の加重を支える柱は木でも十分な強さを持っています。 ただ、標準的なテクノストラクチャー工法の仕様には、木造軸組で必要な火打ち梁がないので、これに代わりに軽量鉄骨軸組に用いられる鉄骨ブレースの様な補強金物でトラス形成にすべきだと思っただけです。 >断熱に関しては、ロックウールを使いKMブラケットで固定とのことです。 KMブラケットとは断熱材を貫通し柱と胴縁を固定する部材です。 この部材を使うと必然的に外壁は胴縁にビス止めされる形になるのではないでしょうか? 胴縁の厚みがどれ程か解りませんが、同様に胴縁のみに固定された外貼り断熱工法の外壁材には既に落下などのトラブル事例が報告されています。 私個人の見解かもしれませんが、前にも書いたとおり外壁は柱まで貫通するビス等で、しっかりと固定されるべきだと思っています。 ただしその場合はビスの熱橋(ヒートブリッジ)による構造躯体への影響も考慮しなければなりませんが。。。

tuu_chan
質問者

お礼

何度もすみません。実は気になり直接メーカーに聞いてみました。垂直方向(柱)に関しては十分強度はとれますとの回答でした(割り箸を立てて上から押しても、折れないと同じとのこと) 外壁に関しては、サイディング以外(タイルなど)は工夫が必要との回答でした。 昨日、市内で別の施工会社の物件を見学しましたが北海道内では施工実績が少なく数パターンからの選択しか出来ないようです、またメーカーの構造計算をクリアーするには、間取りの自由度が奪われるようですので、今回は見送る可能性が高いです。 色々とありがとうございます。

その他の回答 (2)

回答No.2

テクノストラクチャー工法で1番の特徴は、軽量鉄骨H形鋼の上下を集成材でサンドイッチした”テクノビーム”と呼ばれる独特の梁材にあります。 これによって国産材では2間(約3.6m)が開口部の最大長であるのに対し、テクノビームは3.3間(約6m)までの開口部がとれるというのが魅力でしょう。 ※現在は米松集成材などのエンジニアリングウッドもあるので、実際には在来工法でも大開口は可能。 (ナックル系の工法との差) ナックル工法にはテクノビームの様に特殊な構造材は使用されていませんが、工場生産のプレカット材には仕口・継手ではなく独自の接合金具が取り付けられています。 どちらの場合も構造材の接合強度が現場施工に頼らず確保されるとういうメリット(メーカー談)があるようです。 以下は私個人の意見として書かせてください。。。 そもそも、軸組工法とは”柔接合”が基本の筈です。 柱と梁・胴差しは、縦方向は筋交い、横方向は火打ち梁がトラス(三角形)を形成することで”弾力のある強さ”が得られる物だと思っています。 従来、木造軸組に用いられる金物は、これらがズレたり外れたりするのを防ぐ為の補強金物であるべきで、ラーメン構造の様な”剛接合”の役割を与えるべきでは無いでしょう。 テクノストラクチャー工法の構造図を見ると、筋交いはありますが火打ち梁が入っていません。 つまりテクノビーム同士の接合(水平方向)は剛接合で柱との接合(垂直方向)は柔接合となっているようです。 勿論、メーカーの説明では構造計算を元に設計されていますから、強度には絶対の自信があるのでしょうが、この様な新工法では経年観察がなされていない訳ですから 、10年~20年後の事は誰にも解らない筈です。 もうひとつ気になることがあります。 北海道だと外断熱との併用をお考えではないでしょうか? 外断熱だと外壁側から胴縁(通気層)~断熱材~防水シート~構造用面材を貫通し、柱まで達する長大なビスで外壁を固定する必要がありますが、テクノビームを用いた梁・胴差にはビスが効かない訳ですから、結果として柱・管柱のみで重い外壁を支えなければならない事になると思います。 もし、地震などが起きた際に、躯体には影響が無くても外壁が落下することが起こり得るような気がします。 確かにtuu_chanさんが仰るように業者はメリットしか説明しませんので、私が書いたことも実証された欠点という訳ではありません。(敢えてあら探しをすれば。。。程度に考えていただいても構いません) ただ最後に、私個人の意見をもうひとつ加えるとすれば、北海道の用な極寒冷地ではツーバイフォーが最も適していると思っています。

tuu_chan
質問者

お礼

ありがとうございます。私も垂直方向に対しては、テクノビームは使わないのが不思議に感じます。 断熱に関しては、ロックウールを使いKMブラケットで固定とのことです。 工法自体は10年しか経ってないですので、20年、30年後は判らないですよね。 ツーバイも検討中ですが間取りと将来の増改築のこと考えると、中途しています。 近所にはFP工法の本家もあるのですが(苦笑) hide650929さんの気になる点も私も同様に感じますので、確認したいと思います。

  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.1

はっきり言いますと、これも木造軸組工法でありよく在来木造といわれるものの一つに過ぎません。 従来との大きな違いは金物を使用しているということです。 金物を使った工法は実はこれに限らす沢山あります。 もう一つの話としてはテクノストラクチャーでは梁勝ちを採用していることです。 つまり通し柱がありません。 あともう一つは集成材(エンジニアリングウッドなどと呼ばれます)の使用ですね。 特長といえるのはこの3点ですからこれらについて述べましょう。 1.金物工法 古民家などでは非常に太い柱や梁を使っていましたからホゾなどの木材の欠けはあまり問題ではありませんでした。しかしながら現在はそれほど太い柱を使うというのは経済性などの面で難しいため、ずっと細いものを使います。 そうすると欠けはかなり問題になります。 しかし金物工法では基本的に木材と木材をホゾではなく金物で接合するので非常に強力です。 鉄は木材より強いですから、地震等の場合でも金物が壊れることはなく、木材側の方が負けてしまう位です。 そして木材には大きな欠けがないので木材自体の強度も最大限に発揮できます。 2.梁勝ち  メーカーは単にこれは上下階の関係に縛られずに間取りの自由度か増すという理由だけで採用しているように見受けられるのですが、実は通し柱がなくて梁勝ちになっているのは地震に強いという話があります。 特に耐力壁の強さは抜群です。そのためより強い耐力壁を作る場合には梁勝ちの構造にします。 3.集成材(エンジニアリングウッド) この集成材の登場で非常に強度があり、かつ安定した品質の木材を作れるようになりました。 このため従来では不可能だった木造建造物が作れます。通常の無垢材より強度も非常に高いです。 理由は簡単で乾燥を理想的なレベルまで簡単に出来るということ、工場で管理できるので品質が安定しているためです。大体通常の木材の2倍はあると言われています。 また実績も古くは50年以上前から使われだしており、今のところ重大な問題も生じていないことから実績もあります。(一部はがれが問題になったことがあるのですが、初めからそれは接着不良の不良品だったことがわかっています) 別にテクノストラクチャーを進めるつもりはありませんけど、上記3点を満足した構造でかつ、適切に耐力壁を配置したものであれば(実は一番重要なのはこれなんですけど)、非常に地震等にも強い住宅になるでしょう。 雪も特に問題にはなりません。 私の家はテクノストラクチャー工法ではありませんけど、同じく上記3点を満たした手法を使っています。

tuu_chan
質問者

お礼

回答のほう、ありがとうございます。やはり耐力壁の作りと配置も重要ですね。参考になりました。 それにしても、とてもお詳しいですね、私も勉強します。 walkingdicさんの手法、差し支えなければ教えてくれませんか?

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