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アセトンって極性非プロトン性溶媒?

rei00の回答

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  • rei00
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回答No.2

 「化学辞典」(東京化学同人)によると,「プロトン性溶媒」とは『自分自身で解離してプロトンを生じる溶媒』であり,「非プロトン性溶媒」とは『プロトンを供与する能力が著しく低い溶媒』です。  ここで,「プロトン性溶媒」の『自分自身で解離』と「非プロトン性溶媒」の『プロトンを供与する能力が著しく低い』を考えれば,お書きの「アセトン、MEK、MIBK、シクロヘキサノン等のケトン類」も非プロトン性溶媒となります。  何故なら,これらケトン類はケト-エノ-ルの互変異性は起こしますが,塩基の作用無しに『自分自身で解離』してプロトンは出さないと考えられますし,もし出すとしても非常に微量であり,その『能力は著しく低い』からです。 loveobo さん: > keto-enol互変異性からプロトン性もあると考えるのか??  こう言った記述を私も目にした気がして今回「化学辞典」を見たのですが,あまり考えなくて良いようです。また,ケトン類がプロトン性溶媒になるとすると,ケトン類だけでなく DMSO もプロトン性溶媒になってしまいませんか?

nonomaster
質問者

お礼

rei00さんこんばんは。いつもこのサイトでrei00さんのご回答で勉強させていただいてます。 “自発的に解離する”との定義ははじめて聞きました。現在、化学辞典を閲覧できる環境にいないもので…。学生時代の方が資料に関しては揃っていましたね。私の参考資料は溶剤ポケットブック、モリソンボイド有機化学、分析化学(水野著)です(自宅でこのサイトに入っているため書籍の情報不足です。すいません)この参考文献では定義がはっきりせず質問させていただきました。 この定義によると、やはりケトン類も分類すれば非プロトン性溶媒になることは間違いないようですね。ありがとうございました。 今後も勉強させていただきます。また質問するときはよろしくお願いします。

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