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文学における視覚的イメージの描写
私は今、文学作品におけるイメージの描写について調べています。 登場人物が頭に思い描いたイメージが、あたかも実際に目の前に見ているような描写がなされている作品(大正初期以前)ってありますか? また、登場人物が見た白昼夢の内容が詳しく描写されている作品(これも大正初期以前)があれば、それも教えて頂きたいです。 私が今のところ把握しているのは、夏目漱石の『明暗』と、泉鏡花の『草迷宮』です。それ以外にないか、今探していますが、行き詰まっています。 なんだかわかりにくい質問になってしまいましたが、大変困っていますので、どなたか力をお貸しください。よろしくお願いします。
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- d-drop
- ベストアンサー率22% (214/938)
こんにちは。 なかなか面白いテーマを設定されましたね。 作品ではないんですが、こんなアンソロジーがあります。 『日本幻想文学集成』(全33巻 別巻(古典篇)1 国書刊行会) 一作家一冊です。近現代をカバーしてますので、ご指定の時代だとかなり絞れます。 面白いので、読みふけって、研究をあさってにしないように……。 ご参考になれば。 P.S.同じ会社で、「世界」もあります。
- tamausagi
- ベストアンサー率65% (201/308)
読んだのがだいぶ前な上、読むのに苦労した覚えがあるので適当かどうかわかりませんが。 尾崎紅葉『金色夜叉』に白昼夢があったような。 一生懸命読んだのに、なんだか鬼気迫って「どうなるどうなる?」ってひっぱってたのに「え~っ?」って思った記憶が……。 けっこう後ろの方だったので続編・続々編あたりだと思います。 あやふやな回答でごめんなさい。 大正初期以前かどうか調べてたら面白そうなサイトにあたったのでそれを貼っておきます。
お礼
『金色夜叉』に白昼夢のシーンがあるのですね。後半の方だったということで、あたりがつけやすくなりました(一応全部通して読みますが。)サイトも紹介して頂き、丁寧なご回答ありがとうございます。
- renuin
- ベストアンサー率33% (7/21)
漱石はアブナイ人なんでしょっちゅう白昼夢をみたようです。初期の作品をくまなく捜せばいろいろ出てくるかもしれませんが、とりあえず「倫敦塔」をあげておきます。
お礼
確かに漱石初期の作品には白昼夢というか、幻覚というか、そんな描写が多いですね。ご指摘の『倫敦塔』にもありましたし、『幻影の盾』を読んでもそのようなシーンがありました。どうもありがとうございました。
- dido
- ベストアンサー率24% (157/641)
これは 昭和初期の 作品なのですが... ● 『ドグラ・マグラ』 夢野 久作 http://homepage1.nifty.com/kyurun/iroiro/mystery/kokunai/yumeno_dogura.htm 内容的には ご希望に 沿うかもしれません..。 日本に限らなければ 古い作品で いろいろ あるのですけれど..。
お礼
ありがとうございます。昭和初期ということなので、優先順位は後回しになってしまいますが、読んでみたいと思います。 また、日本に限らなければ古い作品での例をいろいろご存じとのこと。外国文学にも興味がありますので、よろしければお教えくださいますでしょうか。
お礼
『日本幻想文学集成』こんなものがあるのですね…教えて頂きありがとうございました。残念ながら近くの図書館にはないようですが、どのような作品が収録されているかはわかったので、該当すると思われる作品を集めて読んでいきます。丁寧なご回答本当にありがとうございました。