しもやけのメカニズムについて (求専門知識)

質問

凍瘡、俗に言う「しもやけ」ですが
暖めると痒みが発生するのは、末梢血管の血流量が
回復するためと言われますが、なぜ血流量が回復すると
痒みとなるのでしょうか？
また定義としては
末梢血管の麻痺なのでしょうか、それとも
うっ血による血管壁の破壊または炎症なのでしょうか

少し専門的ですが
ご協力の程、よろしくお願いいたします

回答No.2

russy1

私も興味がありますが、痘瘡にならないまでも長時間寒い所にいて、手が冷え切ってしまった時、暖かいお湯に手をつけると結構激しい疼痛を感じます。こういう場合一時痛くてもその後はむしろ快適になります。温めた痘瘡の場合のかゆみと関係があると思います。答えでなくてごめんなさい。に

回答No.1

myeyesonly

こんにちは。

冷えた所が、暖めると痒くなるのは、縮こまっていた抹消血管が拡張して元に戻る際、周囲の組織を、どうしても押しのけるので、皮膚に分布してる他の組織（これは寒くても収縮せずに元の場所にあります）を圧迫してしまい、皮下組織にある肥満細胞（アレルギー関係の細胞）からヒスタミンが押し出されて、神経がその刺激をかゆみとして伝えてしまうからです。

あまり体積変化がひどい時は神経を直接圧迫して痛みとして感じられる事もあります。

定義ですが、暖めて赤くなって痒くなるのは正常であって、凍傷ではありません。

「しもやけ」というのは俗称で、病院では「凍傷」としてそのレベルで評価されます。

具体的には組織の損傷がどのレベルまで進んでいるかで評価されますが、凍傷実行中？（つまり寒い状態で救助される前）は、感覚の麻痺や血管を縮める筋肉の麻痺が発生し、その結果、皮膚表面の血管が拡張してしまいます。
こうなると一気に体温保持機能が低下し、重症化が急激に進みます。
この現象は、現場での応急処置の上では非常に重要ですが、病院に運び込まれてからの処置では、あまり意味を持ちません。

なお、組織の破壊が発生するのは、細胞が酸素や栄養などの不足、低温による代謝異常で死に始めた場合と、凍結によって物理的に破壊される場合です。