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処方箋に切り替わる理由
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医薬分業ですね。 一言で申すと医学と薬学はそもそも別の分野だからです。 薬剤師のいない病院よりも、薬剤師が薬を処方した方が間違いが起こるリスクが当然少なくなります。間違えた処方を医師が書いても気付く確率が高くなります。 薬の飲み方の指示や、薬の飲み合わせの指示等も、本来は医師の仕事ではありません。専門の薬剤師が指示した方が患者さんにとって安全です。
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- papachin
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医薬分業の発端は、中世ヨーロッパの王様が、毒殺を回避するためにスタートした制度です。つまり、王様を殺そうと計画しているものが、王様が病気になったとき、王様の主治医に依頼して、治療薬の替わりに毒薬を渡してもらい、王様を病死と見せかけて殺そうとしたのでした。それを回避するため、王様は、主治医に薬を出さずに、必要な薬を書いた紙を出すように言いました。それが、処方せんです。その王様は、その処方せんを隣町の薬局で薬をもらいました。その方法ですと、毒薬を飲まずに済みます。 今では、毒殺はないでしょうが、仮に、現代でも主治医が、直接患者に薬を渡せるなら、毒の入った粉薬を渡して、毒殺し、死亡診断書を書けば、毒殺が可能です。(まあ、警察の捜査能力が昔と違うのですぐわかってしまうでしょうが) 現代の医薬分業の意義は、医療の専門分化です。現在では、内科でも「循環器科」「呼吸器科」「消化器科」など、専門化が進んでいます。薬に関しては、薬剤師です。すべての医療機関に薬剤師がいればいいのですが、患者の少ない診療所では、薬剤師を常勤で置いておくことは、経済的に不可能です。また、患者が、それぞれの医療機関で薬をもらって帰るよりも、どこの医療機関を受診しても、ひとつの薬局で薬をもらうようにすれば、飲み合わせや重複、過去の服用歴からのチェックなど、より安全で適切に服用できるようになります。 ほかにも、理由はありますが、これくらいでどうでしょうか?
- turbo27
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むかーし、テレビでそれを騒いでいた事があります。 今も医療問題でいろいろ番組が作られますよね。「ここがおかしい」とかって。それのはしりです。 で、何を騒いでいたかと言うと、患者が薬漬けになっていると。よく年配の方が病院に行くと、持ちきれないほどどっちゃり薬を出されてました。 昔は薬は病院で出していたので、病院は薬を出せば出すほど儲かる。そこで患者にとって本当はそんなに必要では無い薬まで出していると。 対して欧米では病院と薬局が分かれていて、処方箋をだして薬局で薬をもらうシステムなので、医者は薬をめちゃくちゃ出せば儲かるというシステムではないので、患者にとって必要だと思われる薬しかださない。 「日本の医薬制度は患者の為ではなく、医者が儲かるようにできているからまちがっている~!」と言う事でしたw。 それに対して「じゃあ制度を改正していこう」という事で、薬の利ザヤを圧縮したりして、制度的に病院が薬を出してもあまり儲からないようにして変えていったみたいです。 もう一つの理由として財政難での「医療保険費の支出の圧縮」という事があったんでしょうが…www。 薬のエキスパートは薬剤師さんで、本当の詳しい所では医者もかなわないそうです。そういう意味では安全面についても、それぞれ独立した薬剤師さんが関わる事で患者さんにとってもいいようですね。 本来の姿になったという事じゃないでしょうかw。
- ursonice
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一言で言えば国の方針なのですが、 なぜ国がそうしたかはいろんな理由があります。 ○医薬分業による医療の質の向上(建前) ○医療費の削減(薬価差益を減らし医師の不正を減らす等) ○アメリカの圧力 3番目の理由は知られていませんがお上が医薬分業を推進する前の事です。 当時は対米貿易黒字が莫大であった日本に米国は市場開放を訴えていました。 表面化したものにオレンジ、牛肉問題などがありあしたが 実は外資が日本の市場に入り易いように市場を開放していると示すものとして 医薬分業が挙がったのです。(嫌がらせみたいにも見えますが…) 米国は日本の市場が開かれていない象徴として薬価を採り上げました。 自由経済の国なのに薬の値段を国が決めるのはおかしい。 これは市場が開かれていない証拠だと言ってきたのです。 (大きなお世話ですがアメリカには勝てませんからねぇ…) 以上、あるアメリカ薬剤師会員の情報です。
- meitoku
- ベストアンサー率22% (2258/10048)
日本薬剤師会 医薬分業について http://www.nichiyaku.or.jp/contents/bunqa/default.html 医療機関側の事情 薬での薬価と購入価の差(利ザヤ)が圧縮され儲けが出なくなって来た事。 処方箋を発行した方が確実に手数料収入が入る。 薬の在庫を持たないから薬のロスが無くなる。 患者さんの症状に応じて的確な薬を処方できる。 但し、患者側は医療機関の傍にある調剤薬局(門前薬局)にいかないとすぐにお薬が用意出来ない場合があります。 両者は使用する薬について情報交換をしているからです。 調剤薬局も企業ですから販売されている薬全てを事前に用意する事はありません。使用期限がきて無駄になってしまいますからね。
- ats_ats
- ベストアンサー率24% (174/704)
こんにちは、 建て前: 本来、薬は処方箋を発行し薬局で調剤されるものです。 医師法・薬事法の特例として(患者の求め・僻地など)医師が直接薬剤を患者に渡すことが許されています。 ということで、近年の医薬分業は本来の姿に戻るということです。 そのメリットとして、医師の過剰な処方の抑制、患者の安全性の確保などが挙げられます。 厚生省が建て前に挙げるだけに嘘ではありません。 本音: 厚生省が医薬分業を推進した。 その過程で薬剤そのものの利ざやが極端に低下した。 薬剤は常に500~1000万程度(病院・医院の規模などにより変動)の在庫があります。(たとえば10錠しかいらない薬でも包装単位は100錠など) 利ざやが少なく、在庫が多い商品はいらない!! 病院経営上利益は上げなければならず、院外処方分在庫が減少すれば経営も楽。 これは単に儲けようというわけではなく、医師や看護士への人件費に充当できるという利点につながります。(優秀な医師看護士が雇用できる) また、薬局薬剤師にとっても本来の薬剤師の職能を発揮できるので歓迎されました。
病院で薬が出る場合でも処方はされています。 院外処方が増えている理由は医薬分業が勧められているから。 かかりつけの病院があるように薬局もそのようにする。これにより薬の副作用の防止などそれなりの利点があります。 これ以上はうまく説明できそうにないので参考になりそうなページを載せておきます。ご覧ください。
- sirouto1gou
- ベストアンサー率39% (316/808)
理由はいろいろとありますが、建前上は医薬分業ですね。 本音は(推測ですが)病院内で薬剤師を雇った際の人件費が厳しいからだと思いますが。
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補足
私は過去薬学にチョコット触れたことがあります。 記憶上本当なのかは自信ありませんが、 ヨーロッパではこのような病院と薬局を別にする処方がスタンダードだそうで、 それに対して日本は「薬は病院が出すべき」という考え方が強く、そこの面処方箋に対する事が日本は遅れているだそうです。 私は薬局を「お店・商店」と思っていたので薬を薬局に任せても良いのかという気持ちが強かったのですが。