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薄層クロマトグラフィーについて
TLC板に3種のエステルがまざった溶液をスポットして、展開溶媒を1回目にヘキサン:酢酸エチル=10:1、2回目にヘキサン:酢酸エチル=0:1でつくって展開を行ったら、1回目は板の下のほうに点がでて、2回目は上のほうに3つの点がかたまってでました。こうなる理由がわからないので誰か回答お願いします。
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こんばんわ 1回目は原点に近いところに3つのスポットがあったと思っていいですか? 展開溶媒はヘキサンが多いですね。3つともヘキサンとの親和性よりもシ リカゲルとの親和性の方が高かったのだと思います。言い換えればヘキサ ンには溶けにくかったということです。 2回目で3つとも上の方に集まっていたのは、3つともエステルで酢酸エチ ルとの親和性が高かったんだと思います。酢酸エチルもエステルですから。 TLCに限らずクロマトグラフィーは移動層(展開溶媒やキャリアガスなど) と固定層(シリカゲルやイオン交換樹脂など)との親和性の違いで物質を 分けます。固定層との親和性が高いものは移動しにくく、移動層との親和 性が高い物は移動が速くなります。 質問の中の2つの展開溶媒の中間的な配合をしたものを使うと、3つのエ ステルが適当に分離されるようになるかもしれませんね。
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