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器具消毒について
個人病院で勤務していました。 ずーっとひそかに疑問に感じていたことがあります。 セッシ類を使用したあとの消毒についてです。 (1)中性洗剤で洗浄→(2)ヒビテンでつけおき消毒→(3)オートクレーブで滅菌 というのが一般的だと思うのですが、(2)の工程って何のために必要なんでしょうか? 滅菌するんなら無意味なのではないかと思うのですが・・・
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こんにちは。 確かにおっしゃるとおりですが、ヒューマンエラーを考慮しての二重消毒と言う意味合いで行われています。 オートクレーブは、「正しく使用された場合」は消毒より一段上の滅菌の範疇に入ります。滅菌とは、最も抵抗性の高いとされる芽胞を形成する細菌を含め、すべての微生物を殺滅する操作です。 したがって、正しく使用された場合には、あらゆる微生物は残存することはないと考えられます。その滅菌保証のうえで注意すべきこととして、 (1) 器械の内部が完全に飽和水蒸気で置き換わっていることの確認 (2) 滅菌済みとそうでないものを混同しないこと (3) 入れすぎて水蒸気に触れない部分をつくらないこと が最低限必要です。 こうした注意事項が、ヒューマンエラーでできていない場合もあり得ますから、それに対応するために、滅菌物の洗浄をあらかじめ確実に行う行程が必要なわけですね。
お礼
早々のご回答、ありがとうございます。 滅菌が確実でなかった場合を考慮して行うわけですね。 それを考えると今度はヒビテンでいいのだろうか? と思うときがあります。 感染症があるとあらかじめわかっている場合は、ヒビテン消毒+ステリハイド消毒など特別に措置がとられますが、外来などでは感染症は不明なだけで決してないわけではないと思うのですが・・・