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アスベスト(石綿)について

私の住んでいる地域にはこの夏休み中に小中学校の校舎の天井や壁にアスベストが使われていたり、学校給食の調理釜にアスベストが使われていて未だに学校が使えないところがあります。本日、子供が理科の実験をしてきて何気なく話を聞いたのですがアルコールランプを使用した澱粉抽出実験に「石綿金網」を使っているとのことなのですが、これって問題は無いのでしょうか?実験が終わって器具をしまう時に「石綿金網」を落としてしまって白い粉が飛び散ったと子供は言っていましたが・・・。そういえば私たちも子供の時はそんな経験があったなぁと思ったのですが・・・。学校では何も対応をしないのでしょうか?壁や天井より実験で使うものが一番身近で危険なのでは無いでしょうか?

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回答No.3

問題は綿状になって細かく繊維が千切れて空気流に飛散することです。 小麦粉でも粉の場合は息を吹きかけるだけで飛散します。床から1mの高さから茶碗一杯の乾燥した小麦粉をぶちまけると小麦粉の粉が飛び散り一部は空気中に舞い上がります。そんな状態でそこにいれば小麦粉の粉を吸って肺の中に入っていきます。 ところがお焼きやだんごのように加工した小麦粉は、もはや風が吹いても落としても粉になって飛散しません。もちろん100年も乾燥したところに放置しておけば、干からびて粉になっていく可能性は無いとは言い切れませんが。。。 アスベストも、細かい繊維となって空気中に飛散して浮遊する状態が危険な状態です。樹脂やモルタルなどで固めてあれば飛散しなくて問題はありません。 綿上の脆くなった細かい繊維状になったアスベストが空気中に舞い上がり、いつまでも浮遊し続ける中に、人間や動物がい続ければ、呼吸を通してアスベストを肺に吸い込みます。天然の結晶性アスベスト繊維は先が尖がった槍のような形状をしていて肺の表面に突き刺さって取れません。これが35~60年後に中皮種という肺がんをおこします。 社会で一番問題のある天然の青色石綿と茶色石綿は、結晶性で白石綿と繊維の結晶形状は同じですか、毒性が強く日本では1996年に使用禁止になりました。これらは発癌性も毒性がある分、発ガンするまでの期間が白石綿より短くなります。WHO(世界保健機構)では1980年に天然石綿の発癌性を起こす危険性について警告しました。日本が1996年まで青色石綿、茶色石綿を使い続け、白石綿を使用禁止したのは2004年の10月です。いつもの通り、産業会と政府の癒着構造が使い続けさせてきたわけです。 使用禁止になりましたが、すでに使われてしまっているアスベストが問題になります。ビルや一般家庭に大量に使われほとんどは飛散しない形で存在します。現在問題になっているのは、倉庫や車庫や体育館などの鉄骨にアスベストがじかに吹き付けて、露結と錆び止め、耐火目的で使われたものが、ぽろぽろとはがれ落ち空気中の飛散し始めているものやはがれ落ちが迫っているアスベストです。またビルや一般住宅の解体では、建材中に固定されているアスベストを強引に砕いて解体しますので、解体現場ではアスベストが大量に空気中に飛散していたわけです。誰も家やビルの解体現場の横の道路を通ったことがあるかと思います。子供の通学路や朝の通勤路の道路際で解体工事で埃が舞い上がっている傍を通ったこともあるでしょう。私も何度もそういった道路を通っていますのでアスベストを吸っている可能性が高いです。 >「石綿金網」を使っているとのことなのですが、これって問題は無いのでしょうか? 石綿は繊維状に物質ですので「石綿金網」の石綿は綿状にはなっていません。綿と耐熱性珪素土などと混合して焼き固めてあります。 サン間を庭先で金網を載せて焼く七輪(コンロ)は耐火性に非常に優れていますが海底に沈殿した珪藻の殻の粘土で付けられています。七輪も砕ければ白い粉になりますが害はありません。この珪藻土とアスベストを練り合わせて金網にくっつけて焼き固めたものが「石綿金網」ですね。落として割れて白い粉が飛び散った粉は主に珪藻土を固めた物が主体だと思います。石綿は砕けて飛び散らないように入れた骨材の役目をしています。コンクリートの中にいれる鉄筋の役目のようなものです。そんなにたくさん含まれているわけでなく飛び散るとしてもほんのわずかですうほどの量はありません。 アスベスト製品の定義はその中に0.5%含まれているものと定義され規制の対象にされています。 >小中学校の校舎の天井や壁にアスベストが使われていたり、 ここで天井や鉄骨に吹き付けられている吹き付け材はアスベストが主原料ですので、アスベストが材料の70~90%以上を占めているでしょうね。こんなものが綿状にほつれて飛び散り浮遊したら、大量のアスベストを吸い込むことになります。アスベスト繊維は髪の毛の1/5000位の結晶性繊維ですのでマスクをしても隙間を通ってしまいます。花粉症やカビ胞子まで通さない特殊な工事用使い捨てマスクで無いと浮遊するアスベストの吸い込みは防げません。 >学校給食の調理釜にアスベスト これは100%白石綿のアスベストが鉄の釜を合わせ部分に挟み込んであるものです。断熱材として使われています。 家庭でもいたるところにアスベストが使われています。特に台所周り(アスベスト入り石膏ボードが耐火や断熱のため)に壁の下や天井のクロスの上側に使われています。 床下や天井裏、外壁の影の間に断熱材として大量に使われていたり、モルタルのひび割れ防止骨材として外壁に使われていたり、瓦やとたん、コンクリート屋根を除く樹脂製屋根材は大抵アスベストを焼き固めたものです。工場や倉庫のスレートもコンクリートに補強材として大量のアスベストをいれて焼き固めたものです。 一概に、アスベストといっても0.5%程度含有している建築材料から90%以上アスベストの天井や鉄骨吹付け材まであり、ほとんど飛散しない建材などに加工されているものと直ぐ綿となって飛散する形で使われているアスベストがあります。  これらを皆同じ扱いで扱うのも問題があるように思います。まだ、グラスウールや人工アスベストについてもまだ危険性がよく分かっていないというか、使われ始めて年数が経っていないので被害が発生してみないとわからないという状態ですね。天然石綿は1905年ごろに発見され利用され始めてほぼ一世紀立ち35年から60年経って癌が発生することで1970年ごろから被害が急増して来たわけで、初期が公害被害をひた隠しにしてきた経緯があります。

その他の回答 (3)

noname#62864
noname#62864
回答No.4

No.2です。 私はアスベストの専門家ではないので、確かなことは言えませんが、石綿金網は比較的危険性は低いと聞いたことがあります。 正直なところ、大問題とまでは思いませんが、できるだけ速くセラミックに切り替えて欲しいとは思います。セラミック金網は、さほど高価なものではないですし、そもそもこれらの金網はさほど耐用年数の長いものではないですから。 しかし、セラミック金網が本当に安全かどうかと言うことも疑ってしまいますね。金網ではない、セラミックなどの板もあるのですが、これは割れやすい上にやや高価なようです。

noname#62864
noname#62864
回答No.2

現在では、石綿金網によく似た、セラミック付き金網が広く使われているようです。 仮に、石綿金網が使われているのなら、セラミックに切り替えた方がよいでしょうが、もしかするとセラミックのものを石綿と勘違いしているのかもしれません。

atsushi_k
質問者

お礼

疑問に思って知り合いの小学校の先生と中学校の先生に確認したら教育委員会を通じて校長に連絡が入り、「現在使われている「石綿金網」の数量を確認して欲しい」とあったらしいのですが、その後の対応支持等の連絡が来ていないのでそのまま使っているとのことです。「セラミック製の金網」は2年位前から購入し始めているらしいのですが教育委員会も学校も在庫があるので「石綿金網」の使用を認めているということでした。これって大問題ではないでしょうか?

  • bullfrog
  • ベストアンサー率22% (302/1370)
回答No.1

>実験に「石綿金網」を使っているとのことなのですが、これって問題は無いのでしょうか? 大問題です。即刻廃棄してもらうべきでしょう。

atsushi_k
質問者

お礼

今でも授業で「石綿金網」を使っているらしいのです。明日、教育委員会に真意を確かめたいと思っています。

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