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気圧と飽和水蒸気量の関係

noname#33628の回答

noname#33628
noname#33628
回答No.4

まず、 飽和水蒸気「量」の単位は、グラム毎立方メートルで、飽和水蒸気「圧」とは違うんですが、すでに回答が出ている通り、「圧」が温度のみの関数なので、気圧との関係については全く同じになりますね。 飽和水蒸気圧eは、#2さんのリンクにある「Tetensの式」で近似されますが、 私が調べたところだと、それを拡張した近似式があって、 e = 6.11 × 10の{aT/(b+T)}乗 で与えられ、 ここで、 ・液体の水が存在する場所では、a=7.5, b=237.3 ・固体の水(=氷)が存在する場所では、a=9.5, b=265.5 だそうです。 http://kobam.hp.infoseek.co.jp/meteor/water-vaper.html (「氷」ってことは、昇華で水蒸気になるんでしょうね) 私は、「気圧Aで湿度100%の場所」で、コップの底へ水を少し張って、封して それを「気圧Bで湿度100%の場所」へ移動して、開封した状況で考えました。 (そんな、ややこしいこと考える必要はないのですが、私、不器用なもので・・・・・) 飽和水蒸気圧(=Cと置く)は、温度のみの関数なので気圧Aでも気圧Bでも変わりませんよね。 (ここで、B≦C だと、コップの底の水は沸騰します。) (下記は、沸騰しない場合。) 開封した瞬間、コップの中の水蒸気圧は、B/A倍に、いったん下がりますが、外気と混ざってCに戻ります。(その分、コップの中の窒素と酸素は薄くなる) 外気と混ざった後のコップの中は ・水蒸気分圧 = C ・空気分圧 = B-C 「湿度100%では、C≧B」 沸騰してなければ C/B<1 言い換えれば 「沸騰の条件は、C≧B」 2つの条件は一致します。 つまり、 沸騰条件 = 湿度100%条件 = 飽和水蒸気圧(=その場所の気圧) です。 つまり、 温度から飽和水蒸気圧を求めれば、それが沸騰する気圧と等しいことになります。 よって、 沸点=t と置けば、 気圧Eは、上述した式 E=6.11 × 10の{at/(b+t)}乗 で表される、沸点tの関数。 言い換えれば、 沸点tは、同じ式で表される、気圧Eの逆関数です。

murano2000
質問者

お礼

わかりやすい、回答ありがとうございました。

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