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まともな集団(企業)が、極端に少ないのは何故か?

世の中には、花王やSONY、HONDAとか、優秀とされる企業は確かにあると思います。でもその数は、企業の圧倒的な数に比べ、ごくわずかです。 ほとんどの企業は、成長力(創造力)が貧弱で、現在の利益を守ることしかできない機械的・官僚的な組織構造を作り上げ、新しい創造性を発揮することを自ら困難にしています。 ミンツバーグの「組織のライフサイクル・モデル」をみても、「組織が長く続くこと」が組織の創造力を損ない、官僚的にする作用をもっているように思います。 では、なぜそうなっていくのか? どういう集団心理?集団力学?的なものが働いているのかがわかりません。 勝手な仮説としては、 組織の構成員を、 ・他人志向(人より上や先に行きたい) ・自分志向(個々の価値観の実現や表現) ・帰属派(多数志向、所属集団の規範へ帰属) の3つに分けると、 企業で出世するのは、他人志向が多いと言う調査を見たことがありますので・・  ↓ 「出世型の他人志向が企業を支配し、自分達のパワー保持のために閉鎖的な組織構造を生み出し、自分志向から出てくる新たな価値の創造をつぶしていく・・」 ということを想像をしています。 ネットで検索しましたが、うまく探せません。 組織や集団の心理構造の成長と衰退、その要因について、参考になる学説や書籍があれば教えてください。

みんなの回答

  • tiap
  • ベストアンサー率16% (48/298)
回答No.2

まともな会社は少ないように思われます。 有名な大きな会社が次々に不祥事を起こします。 経営者は、余り有能ではなくても、本人も周りの人も有能と思いこんでしまい、独裁者に仕立て上げてしまうのではないでしょうか。 快いことを言う部下を大事にし、苦言をいう部下を遠ざける・・・・そして墜落が始まるのでしょう。 現代の見えざる独裁者は社長であると思います。

1961aug
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 質問させていただいた後も考えていたのですが、この問題は心理学ではなく経営戦略の問題、業界リーダーの競争戦略の違いによるのかと思うようになりました。 リーダーが優位を維持する競争戦略の1つに、同質化戦略というのがあり、競合先の革新商品を上手にマネして陳腐化していくというものです。 強力なリーダーが、この同質化戦略をしつこくやると、イノベーションを意欲的にやろうという企業が少なくなり、どの企業も、創造よりも、売上管理やコストダウン管理に走っていくようです。 花王が掲げる「基本的な価値観」の中に、「健全な危機意識」というのがありますが、リーダーが保身への効率を高めるほど、その業界全体がつまらなくなる・・・という戒めを含んでいるのかと思っています。

  • syuitilwo
  • ベストアンサー率30% (169/547)
回答No.1

学者でもジャーナリストでもない唯の素人ですので的外れな事かもしれませんが、個人的な考えとして まともな企業が少ない=どうやって利益を生み出し続けるのか?のビジョンが無い&過去の失敗や反省等を省みないor1度の失敗で建て直し不可能な事 各社員個人で組織全体見えていないから纏りが無い。 保守と革新のバランスが難しい。 等など様々な理由が考えられます。 組織とは船に例えれば良いのでは? 大型船は荷物や燃料も大量に積載する事が可能だが、それ故燃費もかかるし、舵を切ってもすぐには動けません(幹部内で意見が纏らない場合も)。小型船はその逆です。 『時代と言う潮流と社会と言う風』こんな危険な大海原で航海を続けるのは困難を極めます。必ず何処かに寄航して、補給や船体の修理をする必要があるのですが、座礁したり、風も潮流も止まって身動き出来なかったり、地図の見方を誤ったりと『寄航』する事が出来ずに海に消えてゆくのです。(寄航出来ても修理代が無かったり)

1961aug
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 おっしゃる通り、 ・利益を生み出すためのビジョンがない ・過去の失敗を省みない(過去の成功には執着しますが) など、ご指摘の通りだと思います。 で、なぜそうなのか? これだけマーケティングや経営戦略の本やスクールがあって、優秀企業の成功法則について、めまいがするほど語られているのに・・・と思い質問させていただきました。 「ビジョン」は利益を生むための目標であり、手段を創造する母ですが、大概の企業は、結果でしかない利益を、営業部門へのアメとムチ、製造部門への定型化・合理化要求という機械的な方法で追うことしかやっていません。 それが、最も容易であり、かつ短期的な利益を確定させやすいから・・というのは想像できますが、そんな企業ばっかりだと、その業界ごとダメになりそうですね。