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ユダヤ人はなぜ白人なのか
いま世界中でユダヤ人が活躍しています しかしユダヤ人と言えば、本当はアラブ風(セム語系 ?)の人種ではありませんか 昔トルコの王様がキリスト教かイスラム教に改宗を迫られて、それでユダヤ教に改宗したのが白系ユダヤ人のはじまりだと読んだことがありますが、どなたか詳しく書いてある本か、説明してくださる方はいらっしゃいませんでしょうか よろしくお願いいたします
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まず、ユダヤ人も含め、アラブ人やイラン人やインド人は、人種的には「白人」に入ります。彼等は「黒人」ではありませんし、「黄色人」でもありません。アラブ人だとかイスラム人だとか、インド人などという「人種」はありません。西欧の白人でも、北欧人やゲルマン人などは、碧眼金髪で肌が白い、またはピンク色の人が多いですが、南欧のギリシア、イタリア、スペイン人になると、目や髪が茶色か黒く、肌も、そんなに白くありません。どこかというと浅黒い感じです。 北欧人やゲルマン人、フランス人などを「白人」だと考えていると、アラブ族や、パレスティナのユダヤ人や、イラン人やインド人は「白人でない」と思えるでしょうが、人種上は彼等も白人です。白人でなければ何人種でしょうか? 次に、東欧系ユダヤ人と、イスラエルが強引に建国した時、パレスティナにアラブ族と一緒に住んでいたユダヤ人は、どうも少し民族系統が違うようです。東欧系ユダヤ人を「アシュケナジ」と言いますが、アシュケナジは、東欧の普通の人や、イギリス・ドイツ・フランスの人たちと比べて、そんなに違った姿をしていません。肌も白いです。他方、アシュケナジでない、パレスティナに古くから住んでいたユダヤ人は、アラブ族のように日焼けしたような肌の色で、目や髪も黒ぽいです。他方。アシュケナジは、白い肌で、青い目の人や、金髪の人もいます。 どうもアシュケナジは、単に、ユダヤから分散した人々というより、少しか、かなり民族が違うのではないかということは、昔から言われていました。「ユダヤ人」の定義というのが複雑で、主に、民族的・血統的なものと、宗教的なものの二つで決まりますが、アシュケナジは、ずっと昔に宗教がユダヤ教だったので、ユダヤ人とされた、別の民族が祖先ではないかと言われています。 イスラエルに関しては、次の用語集を見てください: http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm また、アシュケナジの起源については、「ハザール王国」という国が、7世紀か8世紀に、カスピ海及び黒海のあたりにあり、遊牧民族のハザール人がいて、彼等が、国をあげてユダヤ教に改宗した後、その子孫がロシアに入り、更に東欧に入って、アシュケナジの祖先になったという説があります。 つまり、アシュケナジは、パレスティナにいた肌がかなり浅黒いユダヤ人とは別の民族だということです。どうも、そう考えると、上でも述べた、西欧・東欧のユダヤ人が、ヨーロッパ現地の人々と事実上区別がつかない理由も説明も付くということです。以下のURLに、「プリェートニェヴァ 『ハザール謎の帝国』新潮社」という本の読書感想が載っています。この本が、東欧ユダヤ人(アシュケナジ)=ハザール人子孫説を紹介しています。 http://www.horagai.com/www/book/read/read97b.htm
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- tiuhti
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No.1とNo.2の方の補足で、新しい事は何もありませんが…。 >昔トルコの王様がキリスト教かイスラム教に改宗を迫られて、それでユダヤ教に改宗したのが白系ユダヤ人のはじまりだと読んだことがありますが、 No.1の方が既にあげられている言われているハザール人の事だと思います。 参考URLをご覧ください。(尚、私が、そういう説を支持している、というわけではありません。) >ユダヤ人と言えば、本当はアラブ風(セム語系 ?)の人種ではありませんか No.1の方の繰り返しになりますが、人種の区分は、大雑把に言って、コーカソイド、モンゴロイド、ネグロイドの3つです。(これに、アウストラロイドを加えて、4区分にする事もあるようですが。)我々がイメージする「白人」とは、コーカソイドの一部です。白人、黒人、黄色人種といった区分の方が、慣れ親しんでいるのは事実ですが、それを使うと、No.1の方が言っているように、中近東の人々がどこにも入らなくなってしまいます。人種の事を考える際には、白人という言い方をすると、イメージに引きずられるので、コーカソイドと考えた方が、わかりやすいと思います。(っていうか、Whiteを人種とするのは、別の意味を持ちかねないので、真剣に人種を語る際には、今は使いません。)それから、言語と人種も、一応別物と考えておいた方が安全ですよ。っていうか、今は、言語系統と血筋を単純に同一視はしない考え方が多いですから…。 そしてなによりも、No.2の方のユダヤ人の定義が、一番現実(=ユダヤ人自身のアイデンティティ)に近いと思います。 尚、御質問の主旨からは、全くはずれますが、アイデンティティとしての「民族」と「血筋」が必ずしも一致しない例は、他にもあるんじゃないでしょうか?(例えば、現代のギリシャ人と古代のギリシャ人。) ところで、ハザール人が、トルコ系で、かつアシュケナージの祖先だったとすると、そもそもトルコ人って、コーカソイドでしたっけ、モンゴロイドでしたっけ?で、仮にですが、元々モンゴロイドだったとして、8世紀頃のトルコ人ってどの程度混血が進んでいたんでしょう?中央アジアのように、頻繁に民族の移動、征服&被征服、混合が行なわれた地域において、そもそも人種や血筋って、どれほどの意味があるんでしょう…。(中近東も「血筋」のレベルではそうじゃないかな?) う~ん、今一つわからんなぁ。個人的には、「血筋」の議論って、あんまり生産的じゃないような気がしているんですが…。
お礼
本当に色々なことを知ることができました ありがとうございました こんごとも、なにかの折りはよろしくお願いいたします
- shoyosi
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エチオピアから移住してきたユダヤ人は見かけは黒人です。
お礼
どうもありがとうございました
- sama2
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こんにちは。 「ユダヤ人」って、一般に使っていますが、これは民族をあらわしているんではないんです。「~人」って言う呼び方が、人種の混同を招くんですよね。 ユダヤ教徒=ユダヤ人なのです。だから、元は現イスラエルで発生しましたが、時代と共にいろんな民族の人が信仰し広がっていきました。 だから、肌の白い人もいれば、浅黒い人もいますよ。
お礼
そうでしたか、私はユダヤ人と言えば褐色の肌をした人とばかり思っていました 紀元前後のユダヤ人が、そうでしたから ありがとうございました
お礼
いままでの疑問がすっきりしました ありがとうございました なにかの節はまたよろしくお願いいたします