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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:インフレの弊害(FRBの狙い))
インフレの弊害(FRBの狙い)
このQ&Aのポイント
- FRBは二年間利率を上げ続けています。そして、直近のFOMCで利上げ休止の可能性を示唆しました。なぜそのようなリスクを犯してまでインフレを抑制する必要があるのでしょうか?
- アメリカで起こっているインフレは好景気を要因とするものですが、それほどたちの悪いインフレではないと思います。経済成長に伴う、ある程度のインフレは不可避ですよね。
- なぜFRBはインフレ抑制にそこまで固執するのでしょうか?
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その疑問は、「 FRBはこの2年、金利を上げ続けている 」という 点にのみ着目した場合、導き出されます。それ以前を見ると、2000 年に 6.5 %まで上げたFF金利を、わずか1年で 4.75 %も下げています。 そのため '02 年以降、FF金利は2%未満で推移していたのです。 そう考えると、現在の利上げはむしろ、金利水準を元に戻そうと している流れの一環と考えるべきです。少なくとも金利を 5% 台で 抑える意思を示したということは、'90 年代末期のITバブル崩壊を 再現させないため、景気を過熱しすぎないようにコントロールする というFRBの意思の現われと言えるでしょう。 我々はいま、ダウ平均が1万ドル台なのを当たり前に感じていますが、 '98 年にダウが史上初めて1万ドルを突破したときは全米中がお祭り 騒ぎでした。私はそのころ米国にいたので、新聞報道などの様子をよく 覚えています。それは日本ほどのバブルではなかったにしろ、その後の IT バブル崩壊は米国にとって手痛いものでした。 そのため FRB は現在、適度に景気を刺激しつつ、上ブタを被せる ことで過熱感を抑えようとコントロールしています。バーナンキ議長は 就任当初こそ口が滑りすぎたところがありましたが、現在のところは 無難に景気調整をこなしていると思いますよ。
お礼
詳しく説明してくださってありがとうございました。