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助詞「が」「の」の用法について
こんにちは。 (1)「スポーツが好き」 (2)「スポーツが好きな子」 この2つの文はどちらも文法的に正しい文でしょうか? もし正しいとすれば、文中の助詞「が」はどのような用法で使われているのでしょうか? 私は(2)の文は正しくないように思いました。 辞書によると「が」の前にくる体言が述部の主体であることを示すとあります。 これにのっとると(2)の文には述語がありませんので、「が」を使用することはできないのではないかと思いました。 学校の先生によると(1)も(2)も正しいようなのですが、(2)で使われている「が」の用法がいまいちわかりません。 どなたか教えてください!
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「が」の機能には、主体を示す機能と、対格(対象・目的を示す格)を示す機能の2種類の機能があります。 質問者の方が、挙げられた例は、いづれも、対格を示す「が」の機能の例で、両方とも正しいです。 対格の「が」は、可能、希望、好悪、巧拙などに限定された使い方をします。意味的には「を」に近いです。 以下は、その例です。 (1)可能:「彼は、英語がうまく話せる」 (2)希望:「あー、金が欲しい」「水が飲みたい」 (3)好悪:「小説を読むのが好きだ」「私は、彼がきらいだ」 (4)巧拙:「彼女はダンスが得意だ」 「スポーツが好き」「スポーツが好きな子」の例は、(3)の使い方です。 また、「スポーツが好きな子」という表現は、「スポーツが好きである子」という意味で、「スポーツが好き」の部分が、「子」を連体修飾していると考えればよいのではないでしょうか?
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- luune21
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格助詞の「が」には、主体をあらわす役割の他に、前と後をくっつけて一つにするという役割もあります。修飾機能といいてもいいかと思います。 (2)は、その修飾機能の例になります。「の」と同じような意味になり、格助詞ではなく連体助詞という言い方をする人もいます。 例としては「君が代」「風が穏やかな日」など。
お礼
連体助詞、ですか~聞いたことあります。 「の」と同じ意味で用いられる事もあるんですね。 調べてみます!ご回答ありがとうございました!!
お礼
「が」にそんなたくさん用例があるなんて・・・大変勉強になります。 「スポーツが好きである子」と考えればいいんですね。それならなんだかしっくりきます。 やはり連体修飾でしたか・・回答ありがとうございました!