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人民元切り上げに伴う輸入での金銭面システムについて教えて下さい。
仕事上で北京からA社を通してある商品を購入しております。 私の会社からA社には日本円で、A社から北京にはドルで支払っている様です。 そこで、今回の人民元切り上げに伴い、支払い金額は高くなり、北京の会社は儲かると何となく分かるのですが、細かいお金の動きのシステムがわかりません。 今回、仕入価格を下げてもらう様に交渉しなければいけないんです…。 小学生に教えるレベルでお金の動きについてのシステムを教えていただけませんでしょうか。 また、価格交渉をしていく私に何かアドバイスもいただければ幸いです。 ぜひとも宜しくお願い致します。
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先日まで中国に駐在してました。 >私の会社からA社には日本円で、A社から北京にはドルで支払っている様です。 これはその通りですか?お金が JPY(日本円)→USD(米ドル)→RMB(人民幣) と兌換されていることになりますが合っているしょうか。[…Aとします] あるいは、あなたの会社からA社に払った日本円は、A社はすでに中国にあるので直接人民元に両替され、払われてはいないでしょうか。 その場合お金は、 JPY(日本円)→RMB(人民幣) と兌換されています[…Bとします] 為替レートの変動をみてみました。 上のAの場合、7/21の人民元切り上げ後だいたい2%USDが安くなって(RMBが約2%切り上がった)そのレベルをほぼキープしながら、現在にいたっています。 7/21以降、Aの例の USD(米ドル)→RMB(人民幣) ではたしかに北京側は2%ほど安定的に得をしていますが、 JPY(日本円)→USD(米ドル)の部分でも為替変動が過去ずっとあったので、あなたの会社は円安のときはもっとコスト(支払い)がかかっていたはずです。 Bの場合も、ここ数ヶ月は3%程度の変動がおきており、これも一定ではないため(上の例の[JPY(日本円)→USD(米ドル)の部分]と同じ)、やはり円安のときにあなたの会社が払った額はかなり大きくなっていたはずです。 人民元が切り上がったことで相手の会社が儲かるから値切ると、いうのはちょっと責任転嫁のような感じがします。。 一般のメーカーなどは、為替変動によるコスト増のリスクを為替予約やコスト削減など、自社でなんとかしています。 現時点ではたしかに中国政府の政策の関係で2%の切り上げ幅はほぼ一定ですが、将来政策が変わり変動性(日本円と米ドルのような)に移ったら、変動するたびに相手に値下げを要求するのも無理があります。 為替の判断を誤れば、せっかくの儲けをふっとばすほどの痛手を受けますので、この問題はへたに素人が考え手を出さずに、あなたの業界の同業他社がどう為替変動に対応しているか、どのようなアドバイザーを雇い相談しているかなど、情報収集をされたほうがよいかと思います。