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靖国問題とは
今日、小泉首相が靖国神社参拝をしたとして 騒がれていますが、私は靖国問題のことが全く分かりません。 wikipediaなどを見たのですが、難しい言葉があり意味が分からず…。 頭の中にあるのは、靖国神社は戦犯者を祀ってあり、その戦犯者を参拝する行動に対し中国や韓国が 怒っているのだと頭に入っているのですが、 合っているのでしょうか?… 現在私は17歳なのですが、歴史に関しては 自分が興味がある事以外は無知といっていいほど 何も知りません。 出来れば、靖国神社はどういった所なのかと いうことと、何故靖国参拝を中国や韓国が反対 しているのか教えて下さい。 よろしくお願い致します。
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- chibi2abc
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靖国神社側は全く前回の戦争、さらにA級戦犯などに対 して非があるとは思っていません。 こういう態度があるから、中国も韓国も反発しているのです。 靖国神社HPに明確に書かれています。 http://www.yasukuni.or.jp/index2.html 「靖国神社関係資料」に詳しい。 資料の抜粋をすれば、 >クラウゼヴィッツが有名な『戦争論』の中で戦争はかたちをかえた政治的手段である。と主張しているように、戦争は容認され、国家に与えられた基本権だったのです。 大砲しかなかったナポレオン時代の戦争と、核兵器まである現代とを、同一に考えるのに無理がある。 >東京裁判は、国際法準拠を装いながらも、実際はそれを歪曲拡大解釈し、我が国の戦時指導者を戦争犯罪人としたものであり、我が国に対する報復裁判以外の何物でもなかったのです。 全く戦争責任など感じず、侵略していった中国や東南アジアの人々への反省が全くありません。 >殊に東條英機の如きは日本の国政を誤り戦争に巻き込み敗戦に至らしめた元凶である。日本人の殆んどの人達は之を靖国神社に神として合祀することに反感を抱いていると思う。(「諸君」の記事) 敗戦の責任は東條にあるというのです。でなければ戦争は勝てたという論法です。 >A級戦犯論と東條論を混同すべきでない >戦争裁判によって刑を受けた者(一般には戦犯と呼ばれている)に対する当時の国民感情は、決して犯罪者に対するものではなく、寧ろ同情的であったといえます。 それは当時も今も、同情的感情などないでしょう。 親族だけの感情です。 >昭和41年には、いわゆる“A級戦犯”の祭神名票が引揚援護局から送付されましたが、これを受けて靖国神社は崇敬者総代会において、“A級戦犯”合祀を了承しました >“A級戦犯”は昭和殉難者として合祀されたのです。 戦争肯定者が、殉教者と摩り替わっている。 戦争被害者はどうだというのか。 *この件に関しては昭和天皇も不快感を現していたという記事が、7月20日の日本経済新聞のスクープで明らかになりましたね。 1988年当時の宮内庁長官富田朝彦氏のメモが見つかった。昭和天皇が靖国に参拝されない理由が、明確に書かれていた。 「私は、或る時に、A級戦犯が合祀され、その上、松岡、白取までもが。筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが」 「松平の子の今の宮司がどう考えたのか。易々と。松平は平和に強い考があったと思うのに、親の心子知らずと思っている。だから、私はあれ以来参拝をしていない。それが私の心だ」 昭和天皇の正当な倫理観、強い戦争否定が垣間見えますね。 これを解決し、中国や韓国から同意してもらうには、 A級戦犯の分枝でしょう。それに戦争を未だに肯定している 靖国に参拝せず、別の国立慰霊碑を作るべきでしょう。
- f00
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何故靖国参拝を中国や韓国が反対しているのか? ズバリ!中国、韓国、それぞれの国内問題です。 本気で靖国参拝が問題だと考えているわけではありません。 日本に対する外交カードという見解もありますが、 国内での権力維持を目的とする側面が強いと思います。 中国は近年急速な経済成長を遂げていますが、 豊かになっているのは都市部の限られた人だけです。 農村部や都市部の貧民層は不満を募らせており、 その不満を反日デモで発散させようと目論んでいると言われています。 また、日本に対する批判を続けないと政権内部での支持を 得られないという事情があるのです。 中国は批判の根拠としてA級戦犯問題を挙げています。 まず、中国の歴史認識は 1.中国人民はかつて旧日本軍の侵略行為を受けた。 2.しかし、その責任は一部の指導者に帰されるものである。 3.戦争指導者はA級戦犯として処罰され戦争問題は解決した。 というものです。 悪いのはA級戦犯でその処罰は済んだのだからこれからは 仲良くやって行きましょうというわけです。 日本政府もこれに同意し日中国交回復しました。 しかし、戦争指導者であるはずのA級戦犯が靖国神社に神として祀られており そこに現職の総理大臣が参拝しているのでクレームをつけたという次第です。 中国の主張は一応スジの通ったものと言えるのですが A級戦犯を本気で問題視しているかは疑問です。 A級戦犯問題を解決すれば丸く収まると考えている人がいますが、 1.中国の批判は批判のための批判である。 2.そもそも靖国神社と中国の歴史認識にズレがある。 ことから考えて、中国が論点を変えて批判を続けることは 間違いないでしょうね。 韓国の批判も国内の政権維持のためです。 韓国政府の主張がプロパガンダに過ぎないことは 韓国国民の間でも認識されつつあるのですが、 周囲が反日を唱えている状況で親日的な言動をとると 自分が攻撃されるという現実があるのですね。 当時朝鮮半島は平和的に日本に併合されていたので 日本が韓国を侵略するという歴史的事実がそもそもあり得ません。 そんなわけで韓国の靖国参拝に対する批判の根拠が如何なるものかは 私には判然としません。ゴメンナサイ。 中国、韓国の靖国批判については隣国の内政事情に配慮しつつ 静観するのが適切かと思います。
- f00
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靖国神社とは? たとえば朝早く公園の掃除をしている近所の人を見かけたら どのように思われますか? 「お疲れ様です」「ありがとうござます」 そんな言葉が自然に出て来ないでしょうか? では、その人はどんな思いで掃除をしているのでしょうか? 「みんなに気持ちよく公園を利用してもらえたら」 そのような考えからではないでしょうか? 「人の役に立ちたい」「社会に貢献したい」 そんな人として自然な発想とそれを尊ぶ思想が靖国神社の根底に有ります。 すでにご存知のことと思いますが、靖国神社は 「戦争で国のために殉死した人の御霊を神様として祀っている神社」 です。 「国のために自分の命を投げ出したその精神を尊ぶべきだ」 という自然な発想から誕生した神社です。 ただし! 対象となるのは「戦争で国のために殉死した人」に限られます。 公務であっても戦争以外の事故などで死亡した人や 戦時下であっても民間人として空襲などで死亡した人は 対象となりません。 また、誤解している人が多いようですが、 神様としてお祀りすることにより顕彰することを目的としており、 慰霊や追悼のためのものではありません。 日本は開国以降の近代化の過程の下で多くの内戦・外戦を経験し、 その中で多くの戦死者を出しました。 ここで、戦死者の遺族の気持ちを想像してみて下さい。 息子や夫を国のために失った人たちは、その悲しみと共に 「なぜ自分たちが犠牲にならなければならないのだろう?」 という苦悩を味わったことでしょう。 けれども、自分の大切な人が神様として祀られることで 「自分たちの犠牲は無駄では無かったのだ」「国も認めてくれているのだ」 と実感し、悲しみと苦悩が軽減されるのです。 それが靖国神社の重要な効能です。 ところで、すでにお気づきのことと思いますが、 悲しみと苦悩の軽減と共に、国に対する不満を抑えるという効能もあるわけです。 つまり、国としては靖国神社を利用することで戦争をやりやすくなるのです。 実際、太平洋戦争では戦争遂行のために靖国神社が積極的に利用された という経緯があります。 靖国神社にそのような危険性があることも否めない事実なのです。 「国のために犠牲となった人を尊ぶことは当然だ」という考えと 「戦争の道具として利用される危険な存在だ」という考えとの 対立が靖国問題の一つの側面です。 靖国問題のもう一つの側面は「防衛戦争」と「侵略戦争」との対立です。 これは常識としてわきまえるべきことだと思うのですが、 防衛と侵略との間に明確な線引きは出来ません。 たとえば、つい最近、北朝鮮がミサイルの発射実験をしたのはご存知のことと思いますが、 この時、「日本がミサイルで攻撃される前に北朝鮮の基地を先制攻撃してはどうか」 という意見がだされました。では、これは防衛でしょうか?侵略でしょうか? 「自国を守るためだから防衛だ」という意見もあるでしょうし、 「相手国の施設を攻撃するのだから侵略だ」という意見もあるでしょう。 さて、靖国神社は「日本が行った戦争はいずれも侵略ではない」と明言しています。 (だって、「あれは侵略でした」って言ったら戦死した人が浮かばれないでしょ?) ところが、太平洋戦争に関して日本政府は、「あれは侵略戦争でした。ごめんなさい。」 と言ってしまっており、その歴史観が国際的な共通認識となっているのです。 (でも、もし日本が勝っていたら靖国神社と同じ主張をしていることは間違いないのですよ) 靖国神社は今は国から独立した存在なので、単独でどういう主張をしようと自由なのですが、 公的立場にある人がそこに参拝するとどうしても政治問題になってしまうのです。 (つまり「あんた本当はどっちだと思ってるの?」とツッこまれてしまうわけです) それでは、太平洋戦争は防衛戦争だったのでしょうか?侵略戦争だったのでしょうか? それは、歴史をしっかり勉強して自分でじっくり考えてみてください。 そうすれば、防衛と侵略との間に明確な線引きは出来ないことが理解できると思います。
- sadajiro
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これは人によって意見の分かれる問題ですので、興味がおありなら、明治~昭和初期までの歴史を勉強した上で、ご自分で結論を出していただくしかないと思います。逆にその辺りの知識もなく是非を論じるのは非常に危険だという事です。 質問に対する直接的な回答だけ書くと、それが「無名の戦没者の墓」であれば、別に物議を醸さないのでしょうけど、当時の指導者層(A級戦犯という表現を使うと、これまた議論になってしまうのであえて避けます)が合祀されている事が問題になっている、そういう事です。
- indora
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概ね、質問の内容は正しいといえると思います。 国家間の話し合いで、決めていることなどは皆さんが説明されている ので、記載しません。 A級戦犯の合祀を中国・韓国は問題視しています。確かに、犯罪者を 祭ることに嫌悪感を持つことは理解できます。 しかし、考えたいことは”A級戦犯”は罪を償った人たちではないの でしょうか?償いきれない罪を犯したからこそ、我々は法律の名の下 合法的に殺人を犯したのではないか?ということです。 死者に鞭打つようなことはすべきではないと思います。 私は戦争に対する議論より、刑罰(とりわけ死刑)に対する議論を すべきだと思います。
- maramatanga
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質問された方はあまりの反響の大きさと寄せられた回答の多様さに戸惑いを感じていることでしょう。ところで今までの回答者が指摘していなかった大事なことをコメントさせてもらいます。 そもそもA級戦犯とは平和に対する罪、つまり戦争を企て、戦争に導くように謀議したことへの罪、簡単にいえば戦争を引き起こしたことに対する罪です。そしてそういう意味での最大の影のA級戦犯は、驚いたことになんと中国そのものだという見方もあるのです。 日中戦争で悲惨な目にあい日本の支配から脱しようとした中国は、日本をアメリカと戦わせるためにアメリカが戦争回避のための最終案として日本に提案する寸前のハル・ノート(アメリカが日本と不可侵条約を結ぶ、つまり戦争を回避するための条件として、アジアにおける日本の権益を放棄することを求めた交渉案)を、当時の中国の指導者蒋介石が外交的戦略を講じて日本が拒絶せざるを得ない過酷な内容に変えさせ、いわば日本をして”窮鼠猫をかむ”状況に追い込むことに成功したのです。当初は日米両国ともになにがなんでも戦争という考えではなく、戦争を回避するための落としどころ(妥協案)を目指していたのが、中国のA級戦犯的な企みによって戦争へと突き進まざるをえなかったというのです。東京裁判でインドのパール判事が「このような苛酷な要求を突きつけられたならば、地中海の小国モナコといえども銃を取って立ち上がるだろう」と言ったことは有名で、いわばアメリカによる事実上の宣戦布告だったとも云われています。 無論、日本の軍部の中に強硬な戦争推進論を唱える者(本来のA級戦犯者)がいたことも事実のようですが、昭和天皇をはじめとしてなんとか戦争を避けたいと強く思っていた人たちも少なくなかったのが実態だったと思います。 靖国問題についていえば、戦後60余年を振り返ったとき、軍備拡張、領土拡張を続けている中国が、軍国主義に走る兆しの微塵もなくひとえに戦没者の慰霊と戦争の否定を願っている日本を非難しつづけるのは、なんとも皮肉な現象です。よく言われるように自らの国内問題から国民の目をそらすための戦術で、靖国問題で中国が満足いくような行動を日本がとれば、次から次に無理難題をふっかけてくるのが目に見えています。昔、日本が尊敬した高い精神性が、いまの中国に感じられないのは残念でなりません。
- kodon
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靖国神社のことを詳しく知りたいならネットで靖国神社のホームページ を開けば詳しくでています。東京近辺の人なら神社の遊就館に行けば過去の戦争の歴史をビデオで上映しています。 中国韓国が靖国参拝反対していることに多くの日本人も実は理解不可能なのです。 自国民が国のために戦争に行き戦死した人々を慰霊するのに他国から指摘されこの者達は慰霊してはいけないなど他国が口をはさむことでない はずです。かっての戦争で死闘を繰り広げたのはアメリカのみと言って よいでしょう、対戦相手はイギリス、シナ、ロシヤ、オランダ、オーストラリヤ等多数の連合国ですが実質の相手国はアメリカのみです。 シナ相手には負け戦などありません、イギリス相手ではインパール戦争 のみの敗戦です、オランダ、オーストラリヤとは戦闘らしい戦争はしていません。一番激しく戦争したアメリカが靖国参拝など問題視するどころか軍人で一番多く参拝に訪れるのはアメリカ軍の将校だそうです、実はブッシュ大統領が来日した時靖国神社に参拝したいと言ったそうですが外務省が中国の機嫌を損ねるが怖いために明治神宮で勘弁してもらったそうです。韓国とは戦争したことはありません、中国の現政権は日本敗戦後に出来た国です。敗戦時の政権は現台湾政府です。従って日本と 戦争していない国が文句を言っているので、日本国としては相手にしようがありません。韓国は日本と独立戦争を戦って独立したとしているならその嘘の補強のため靖国参拝反対を叫びつずけるでしょう。中国は民衆の不満を日本に向けるために靖国を利用しているにすぎません、しかし最近中国政府は日本人が反中になり中国には何の利益もないことにきずき靖国問題を収束させたいはずですが、日本のマスコミが国際問題化 させたい勢力(朝日新聞)と一緒になって煽っています。何故朝日新聞 が靖国を敵視するのか私にも判りません、中国をこの問題に引っ張りこんだのも朝日新聞です、他の方が回答されているようにA級戦犯が合祀されているから問題と言っておられる方もいますが、慰霊の仕方は国に よって異なることは事実です、中国人は一度敵になった人は墓を掘り起こしてでも復讐する民族と日本人のように死ねばいかなる罪人でも許してしまう民族とでは話し合っても理解不可能でしょう。ヤクザに因縁を吹っかけられたら無視するよりしかたがないようなものです。
- IXTYS
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高校生の方にわかるように説明します。 ● 靖国神社 / 明治10年の西南の役で官軍のために戦い亡くなった兵士をともらうために造られた。 その後、日清、日露戦争で戦死した日本軍兵士がまつられている。 先の大戦で戦死した兵士がまつられている。 このように、お国の為に戦って死んだ兵士の霊をともらう目的で建てられた神社です。 極東裁判といって、日本軍の指導者を戦争責任者として裁き、絞首刑、あるいは病死した霊は、当初、ここにはまつられていなかった。 ところがある時、神社側でこっそり、これらの霊も一緒にしておいて、ずっと時間が経ってから発表した。 こういう処置が発表されてから以降は昭和天皇と今の天皇は参拝しておられない。 ● 中国、韓国、その他アジアの国々は何故、靖国参拝に怒っているのですか? 先に戦争の責任者として処刑されたA級戦犯がこっそりまつられ、そこに首相が参拝すると聞いて、怒っているのです。 歴代の戦後の日本国首相は事あるごとに、先の戦争で多大な迷惑をかけたと謝罪をさせられて来ました。 その舌の根も乾かないうちに、靖国参拝。 これは反省をしていないと取られて反感を買ってしまったのです。
- luune21
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そもそも靖国問題とは、参拝や戦争責任者合祀が問題なのではなく、なぜ「靖国」でなければならないのか、というのが問題です。なぜ戦争責任者を除いた「無宗教」の慰霊施設ではいけないのでしょうか。 それはさておき、中学生向けの高水準参考書レベルでご質問に回答します。 《靖国神社について》 1980年代後半、アジア諸国はみな欧米列強の進出という大ピンチを迎えました。このピンチを自力で最初に乗り切ったのは日本です。その後、タイと中華民国が日本を真似て、タイは成功、中国は失敗しました。 ピンチを乗り切った日本の方法を一言でいえば、西洋各国のいい所を徹底的に模倣するということになります。 その模倣の一つが、国教の制定にあります。これはイギリスの「国教会」に倣っています。これは宗教政策でもあり、国民統治政策でもあります。そこで日本独自に考え出されたのが「国家神道」です。歴史的には比較的に新しいことばです。 「国家神道」は1870年に「大教宣布の詔」によって定められ、天皇を現人神として成立しました。その一環として、天皇のために「戦死」した人を英霊として祭る「招魂社(最初のものは長州・下関で1865年創建、今の靖国は1869年創建)」を靖国神社-護国神社とあらため、天皇と国民を神的に結びつける役割を持たせていったのです。このとき、神官や国学者によって寺院・経典が焼かれ、仏像が打ち壊されるという廃仏毀釈が盛んに行われました。 こうやって天皇=神=最高権力者体制が確立していったわけですが、実際は明治時代においても天皇は象徴であり、実権はありませんでした。あくまでも国民を統治するための手段だったにすぎません。 国家神道には教義や教典というものはとくにありません。「英霊」ということばも極めて曖昧な定義です。そもそも宗教という形にすらなっていないのです。国家神道というのは「隣組」や治安維持法、大政翼賛会、大日本産業報国会、特高警察などの統治機構とまったく同じレベルのものです。これらの目的はただ一つ、政府に反対するものをなくす、ということでしかありませんでした。 《A級戦犯について》 日本は日本人自身で戦争責任者が誰だったのかを決めていません。しかし、誰が戦争責任者だったのかの定義は確定しています。 それは「東京裁判のA級戦犯とほぼ同じだ」という考え方です。この考えは、政府も自由民主党(歴史的には野党も)も一貫しており、今までその主張を変えたことはありません。小泉首相も同等の国会答弁をしています。そもそも東京裁判のようなものを日本独自で開廷しなおして、あらたに戦犯を選ぶという権利がありません。 少なくとも「日本国民全員が責任者」であるという考え方は内外ともに受け入れられません。そんなことをしたら失政の責任は誰もとらなくていいことになってしまいますので至極当然のことです。 と、すれば中国や韓国が反対するのは無理もないことでしょう。戦争責任者にも一緒に拝むわけですから。 また、中曽根首相が参拝した当時はインドネシアなど東南アジア諸国からも批難の声が上がっていました。潜在的な不信感・嫌悪感は中国・韓国だけではないと思われます。
- sudacyu
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中国の靖国神社参拝批判は、根拠が極めてはっきりしています。 No3の方の指摘する通り、日本の田中首相が日中平和友好条約を締結する際、中国首脳と協議したとき、日本・中国共に日本国民には戦争責任が無く、指導者に責任があるとの共通認識を前提に条約締結をしました。(中国共産党政権による中華人民共和国は、サンフランシスコ講和条約に参加していないので、日本と中国の国交の基礎は、この日中友好平和条約にある。) 中国政府の立場から言えば、日本の首相が靖国神社に参拝することを認めると、この日中共通認識という前提がなかったことになり、国内の反日感情をコントロールできなくなります。
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