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ゲーテ色彩論

ゲーテ色彩論がどういうものなのか、知りたいのですが、文献を読む前に具体的な絵画を見たいと考えています。そこでゲーテ色彩論を取り入れている画家にはどんな人がいるのか、回答お願いします。

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回答No.2

お読み頂き有難うございます。 補足いたします。最大の光量を徐々に減らすと、最初に黄色が見えてきます。更に減らすとその両側に黄緑と橙が見えてきます。逆に、真っ暗から徐々に光を増やすと青色が最初に見えて、更に増やすと、その両側に、黄緑と赤紫が見えてきてきます。 この光を徐々に減らして見える幾つもの色と、反対に増やして見える幾つもの色が最終的に一致して、円となるのです。 ここで、黄色と青色は補色関係になります。 従いまして、この光の増減によって見える色が変化しますから、この順番に色を配置すれば、絵に光量の動きを書き込むことができるのです。ターナーの絵の白は本当に明るいところ、黄色いところはそれよりも、光がすくないところ、順番に描かれています。 ここでの問題は、光は明度・彩度を変化させませんが、絵の具は重ねていくと明度と彩度が落ちてきますので、それらを変化させないで、自分が表現したい色々な色を如何に表現するかが画家の力量です。 この流れから、点描画法(小さな色の点はキャンパス上で混じってないので、彩度は落ちていないが、人間が見てから画家が希望する混色となるのです)が生まれている。

chon8chon9
質問者

補足

さらに疑問があるのですが、真っ暗から徐々に光を増やしていく時に始めに見える色、というのはイメージが湧くのですが、逆に最大の光量から徐々に減らすということのイメージが湧きません。というのは、最大の光量、ということはあり得るのでしょうか?どこまでも光は増やせるのではないでしょうか?

その他の回答 (1)

回答No.1

色彩を、虹に見られるように赤から順番に紫と直線的に理解するのではなく、光量が増減するときにどのような色が最初に見えてくるかの順番で色を見出すのです。 こうして12色環が出来ると、黄色(乃至、青色)を起点としてその右回りで色を配色する、その左回りで色を配色することで、実際の光の変化増減を画面上に表すことが出来ます。 一番著名なのは、印象派の先駆者と言われている ターナーTurner (1775-1851). です。 http://www.ibiblio.org/wm/paint/auth/turner/ この中の絵画で、光が多くあると白になる加法混色を利用していることがわかります。

chon8chon9
質問者

補足

ターナーは印象派の先駆者なのですね。 もう少し訊きたいのですが、12色環はなぜ、環、つまり円なのですか?暗い状態から徐々に光を加えていって見えてくる順に色を並べていってそれが循環して1周して元に戻るというのは何を意味しているのですか?

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