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国文学と日本文学の違い

国文学と日本文学の違いがわかりません。 源氏物語などは物語とつくので国文学? 日本文学は物語やお話的なものじゃない日本特有の文学ということなのでしょうか?

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回答No.2

違いはなし。大昔は「日本史」といわず「国史」といっていた。「国語」という表現もこの一種。

  • luune21
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回答No.1

そもそも文学とは「文」の学問の意味であり、歴史も哲学も心理学も文・学でした。しかし、質問者さんの意図は、小説や詩などの文芸(もっとも、今ではこちらの方が一般的なのでしょうが)という意味だと思われますのでそれらに限定して書きます。 結論からいえば、国(國)文学と日本文学とでは、概念に違いはありません。国文・国語が古く、日本文学・日本語というのが新しい呼び方なのです。 日本製品、日本建築などの呼び方にあわせた結果ともいえますし、戦前の前現代的な思想すなわち外国 対 国という概念ではなく、フランス文学、ドイツ文学などと並列に考えたものともいえるでしょう。もともと国文というのはいわば天動説のような考え方なので、そこからの反省という言い方もできるかもしれません。 決定的なことは、国文学というと、日本人だけが研究する学問のように感じられることです。今や日本人だけではなく広く世界中の人々からの研究対象となっているわけですし、また、日本人が日本国内だけを視野に入れた学問でもありません。このような多種多様な実情に「国文学」という名称はふさわしくないものと思われます。 また、日本人が書いたというのではなく、日本語で書かれた文学という意味で「日本語文学」の呼称も使われています。 日本人が学ぶものを国語・国文学、外国人が学ぶものを日本語・日本文学と分けている例をみたことがあります。しかし、これは俗な分け方もしくは教える側の便宜的なわけ方でしょう。教え方は違うかもしれませんが、教える対象に違いがあるはずはありません。 ま、改革派もいれば守旧派もいるのがこの世の常ですから、江戸時代の「国学」の流れから「国文学」でなけでばならぬ風な考え方もあることと思います。 ただいずれにしても、この問題は呼称の問題といえるでしょう。

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