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オペアンプ(反転増幅回路)について

hagiwara_mの回答

回答No.2

大学で実験物理をやっている者からコメントします。 問題は(2)ですね。 OPアンプ回路のゲインを定めたとしても、考えられる外付け抵抗の組み合わせ方は無数にあります。最適な抵抗値を如何に決めるかという問題です。 一般論としては、前段につながる回路(センサー)系の出力抵抗、問題とするノイズの種類、周波数特性、抵抗の誤算の出やすさ、電流許容範囲などが、先ず考慮すべき事柄ということになります。例えば、大きな抵抗値の組み合わせを使うと、電流性のノイズやバイアスの影響を受けやすく、かつ、高周波特性も不利になります。一方、抵抗が小さいと、前段の出力抵抗の影響による誤差が出やすくなり、また、電流的な負荷が過重となる危険も出てくる、といった具合です。その他、詳しい説明は、OPアンプ回路のテキストや雑誌記事に多数あるはずです。 ただし、近年は性能の方向を特化したOPアンプが数多く開発されておりますので、一般論は役に立たないことも多いです。例えば、OPアンプの種類によっては、帰還抵抗を100Ω以下にせよとか、「オフセットを打ち消す為の抵抗R」はつけない方がいいとか明記されていたりします。現実的には、まずどのような性能を重視するかという方針を決め、それに適するOPアンプICを選び、その後に、そのICのデーターシートを見て、推奨の回路方式と外付け部品の定数を選ぶというのがうまい方法です。結局、どういう目的に使うのかが明確でないと、設計の最適化はできないということです。 ところで、出題者の真意云々のことですが、このような回路製作の実際をよくご存知の方が、「本を写したりするのではなく、自分の責任で製作する立場に立つことを想像して、少し本気で考えてくれよ」という気持ちで出された問題ではないかと思います。「浅はか」などと言わずに、書きたいことが湧き出てくるように勉強されることをお勧めいたします。

sakocchi
質問者

お礼

遅くなりましたが、ありがとうございました。 参考になりました。 ちなみに説明する程の解答欄がないので・・・やっぱり出題の仕方が変です。 何せ、図以外は何の条件も与えられてないのですから・・・。

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