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パンゲアなどの超大陸が形成されたのは偶然ですか?

ゴンドワナ、パンゲアなどの超大陸がかつて存在しました。 これはプレートの移動による単なる偶然の産物なのでしょうか? それとも必然的な現象なのでしょうか? また、今後大陸はどう移動してゆくのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 地学
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回答No.3

プレートテクトニクスというのは、そもそも地球の比較的表層部分の議論であって、地球物理学的にはプルームテクトニクスというものがプレート運動の根源とされています。 プレートテクトニクスは、海嶺でプレートが生まれて、海溝で沈んでいくという連続的な運動ですが、プルームテクトニクスは、地球深部の核付近に及ぶ、全マントルの不連続的な運動です。 ゴンドワナ、パンゲアというは、ごく一般に知られた名前ですが、地球の歴史の中では少なくとも10数個の超大陸が形成されたと見るのが定説です。ですから、『偶然』というよりは、地球の歴史の中の一片に過ぎないと言ってよいでしょう。 現段階でアジア大陸縁辺部は複数の海溝に囲まれており、大陸内縁に向かって潜り込んだプレートは、大陸下のある一定深度に貯留されます。 その貯留されたプレートの屑が、ある規模になると、まとめてドスンとマントルの深部まで落ちていくのです(スーパーコールドプルーム)。 ドスンといっても、地質時代的な速度ですから、落ち込んでいく過程で、大陸中央部は凹み(大盆地が形成)、周辺からは他の大陸やら、プレートやらが加速度的に引き寄せられます。 インド大陸がアジア大陸に引き寄せられてヒマラヤ山脈が形成されたわけですが、その移動の根源には、こうしたダイナミックな現象があると考えられています。 一方で、それだけ大きい物体が地球内部に落ちていくのだから、どこかで上昇流も発生するはずです。現在の地球では、アフリカ大陸付近や、大西洋や太平洋のど真ん中あたりにそうした上昇帯があるのではないかとされています(スーパーホットプルーム)。 そうした場所では逆に、大陸の拡散や海底火山などが多く見られます。

その他の回答 (2)

回答No.2

これは専門家でも定説はないのではないでしょうか? 個人的には偶然の産物だと思います。生命の発生にも通じるところがあるような。 地質学は歴史科学であるという特殊性から、斉一観という論理に基づいて成り立っています。つまり現在われわれがいる世界にある基本的な物理化学法則が地質時代をとおして成り立っていたという前提のもとに話を進めるわけです。 しかし、細かいことを言えば大気や海洋の組成などかなり変わってきているはずですので、現在を鍵にして過去を推定するのは簡単ではありません。 プレートテクトニクスも現在さまざまな観測事実からほぼ確からしいことが分かっていても、これが数億年以上前に同じようなシステムで働いていたかどうかわかりません。マントル内の対流システムもかなり現在とは違ったものであった可能性があります。 パンゲアの形成の原動力ををマントル内部の物質移動に求めるのは自然だと思いますが、その動きはたぶんランダムなものでパンゲアの形成もその賜物ではないでしょうか?地球の自転が何らかの形で影響していたことは考えられるかもしれません。 まあ、この辺が地質学の限界でもあり面白いところでもあると思います。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 パンゲアのような超大陸が形成されるとなると地球の重心も変化するのではないでしょうか? あるいは地球の重心がずれたので、超大陸が形成されとも考えられます。 大陸がダイナミックに動いているという事実だけでも興味深いのですが、いろんなことを考えさせられます。

noname#32333
noname#32333
回答No.1

専門的知識は持っておりません。詳しい方が回答されるまでの繋ぎのお話として。 現在も一年に約5センチという間隔で、各大陸が近づきつつあるんだそうです。 パンゲアは約2億5000万年前に存在し、約2億年前にプレートの移動により、また分断され、現在の大陸構成に至ったのだとか。 また、パンゲア形成時における大陸の衝突エネルギーは凄まじく、海洋生物のほとんどは絶滅したらしいですね。興味深い話です。 それにしても、人類におけるパンゲアはいつ訪れるのですかね。人種、宗教、文化、言語の違いから争いは絶えることなく、誰しも平和というパンゲアを願っているはずなのに。それでも年に数センチづつは互いの距離を縮めてはいるのだと、そこに希望を見出したいものです。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 将来は日本列島は中国につながるのでしょうかね。 すると国土問題が激しく議論されそうですね。 「人類におけるパンゲア」という考えは面白いです。 超人類愛とでもいいましょうか。 衝突は少ないほうがいいですね。

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