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資本主義の理想状態は何でしょう
社会主義や共産主義は、未来にビジョンがあると思いますが、資本主義にあるんでしょうか。1人1人は資産家になるという目標をもてますが、全人類の目標みたいなものがない、社会システムなのでしょうか。 資本主義の… 理想・未来・目標・目指すべき理念は何でしょうか。 資本主義っていうのは、万人が幸せになれない経済システムであるとは限らない、という認識を持つべきなのでしょうか。万人が企業価値さえ知っていれば、あらゆる資本家が幸せになれる社会システムだと、あなたは言い切れますか。(この認識でよいのでしょうか。)それとも、取って代わるモノがないから、資本主義経済の中で生きていますか。
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おそらく経済学者の言う「完全市場」の状態が理想でしょう。 その状態では政府の介入の必要が無く、あらゆる問題が「価格機能」で処理されます。例えば賃金も能力に比例して支払われ、より多く消費できる人は能力の高い人・危険を甘受する人・長時間労働をいとわない人に限られる訳です。 天災やことによると人災に対する備えさえも民営保険でカバーできるかもしれません。 すなわち民主主義の理想とする「無政府状態」と近しいものでしょうか。 ただし「国家防衛」と「国による格差」の困難を考えると、全世界が一つの統治体になるか、少なくとも文化以外の格差が僅少でなければ「国家による介入の排除」は実現しない、とすると果てしない未来のことではあります。
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- luune21
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極端にいえば、資本主義に未来に向けての理念はありません。せいぜい近未来どまりです。基本的には現在がすべてという考えかたでしょう。 資本主義は、その仕組み(先行投資等)からいって常に拡大しなければなりません。現状のままでずっと過ごすことができないのです。当然のことですが、地球の資源には限りがあり、環境にも限りがあります。ずっと自由のまま拡大し続けることはそもそも不可能です。それらの問題を調整していくことになるのでしょうが、それは、それこそ社会主義というもんです。 環境サミットだの京都議定書だのって、そもそもが社会主義的な考え方だと思います(修正資本主義と呼ぶ人もあるでしょうが)。 資本主義というのは、資本が最優先という意味ですから、当然、利益が最優先です。利益は目先のものとよくなじみます。先の利益のことなんてせいぜい50年先まででしょう。もっとも、自分(達)の今が一番大事という点では、もっともすぐれた考え方には違いありませんが。 また、貧富の差も必須条件で、富の享受者が変遷する(というか変遷するはずです)ことはあっても皆が富を得ることはできません。貧富の落差が経済のエネルギーになっていますし、またプライドのエネルギーにもなっています。地球上の皆が気持ちよく一生を終えたいという権利と欲求が全体的な意思ともなれば、遅かれ早かれいきづまることになるでしょう。 資本主義というのは人間の進化しきれていない、いわば獣性のようなものを原理としています。したがって、人間の大脳がさらに発達して進化しない限り、これにかわる主義・制度の出現もないでしょう。きっと滅亡のときまでずっと戦い続ける運命なんでしょう。
お礼
…やっぱり、大金持ちがいるのは、(極端に)その逆の人がいるって事なんでしょうか。私は、両親の影響でずっと社会主義的な思想を抱いて生きてきたんですが(というか学校の社会科の授業はそんなモノだったような) でも流行に乗って株式投資をしたりして…例えば松下幸之助の経営理念は、世界から貧困を無くす事を聞いて、考え、資本主義もそういう幸せな世界(万人が安定した生活ができるという意味の)が、可能なのかなと思い直していたところです。 平等って考えが難しいように、どこまでいっても貧困っていう言葉はなくならず、競争原理はありつづけるんでしょうか。まぁ、確かに競争の要素がなければ、人間はつまらないんでしょうけど。 理想状態とか天国とかじゃなくても、"整った世界"があると思ったんですが…そうじゃなかったのか。人の苦痛とか楽とかいう視点で考えても、無駄なのか…難しいです。
- pluto002
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特にこれといった定義があるものではないと思いますが、基本的に法、ルールを守っていれば何をしたって関係ないと考えるシンプルなものとなるのでしょう。あとは当人の自由でありなんだかんだと周囲が口を出す問題ではない と言ったところでしょうか。 モラルや倫理観といった、明確ではない事柄や微妙な問題に対し取り組みを行うのではなく、ルールに基づき行動すればすべてよしと考えるもの。根本的な概念として "自由" という事が根拠なのではないでしょうか。 日本では倫理観や道徳と言った事がよく言われます。しかしアメリカなどではあまり倫理とか道徳といった事で問われる事柄は非常に少ないと言われています。なぜそうなるのかと言えば、倫理や道徳 = キリスト教であり神であるからです。 だから「神はそう望んでいるでしょうか?」なんて言葉がちらほらと聞こえてきたりします。 日本人の多くの子供は小さな頃から漫画やテレビで倫理観、道徳という観念を観て育ちます。一方で一神教のキリスト教系国家の多くは道徳 = キリスト教として育ってゆきます。 また、ギャラップ 社がどんな会社なのかも私は知りませんが、下記の様なHPもあります。 http://blackshadow.seesaa.net/article/1202726.html より一部抜粋 ネタ元はギャラップ社が行なったアンケート調査。 「ほぼ半数のアメリカ人が、人は10,000年前に神によって作られたと信じている」 という衝撃的なタイトルの記事だ。 ・ 中略 ・ 進化論に科学的根拠があるという事実を知っているものがたったの3分の1というのがすごい。 しかしもっとすごいのは次の部分だ。同時に行なわれた創造説に関するアンケートでは 実に45%もの回答者が、神が10,000年前に人間を現在の形につくりあげたとする説を信じている事が分かった。 また、この調査では3分の1のアメリカ人が 「聖書は全て神の実際の言葉であり、一語一句残らず文字通りに受け取るべきだ」 と信じていると結んでいる。 この調査を行なったギャラップは由緒あるお堅い調査会社で・・・・・・・・・・・・
お礼
自由主義という認識でいいんでしょうか…この世界で生きていると疲れるのは、全て自由であるので、自己責任であらゆる物事が片付いてしまうからなんじゃないかと、最近思います。少なくとも道徳も薄く、私は国や民族のアイデンティティも意図的に薄くしているつもりなので、なにか価値を探していて…お金の多い少ないにあらゆる価値を見出せないかと思いました。人の場合は、幸せはすべてとはいいませんが、ある程度は金で買えます。あらゆる例外がありますが、大抵は金がないとどうにかならない。 貨幣価値意外に神が価値にからんでくる限り…その他の様々な価値がからみ、物事が動いている限り、金だけを基準にあらゆる事を考えることはできないってことでしょうか。少なくとも全人類は。
- huge_shock
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日本が過去に帝国主義をつくり上げようとしたとき、政府は完全に機能する市場を作ることを目的としていたそうです。帝国主義と資本主義とどんなかかわりが?と自分で思いましたが、学者によっていろんなことを言うので素人目にはまったく何が何の主義だかわかりません。朝鮮の言ってる事と、やってることもわかりません。
お礼
満州事変などの発端も、そういった理念があったのは知っています。経済的なバランスを保って、世界平和を目指すのは…日本の独り善がりと言われますが、可能性として考えるのは、意味がありそうですね。ここに資本主義というか経済的な観点があったのは、見落としていました。暇があるときに何らかの書籍にあたってみます。帝国主義の行き着いた先は、資本主義に行き着いた先と、同じなのでしょうか。
お礼
私が感化されたのは「完全市場」ってやつなんですかね…。お金で交換できないモノの価値がない世界と全人類が認識することによって、なりたつ世界ってことなんでしょうか。資本主義って、そんな壮大な世界を目指す考え方なのでしょうか。(疑問ばっかりですみません。) そういえば十数年前のSFで、企業が国家の変わりになるみたいな、ストーリが流行ったらしいですが、そういう世界も、その果てしない未来の過程なんでしょうか。