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仏教の宗派とお坊さんの生活について
今日は。お世話になっております。 最近坐禅をよくしにいってるのですが、 仏教の高校を出たのに、あまり宗派とかわかりません。 日本で最大の仏教宗派ってどこなんでしょうか? あと、どのくらい、種類=宗派があるんですか? お坊さんの生活も、お坊さんっていうのは、 お寺が大きければ大きいほど檀家さんとかいるので、儲かってそうですが、 だいたい、月収って平均どの程度なんでしょうか? みんなで、朝粥食べたりしてますが、食べ方とか、片付け方をみてると、 さささっとしてて、慎ましいな・・と感じます。 お酒や煙草もやったりしますよね? 飲みにいったりすると、たまに坊さんにあったりしますが、 酒、煙草、女はしている・・・とみてるかぎりわかります(笑)。 真面目なお坊さんもいれば、そうでない人もいると思いますが・・・。 仏教はこんなもんだよ!っていうのを、お教えください。 よろしくお願いします。
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日本で最大の教団は浄土真宗の本願寺派(西本願寺)ですね。 その他に大きな伝統的宗派では、浄土真宗大谷派(東本願寺)や、浄土宗知恩院派(知恩院)が財政的にも豊かな宗派です。 この辺りの規模になるとほとんど大企業と変わりありません。むしろ檀家の企業など含めるとちょいとした国家規模になります(教団内で教育をふくめ全ての生活に必要なモノ・サービスが手に入ります)。 バブルの頃には資金運用もお盛んで、4大証券に百億円単位でお金を預けていました(なにもいわずとも元本保証でした・・・)。 これが地方のお寺(和尚さんとそのご家族で運営しているようなところ)ですと、敷地内を駐車場にして貸してみたり、幼稚園の経営をしたり、地方公務員として働きながら(時間に融通が利くそうです)和尚兼務したりと様々でした。また、総本山の事務方として勤めている方もけっこう多かったです。月収ですが、中小企業の社長さん方と同じで千差万別ですね。 お寺の運営は、開祖の生誕何百年祭とか、お寺の改修工事資金とかのイベント毎に檀家さんからお金を集めていました。多すぎると苦情が出るので、檀家の総代と相談しながら決めていましたね。 飲みに行くのは好きな人が多かったです(ぼくの周りですが)。 高野山では若いお坊さんが厳しい修行をしているのですが、それが終わった途端にお山を降りて大暴れするので有名ですし、京都の祇園でも宗派毎に行き付けのお店があるみたいです(元舞子さん(生まれる前にお会いできたらと言う「元」美人でしたが)の落ち着いた御用達のお店に連れていってもらったことがあります)。 親しかった同世代の坊さん(上記の高野山出身)は無茶苦茶な飲んべぇでしたが、修行もしてましたし、人の死に接することが一般人より多いためか、法話になるとやはり後光が差していましたね。 自分の修行中の内面的な出来事や、先代が声を掛けてくれた時の言葉が、こういう状況でようやく理解できたなどなど。自分で一度咀嚼して分かり易い言葉で話してくれました(お年寄りには拝んで涙してる人もいました)。 こういう付き合いから、死とどう折り合いを付けて生きていくか、普段の生活での「安心」を得るためにどういう生き方をすれば良いのか、が仏教に求められているものなんだなと思っています。
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- teinen
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>日本で最大の仏教宗派ってどこなんでしょうか? 信者の数では,浄土真宗本願寺派(本山:西本願寺)です。第2位は浄土宗(本山:知恩院)です。 寺院の数では,曹洞宗(本山:永平寺・総持寺)です。 >お寺が大きければ大きいほど檀家さんとかいるので、儲かってそうですが、だいたい、月収って平均どの程度なんでしょうか? 檀家さんが多いということは,それだけ護持費やお布施の収入が宗教法人としてはあるわけですが,住職は宗教法人から給料を頂く立場ですので,月収は檀家さんの集まりである総代会が決めます。 ちなみにうちの本家の菩提寺で,住職が寺(宗教法人)の金を着服したことが発覚し,総代会がその住職を吊るし上げた上に,寺から放り出しました。 檀家さんの少ない寺院では,同じ宗派の他の寺院のお手伝いに行き,収入を得たり,他の職業と兼業して,その収入を寺院に繰り入れて寺院を維持しているお坊さんもかなりあります。 全てのお坊さんが儲かるのであれば,誰しも坊主になろうと思うでしょうし,無住の寺院(住職が常駐していない寺院)がなくなるはずですが,実際には、坊主になろうという人が少なく,無住の寺院がたくさんあります。 檀家が多ければ儲かるとしても,使う暇がないということになるでしょう。檀家が多ければ,葬儀や法要も多くなります。朝は6時に開門して朝のお勤めをして,葬式や月参り,法要をこなして,夜は通夜に出向なければなりません。休みのない仕事をも言えると思います。 うちの菩提寺(本家とは別の寺)は,曹洞宗で,檀家が千軒を超えていますし,近隣の寺院より護持費が高いのですが,住職や副住職は,贅沢なことはしていませんねぇ。年間40~50軒の通夜・葬儀を執り行わなければなりませんし,酒もタバコを口にしないし。贅沢と言えば,本堂の地下に坐禅堂を造ったぐらいでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 お寺の住職さんは、宗教法人からもらうんですね。 よく歴史のあるお寺の子息とかもお坊さんになったりしますが、 実力がないと、継ぐってのはできないのかな?それとも世襲でいけるのかな? とここらへんがよくわかりません。私の行ってる坐禅会の住職は慎ましく、 質素でいいかんじです。なんか、尊敬できるなーって。 住職のお話で、九州に生まれたのに、関西にいるってことは? 貧乏な寺に生まれたとか仰ってたので、そんな生まれとか関係なしに、 大きなお寺=宗派の上にたって、住職になれるのかなーって思いました。
- ZeroFight
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1の回答は面白いですね。葬儀屋から見た、医者の内情も知りたいです。 お寺の内情はわかりませんが、粥の食べ方がせかせかしているのは 道元が、そんな風に食べろと、書いているからだと思います。 『赴粥飯法』が講談社学術文庫にあります。 薄い本ですから、すぐに読めます。
お礼
回答ありがとうございます。 朝粥は坐禅が終わってからみなさんで食べるのですが、 住職のお坊さんは静かにきれいに食べてらっしゃいます。 でも、他の年配の男性が・・・男性だから?かもしれませんが、 すんごいせかせかして食べて、ずずずーって感じで、 おかわりする人もいるし、するんだったら、食べてる時間が短くて 片付けもすーってかんじなので、だから、焦って食べるのかな?とか もうそんなのは素だから?って思ったりしてます。 あまりにも、下品?に食べる人がいると、この人、朝粥食べるために 坐禅会にきてるのかな?と思ったり。。。。
- les-min
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こんにちは。。 仏式の祭式に関わる仕事をしています。職業上、お寺さんと接する機会が多いですね。 つくづくと宗派というのは日本仏教独特の区分けだなーと思いますね。地域の仏教会などで各宗派のお寺さんが顔を会わせることはあるようですが、系統の違う宗派同士はあまり活発に交流していないですね。 日本で一番大きな仏教宗派は浄土真宗の本願寺派だと思います。URLを参考になさってください。「派」で言えばもっともっと細分されるはずです。 檀家さんの数とお寺さんの生活ですが、結局檀家さんが多ければお寺さんが忙しくなる、というわけで、檀家さんが多ければ多いほどよい、というものでもないですね。ご葬儀はいつ入るかわかりませんし・・・予定の立てられない仕事というのは、何であれ楽ではないと思いますよ。 地域の年齢分布などによって異なるでしょうが、だいたい檀家さん全体数の5~7%の数がお寺の一年の葬儀の件数と重なってきます。檀家さんが1000件ほどある大きなお寺なら、一年に50~70件ぐらいの葬儀をお勤めするということになります。これは週に1回かそれ以上の割りになりますね。住職さんしか葬儀のお勤めができる僧侶がいないお寺なら、これは葬儀と通常のご法事をこなしていくだけで文字通り「忙殺」される数字だと言っていいですね。 たいていのお寺は「宗教法人」となっているので、住職さんや、その家族(寺族)の方でお寺の仕事をしている人は、宗教法人から給料をもらっているサラリーマンということになっている場合が多いですね。源泉徴収もありますし、法人(お寺)に税務調査が入ることもあります。 一口に会社勤めのサラリーマンと言っても給料に千差万別があるように、お寺さんの給料も法人の財政状況に左右されるので、これまたまちまちですね。高級外車に乗り、夜ごとに飲み出るお寺さんも実際おられますし、真面目なお寺さんもおられます。一般社会と同じような感じでしょうか。 実際に接していて感じるのは、生活自体が一般の方と変わりなくなっても、お寺さんは、やはりどこか違うなーということですね。 言葉ではなかなか言い表すことができないですが、良くも悪くも浮世離れ・常人離れしているところがある、というところでしょうか。 お寺さん個々に程度の差はもちろんありますが、世間一般の感覚というものを飛び越えたものを知っている、勉強したことがあるという人がもつ独特の感じなのかな、と思います。「こちら側の人間ではない」という感じでしょうか。常に外側からこちらを観ている人、アウトサイドにいる人という感じがするんですね。(かいかぶりかな?) それは、どれほど遊び好きのお寺さんでも、どれほど真面目なお寺さんでも、そういう世間一般の尺度とは関係なく、ほとんどの方から受ける印象です。 昨今、日本の仏教は「葬式仏教」と言われ印象悪いですが、お寺さんたちは、実に個性的で面白い人たちが多いです。お話していると楽しいですね。 現状では、お寺さんは規模が大きければ忙しすぎ、中くらいなら副業ができず寺院の会計簿とにらめっこ、小規模なら他に仕事をしないと食べられないというような感じでしょうから、あらゆる意味合いにおいて身動きとれないでいると思います。「檀家制度」がゆらいでいる今日、お寺さんはどうしていくんだろうなと思います。地方と都市部では状況がまるで異なりますしね、なにもかもが過渡期なんだな、と感じています。 それから、仏教には煙草に関する戒律はありません。東南アジアの厳しい戒律を守るお坊さん達も煙草は吸います。釈尊時代には煙草そのものがなかったので、戒律に触れられていないんです。 お酒、女性との交際はもちろん×のはずなんですがね。そういうなし崩し的いい加減さが良くも悪くも日本なんでしょうね。また、たいていの人がそれを受け入れているということは、結局それが(日本限定ですが)自然な姿だということでしょう。なるべくしてなし崩された、という感じだと思います。 仏教、特に日本の仏教各宗の教義については、各宗の祖師様(宗祖様)の書いた書物(現代語訳がついたものでもちろん結構ですから)をお読みになるとよいと思います。人柄を感じながら、読み比べるとさらに面白いと思いますね。 なんだが、いろんなことをまとまりなくすみませんでした。ご参考になればよいのですが。では。
お礼
回答ありがとうございます。 詳しく説明していただいて、大変嬉しく思います。
お礼
回答ありがとうございました。 すごく簡単かつ丁寧でよく理解できました。 私は京と在住なんですが、確かに宗派によって飲み屋はきまってますね。 居合わせた坊主さんなんかみてると、だらしがないというか、頭がツルツル なんで、余計成金みたいにみえたりして・・・。 高野山には興味があります。 若いお坊さんが下界におりると大暴れするっていうのは、 面白いですね。もともと真面目に修行して、継続できる人いいけど、 素があるから、一応耐え終えたけど、・・・ってのがあるのかなーっと。 京都でも小さい小さいお寺なんかは、売ってしまって、マンションになったり とかもあるみたいで、経営大変だとか耳にしたりしますが、 大きい団体は、潤ってるみたいで、安泰ですね?