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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:小腸からの栄養素の吸収に違いについて)
小腸からの栄養素の吸収についての違いとは?
このQ&Aのポイント
- 小腸から吸収される栄養素には、アミノ酸とぶどう糖が毛細血管から、脂肪酸はリンパ管から吸収されます。
- この違いの理由は、脂肪酸の分子量が大きく、毛細血管を通過できないためです。
- また、リンパ液は脂溶性のものを運搬し、血液は水溶性のものを運搬するため、脂肪酸はリンパ管から吸収されるのです。
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質問者が選んだベストアンサー
脂肪は一度消化管の中で分解されて脂肪酸とグリセロール、コレステロールといった低分子になります。そして腸上皮細胞の中に吸収されます。 その後、上皮細胞の中で、アポリポ蛋白というタンパク質と結合し、カイロミクロン(chylomicron)という巨大分子(リポ蛋白と呼びます)に再合成されます。そのためサイズが非常に大きくなります。 サイズが大きくなるため、カイロミクロンは毛細血管の壁を通過できなくなります。 ところが毛細血管と違い、リンパ管の末端は、常に組織内で開きっぱなしの状態になっています。そのためカイロミクロンはリンパ管に入っていけるのです。そのまま乳び管、胸管を通り、最終的には頚部の静脈に入っていきます。 その後、カイロミクロンは肝臓に取り込まれ、VLDLやLDLという少し小さめのリポ蛋白に作り替えられて全身の組織に供給されます。 但し、脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸は水溶性が高いため、単独で血管内に吸収されていきます。 「中鎖脂肪酸ダイエット」というものがありますが、上記の理由から普通の脂肪よりも燃焼されやすいことがその理由になります。 お答えになったでしょうか。
お礼
murmedさんへ 詳しくてわかりやすい解答をすぐにしていただき、本当に有難うございます!! 脂質はそのまま吸収されるわけではなく、一度上皮細胞の中で大きな分子に再合成されるため毛細血管を通過できないんですね。 なるほどです!ありがとうございました☆