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靖国神社参拝問題
日本の首相が靖国神社を参拝するのが問題となっていますが、戦犯などを靖国神社でまつるのではなく、例えば、別の場所で慰霊碑みたな形でまつるようにしたら、どうなるでしょうか? そして慰霊碑のみに首相が参拝するのであれば、中国・韓国からの反発はなくなるものですか? (すいません、はじめてこのサイトを利用したのですが・・・質問を投稿するのに料金は発生しますか?よくわからなくて・・・)
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●「戦犯などを靖国神社でまつるのではなく」について 戦犯とは「戦争犯罪人」の略です。戦争犯罪とは、戦時国際法に定められている罪を犯す事です。戦時国際法というのは何でしょうか。例えば、スポーツにも規則が存在するように、戦争にも規則が存在します。それが、戦時国際法です。戦争犯罪というのは、「民間人を殺さない」等、いろいろあります。 靖國神社に祀られているA級戦犯というのは、東京裁判において「平和に対する罪」「人道に対する罪」という罪を犯した戦犯とされています。よく誤解されるのですが、A級・B級・C級のいうのは、罪の重さで分類されているのではありません。何の罪を犯したかで分類されているのです。 特筆すべきことは、第二次世界大戦当時の戦時国際法の中に「平和・人道に対する罪」は存在しませんでした。それなのに、東京裁判を開廷するにあたって、わざわざ作ったのです。これは、通常ありえないことです。なぜなら、「過去の行為を今から法を作って裁く」というのは、「法の不遡及」又は「事後法の禁止」という法学上の原則に反するからです。例えば、「お茶を飲むのは罪だ。」という法律で過去の行為を裁いたら、国民のほとんどが罪になり、権力者の都合の良いように国民を操られてしまうでしょう。その防ぐ為に、原則が存在するのです。したがって、東京裁判は不当な裁判であり、A級戦犯は戦争犯罪人ではありません。 しかし、「サンフランシスコ講和条約第11条には『日本は東京裁判を受諾する。』と書いてあるので、たとえ不当な裁判であっても、A級戦犯は戦犯だ。」という意見も存在します。しかし、第11条の英語版の条文には「Japan accepts the judgments」と書いてあります。「accepts」は受諾です。「judgments」は「諸判決」と訳します。「裁判」だったら、「trial」か「proceedings」と訳します。したがって、第11条の訳は「日本は東京裁判の諸判決を受諾する。」です。判決には判決主文と判決理由の二つがあります。判決主文は「○○を××刑に処す。」という刑罰について書かれた文で、判決理由は、その根拠が書かれた文です。通常、判決において既判力を有するのは判決主文だけです。したがって、第11条の本質的な意味は、「東京裁判で下された刑罰は受けるが、その判決理由までは認めない。」という意味です。 したがって、A級戦犯は戦争犯罪人ではなく、靖国神社にA級戦犯を祀っても、全く問題ありません。 ●「別の場所で慰霊碑みたな形でまつる」について 靖國神社が出している「英霊の言之葉」という書籍があります。この書籍は、靖國神社に祀られている英霊達が生前に書いた遺書を載せた書籍です。この中には、英霊たちが自分の家族・友人らに対して、「俺が死んでも靖國でまた会おう。」という様な文章がたくさん載っています。 英霊達が「靖國で会おう」と約束して死んでいったのだから、別の場所に慰霊碑を作っても、そこへ英霊の御魂が移動してくれるはずがありません。したがって、別の慰霊碑は必要ありません。
- jigyakujii
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おっしゃっている事が「戦犯を慰霊碑でまつり、慰霊碑に首相が【参拝】すると言う事であれは、言うまでも無く反発は起きます」 いま議論されているのは、靖国が戦犯をまつり、それを参拝するのを被害者意識を持っている両国が反発しているのですから。 靖国側が「自分の意志で戦犯を合祀」「神社の判断の問題として遺族からの要求があっても分祀を拒否」と言うことから、戦犯を除いた無辜の戦死者を新たに慰霊する物を作り、「公式参拝」はそこで行うと言うのが現時点で提案されているものです。 それを実現した場合、本音では経済・地域的に妥協していきたい両国の現政権は、喜んで幕引きを行うでしょう。 勿論、政権が変われば保証の限りではありませんが、それはお互い様でしょう。
- clys11
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中国・韓国など地理的な事情もあり、戦争がらみで内政干渉や国民を使った抗議をし続けます。国政が「反日」ですからね。また、国内において議論される場合には、在日の方々とかのマスコミへテコ入れもありますから、マスコミの情報もあてにならないことがあります。有名人の中にも、多くの在日の方々がいますから、情報の鵜呑みは禁物です。
- tempurel
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戦犯の霊が祀られている神社に首相が参拝する これを侵略戦争路線の精神的肯定と中国・韓国が感じたとしても そういうものを外交のカードにする点に問題があると思います。 混沌とした外交を互いに続ける限り 新たに慰霊碑を作ったとしても不安が残ります。
- jigyakujii
- ベストアンサー率13% (16/115)
国際社会では、多数世論は少なくとも理屈で動きます。 無宗教・戦犯無しの慰霊に行く事にどんな難癖がつけられますか? 少なくとも今の靖国には、どちらからも論議を呼ぶ点があるのは間違いなく、上記の方法を取った上で先方が何かを言ってくれば、現在の様に「賛否半々」と言う国内状況は無くなります。 どうもこう言ったサイトでは一方的な論議の様になりますが、実際には意見が二分されている事を忘れてはいけません。
- erkserve
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参考 URL に書き込んだ blog は参考になると思います。 blog の「賽銭はいくら?」という項です。 重要部分を引用します。 「何しろ首相は、去年の1月以来、1年10ヶ月も参拝していませんでした。そしてその間、第三国のメディアに「日本の首相、また謝る」と書かれるくらいに何度も何度も反省のメッセージを出しました。 しかし、中国の反日気運が激化したのは、まさにその間のことでした。反日デモは起き、日本の常任理事国入りには頑強に反対し、東シナ海のガス田問題では好き放題。少しくらい日本に譲歩すれば、靖国に行かなければ仲良くなれるという説も多少は説得力を持ちますが、これでは…。 そもそも首相は、就任時に毎年8月15日に参拝すると公約していたにもかかわらず、2001年は8月13日に参拝しました。「どうしても参拝するなら15日をはずせ」と強硬に主張した中国に配慮したためです。 翌2002年は春季例大祭に合わせて4月21日に参拝して、終戦記念日には参拝しない考えを示しました。日中国交正常化30周年と日韓共催ワールドカップに配慮したためでした。 2003年は小正月の1月14日、2004年は元日と、歴史的に意義のない日を選んで参拝したのは、すべて中韓の気分を害しないためです。 しかし中国と韓国は首相の配慮を知りながら、その意をくむどころか、毎年声は大きくなりました。そして去年の正月から2年近く参拝していないのに、かの地域の反日は頂点を迎えたのです。 こうしたデータから科学的に推測すれば、中国と韓国は、譲歩すればするほどほど多くを要求するようになるという結論に達します。首相は、中国、韓国と仲良くなるためにも、毎月靖国に参拝すべきなのかもしれません。」 うーん、引用が長すぎたかな? 引用しすぎで、怒られちゃうかな?
- zensan1400
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多少 私の勘違いも有るかもしれませんが 慰霊碑=千鳥が淵 現在は有ると思います! しかし 全ての戦没者を奉る所は靖国神社と成っています。 でっ 問題は そこでなく「A級戦犯」に有ると思います。 靖国神社は「A級戦犯」を奉って居るのでなく 戦争で亡くなった方を奉っている! 日本人は「亡くなれば 皆平等」的考えが基本理念に成っていますから 近隣諸国の感覚と異なります! ですから 故人に対する習慣に他国が意見を言うのはおかしいと思います。 これは 私の疑問ですが 「中国・韓国の靖国問題で反日運動をしている方」でA級戦犯者が誰で何をしたのか・・・? 多分 知っている方は少ないと思います! そんな方が 「靖国反対!」を唱えても・・・?
- erkserve
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「歴史認識問題」という名称が付いていますが、アジアの2カ国(北朝鮮も入れれば3カ国)にとっては歴史などどうでもいいのです。 問題は「現在と将来」です。 そもそも 戦争がどうして起こったか、 日本軍はアジアで何をしたか、 その結果、アジアに現在どのような影響を残したか、 が、実証されていません。(少なくとも認知さていません。) しかもこの実証作業を極端に嫌う人々が大勢います。 さらに、中韓政府(そしてアメリカも)はA級戦犯といわれる人たちが実は何をしたかをよく知っています。 平和ぼけした日本人が戦争を正当化して、再び軍国主義国家となるなんて夢にも思っていません。 質問者さんも「日本軍の悪行」といわれるものを、きちんと資料で調査してみれば、それらのほとんどが単なる「感情的ないいがかり」と「勘違い」だということがわかると思います。でも、ほとんどの人はそんな時間はありませんよね。 私も以前は、中韓の主張を代弁する会合によく出席していました。そして、なるほど日本人とは悪いヤツだと思いました。 そして、新しい教科書をつくる会の会合にも出席しました。なるほど、この人たちのいうことにも一理あると思いました。 結局、両方に何度も出席しての感想は、 「反日派は、人が殴られた、死んだ、というような情景を重視する人たち」で、 「新しい教科書をつくる会の方は、歴史と世界を客観的に考える人たち」だということです。 ですから、別の追悼施設を作っても罵倒され続けます。 人権擁護法案が成立したら、こんな書き込みもできなくなってしまうのでしょうね・・・。
- yuhkoh
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昭和50年8月の終戦記念日に三木首相(当時)が靖国神社に参拝するに際し、社会・共産・公明の3党に対して「私的参拝」と説明。いわゆる「公的・私的参拝」の発端となります。同年11月に天皇皇后両陛下が参拝されて以降、天皇陛下の参拝は行われていません。それは首相が公私の区別を付けた以上、国家と国民の象徴たる天皇に「公私の区別」を付けることは難しいからです。さらには首相の行為に「私的・公的」と野党やマスコミが過敏に反応するのですから、天皇陛下であるならばなおさらでしょう。(首相が靖国神社以外の神社・仏閣・教会等の宗教施設におもむく際には、“私的・公的”と騒がないでしょう。宗教施設に参拝することが政教分離に違反する疑いがあるのなら、それこそ靖国神社以外でも問題としなければならないと思いますね) いわゆる「A級戦犯」(ちなみにA・B・Cというのは項目に過ぎず、罪の計量とは関係ありません。より正確な訳し方なら「A項戦犯」でしょう)が合祀されたのは昭和53年です。さらにいえば参考URLをごらんになれば分かりますが、昭和天皇・香淳皇后は毎年靖国神社に参拝されていたわけでもありません。よって“A級戦犯が合祀されたから天皇陛下が靖国神社に参拝しなくなった”というのは誤解です。 ちなみに天皇陛下は大祭の折りには靖国神社に勅使を遣わされています。
- yuhkoh
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>ちなみに最高裁判決では・・・ 失礼しました。福岡並びに大阪の「高等裁判所」の誤記ですので、訂正いたします。 【高裁判決では「違憲との判断」が傍論、つまり裁判官の意見が述べられましたが、違憲判決は出ておらず、しかも原告の訴えは棄却されています】
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お礼
ご丁寧にありがとうございます。。