• ベストアンサー

細胞の生死の判断

素人質問となり恐縮なのですが,細胞の生死を判断するにはどうしているのでしょうか?遺伝子注入(マイクロインジェクション)などで,成功の是非を決めるのに細胞死マーカーというのを使うというのを聞いたことがあるのですが,何かの色素とか蛍光体でしょうか?そして,それを使うと,死の前後で何が変わるのでしょうか?また,他に細胞の生死を判断する方法が御座いましたらご教示頂ければと思います.よろしくお願いします.

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • TCA
  • ベストアンサー率49% (115/231)
回答No.1

遺伝子注入はやっていませんが、細胞のバイアビリティを評価しています。そのとき使う色素をご紹介します。 検体中の細胞数が多く、血球計算盤で細胞の数を数える時はトリパンブルーを使います。生細胞はトリパンブルーを排出できるので、死んだ細胞のみ青~紺色に染まります。 蛍光物質ではpropidium iodide やcalcein-AM などを使います。propidium iodide は生細胞の膜を透過しないので、死細胞の核が染まります。 calcein-AM は生きている細胞の中で代謝されて蛍光物質に変化するので、生細胞の細胞質が染まります。 細胞数が多く、検体数も多い場合は、顕微鏡で数えると大変なので、細胞の代謝活性を細胞数に換算しています。この場合はMTTやalamar blueを使用します。

reooreo
質問者

お礼

ありがとう御座います.聞き慣れない物質名で困惑しますが,勉強してみます.

その他の回答 (1)

回答No.2

以外ですが、細胞の生死判定は透過型電子顕微鏡で一目瞭然です。もうすぐ死ぬであろう具合の悪い細胞もわかります。働きの鈍くなった細胞は、ミトコンドリアのクリステの退化などからも知ることができます。 最近では、ティッシュエンジニアリングの分野でも電顕による判定は見直されています。 ただ、電顕が高価なうえに試料作製技術に熟練を要するので、研究者が日常的に使うのは難しいでしょう。

関連するQ&A

  • 植物のプロトプラストを用いた細胞死検定について。

    現在、植物のプロトプラストに、すでに細胞死を誘導すると分かっている遺伝子を導入し、エバンスブルー染色によりその細胞死の確認を行っています。 今後は細胞死を誘導するであろうと予想される遺伝子を片っ端から導入し、細胞死を観察することでスクリーニングを行おうと思っています。 現時点では、遺伝子が導入された細胞をピンポイントで見つけ、その生死を確認するために同時にGFPを導入し、顕微鏡で観察しようとしています。 しかし、ポジコンの実験においてGFPの蛍光が観察される細胞が少なく、始めは導入効率が悪いのかとも思ったのですが、明視野で確認するとエバンスブルーで染まった細胞がいくつもあったのですが、何度繰り返して確認しても青く染まったプロトプラストにおいてGFPの蛍光が観察できませんでした。 そこで質問なのですが、GFPを導入した細胞をエバンスブルーで染色するとGFPの蛍光は観察できなくなるのですか?(青く染まった細胞は自家蛍光すら見えず蛍光観察下で真っ暗に見えたので) もしくは、GFPが発現していても細胞死が起きると蛍光が観察されなくなるのですか? 詳しい方いましたら教えてください。 また、プロトプラストの細胞死検定において遺伝子が導入された細胞を的確に見つけ細胞死の有無を確認できる方法があれば教えて下さい。 よろしくお願いします。

  • 生細胞なのに試薬が染まってしまう・・・

    最近、大学院で染色試薬を用いた細胞の生死判定を行っている のですが、どの試薬を用いても何故か予期したのに反する結果が 得られてしまいます。 例えば、 PIという死細胞の核を染色する試薬を用いた実験では、 何故か明らかに生きている病原菌の細胞の核が赤く染まり、 薬剤を処理して弱っている病原菌の細胞の核があまり染まらない という結果になりました。 トリパンブルーという死細胞を青色に染める試薬を用いた実験でも、 生きているはずの病原菌の細胞がところどころ青く染まっている のに対し、薬剤によって弱っている細胞は全く染まらないという 結果になりました。 アクリジンオレンジ(死細胞の核酸を染める)を用いた実験でも、 生きているはずの細胞が橙色に強く蛍光し、 薬剤を処理した細胞が薄緑に蛍光するという結果となりました。 予備実験も含めて試薬の濃度や処理時間をきちんと厳守して 行っているのですが、毎回このような結果になってしまいます。 このような結果になってしまう原因としてどんなことが 考えられるでしょうか? 生物によって試薬との相性が違ったりするのでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。

  • iPS細胞の作出とがん遺伝子の関係

    ○万能細胞2割発がん 京大研究チーム http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070607-00000022-san-soci 「…甲状腺がんが発生した。万能細胞を作る際に利用しているがん遺伝子が再び活性化するためで、研究チームは安全性確保を目指して、遺伝子導入の方法を再検討する。」 このニースに接しまして,がん遺伝子がどのようにiPS細胞の作出に関係しているのかわかりません。ベクターで4種の遺伝子を導入したらしいですがその中にがん遺伝子が入っているのでしょうか。もしそうなら何のために必要なのでしょう。素人ですので簡単で結構ですがご教示ください。

  • 肝細胞癌の治療経過について教えてください。

    兄がC型肝炎の定期フォロー検査で、腫瘍マーカーの上昇とCTで進行性の肝細胞がん(18mm大で血管まで浸潤)が見つかりました。 余命8-10ヵ月の告知をうけ、肝動脈塞栓術を4日前に行いました。 血管まで広がっている腫瘍細胞の部分まで注入(塞栓剤と抗がん剤)することができましたが、検査直後より胸の痛みが出現し、どうも血栓(腫瘍細胞?)が飛んだようです。 幸い「死」に直結するレベルのものではなく、モルヒネの持続注入と酸素吸入で、痛みが治まり状態が落ち着いてきました。血中酸素濃度は95-98%で経過しています。 肺に飛んだ血栓は積極的な治療は行わずそのままで経過をみると言われました。 今後も肺塞栓発症の不安を抱えながら経過をみていくことになります。 今は呼吸苦や痛みもなく、酸素濃度も正常であればいいということなのでしょうか。 今回、血栓が飛んだということで、肺へ転移の可能性が高くなったと考えることになるのでしょうか。 また、今回の肝動脈塞栓術の効果は、腫瘍マーカー動きとCTなどで腫瘍の大きさの変化などでみていくのでしょうか。 主治医は必要なことだけは説明してくれますが、不安なことをどのように聞いていいか戸惑いもあります。 入院は1週間の予定なので、まもなく退院になると思います。 こういった治療経過ですが、予後についても教えてください。

  • 人間の細胞の正体とは?

    最近はIPS細胞が話題ですが、生物の原点である細胞って、そもそもなんなのでしょうか?解説は山ほどありますが今いちピンときません。難しい説明が多いのか私の理解力がないのか。とりあえず一般的な理解としては、人間の場合、男女、両親の精子卵子の結合から細胞分裂して、身体の成長、幼年期、少年期、青年期、老年期、死まで上限120年ほどで分裂終了。ってなことくらいです。では、何も存在の無い状態から、いや厳密言えば、他者(男女)の細胞から変化を遂げ、今の自分は、細胞って奴に支配されて?いや共存?意思をもった肉の塊にすぎず?、細胞さんは自分?ある意味で仏教でいう無我状態ともいえるし(自分?細胞の集合体?)、ただ、細胞ってやつは形のないとこから形を作り、さらにまた分裂増殖を繰り返す。一体こいつの正体は何のか?哲学的な範疇なら、生死の概念とは、人生観とはみたいな小難しいとこまで行きつきそうです。細胞をご説明できる方、生物学的、科学的でも哲学的でも、子供のなぜなぜ知識的でもかまわないです。全くくだらない質問で恐縮ですがお教えください。

  • GFPの発現

    GFP遺伝子を、エレクトロポレーションで導入しようとしていますが、うまく光りません。 やり方が悪いのか、それとも光が検出できないほど弱いのか? GFPってどれくらい光るものなのでしょうか? 蛍光顕微鏡で観察しています。 緑に光ったと思っても、フェノールレッドの自家蛍光らしく、死細胞しか光りません。 それと、光り出すのはある程度増殖してからでしょうか? 増殖と同時に光り出すのでしょうか? 時間の経過に伴ってGFPも蓄積され、蛍光は増すのでしょうか?

  • 遺伝子とDNA

    (1)ある最近に、他の細菌の(1)を注入すると、受け入れた細菌の形質が変化し、(1)のもとの持主の形質が現れることがある。これを(2)という。遺伝子の本体がDNAであることを示す事実である。 (2)1個の細胞内のDNA量は、同種の生物の体細胞であれば(3)である。また体細胞分裂前後でその量は変化(4)ことや、減数分裂によって(5)になる。これらのことは遺伝子の本体がDNAであることを示す事実である。 (1)~(5)までを埋めてください。 皆様の知恵を貸してください。お願いします・・・

  • AO染色でアポトーシス細胞が判別できる理由

    どなたかがアポトーシスのAO染色について質問していました。QNo.1919541 AO染色をアポトーシス細胞の判定に利用することを初めて知ったのですが,わからないことだらけです。 AO染色は,核酸の2本鎖と1本鎖が染め分けられますが,膜の輸送体を利用して内部に浸透すると思いますのですべての生細胞が染色されるはずと思います。 なぜアポトーシス細胞と判断出来るのでしょうか。クロマチン凝集で強いスポット状に観察されるのでしょうか。または,細胞質量が減少しますから正常組織に比べて染色される核数が多くなるのでしょうか。生細胞と死細胞の二重染色による染め分けなら理解できるのですが…是非ご教示ください。

  • 蛋白

    ほんとに素人の質問で申し訳ないのですが、、、 細胞表面マーカーをコードする遺伝子をクローニングし、リコンビナント蛋白として発現させ、この蛋白に対するモノクローナル抗体を作成したいのですが、その遺伝子はIgf1rで、4987bp(mRNA),翻訳領域は29~4177とサイズが大きいのです。だから遺伝子の一部をPCRでクローニングしたいのですが、その遺伝子のコードする蛋白が、細胞表面に位置する部分でないと抗体が結合できませんよね!? そこで質問です。遺伝子のどの部分をクローニングしたらよいでしょうか?ポイントを教えてください

  • 膵臓癌の術後の腫瘍マーカーについて

    家族が,膵臓癌IV期(膵管乳頭状腺癌)で膵頭十二指腸切除(胃を含む)を受けました。血管に湿潤があったとのことですが,先生に術後の腫瘍マーカーの値をお聞きすると「今のところ腫瘍マーカーは正常値です。」とのお答えです。 この際の腫瘍マーカーは,CA19-9を指しているのでしょうか。または別な腫瘍マーカーでしょうか。膵臓癌の場合には,肝臓や肺への転位が多いようですが,一般に膵臓癌の術後の追跡腫瘍マーカーとはどのようなものを使用するのでしょうか。 生物カテで癌転移とは,癌細胞の移動だとご教示いただきました。もし,そうなら素人考えでは,同じ腫瘍マーカーを使用できるように思うのですが… 生物系で医学は全く素人です。よろしくご教示ください。