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郵政民営化、なぜ再度衆議院に戻さなかったのでしょうか?

再度衆議院に戻せば、僅差ながら可決したのではないでしょうか?参議院の否決によって、あたりまえのように解散に持ち込んだ理由を教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • d04td002
  • ベストアンサー率83% (5/6)
回答No.4

■衆議院が可決し参議院が否決した法律案を,衆議院に差し戻した場合,衆議院で可決するには過半数でなく,2/3以上の賛成を得なければなりません。 (日本国憲法第59条2項を参照) ■今回の場合,はじめの衆議院での可決が,賛否5票差しかなかったことから,差し戻された法律案の再可決は困難だったと考えられます。 ■解散に持ち込んだ理由は,小泉さんによれば下記。 参議院の否決とはいえ「国会の(総体的な)意思」が内閣(小泉さん)と異なるので,国民の意思を直接問う。 ■解散に持ち込んだ理由は,報道によれば下記。 ・小泉さんは「郵政民営化」死んでも成就したいようだ。 ・解散しない場合,民営化議論が先送りになり,小泉さんの思う内容での民営化がさらに困難になると,彼が考えた。 ・さらに政権への求心力と権力基盤の低下を招き,彼の政権中に民営化が実現しないばかりか,以降の政権が民営化を推進する確信がなかったようだ。 ・解散しうまく選挙を戦えば,「民営化賛成」議員が増加とし,これをもって世論の「小泉改革」支持が明らかになったと説明できると,彼が考えた。。 ・このことが衆議院ではもちろん,参議院の論戦と採決に影響し,両院での可決・成立が果たせると,彼が考えた。

参考URL:
http://www.kyoto-su.ac.jp/~kazyoshi/constitution/kaisetsu/yuetsu.html
kirarii
質問者

お礼

よーく判りました、ありがとうございます。

その他の回答 (6)

回答No.7

表面的にはNO3の方の意見に同感ですが、もしかすると 族議員たちの追い出しが本当の目的だったのではないかと 思うようになりました。今まで道路公団など色々改革には挑戦しましたが、大抵は骨抜きですよね。それは族議員の反対により族議員たちもなんとか賛成出来る改革案原案に 自民党内で調整されて来たからですが、今回族議員を追い出した事により、骨抜きにされずに早く改革が進める事が出来る環境が整いつつあるような気がするんですが。 これから大改革を始める為には、身内から大掃除しなければならなかったのではないかと思います。 あのまま郵政法案が可決して、自民党に族議員が残ったまま改革を続けていたならば、まともな改革は出来ず、時間と税金だけが使われた様な気がします。

kirarii
質問者

お礼

おっしゃるとうりに、族議員も一掃されて欲しいものですが。ありがとうございました。

回答No.6

皆さんが仰られている通り、再度の衆院での可決では過半数だけでなく「3分の2以上」の賛成票が必要となります。それで1度目の衆院可決では「5票差しかなかった」とのことですが、“ココがミソ”なのです。 小泉さん及び自民党執行部は、今回の「衆院解散→総選挙」に当たり、青票(反対票)を投じた自民党議員を「公認しない」ことに決めましたが、これは“公認されない郵政民営化反対の造反議員たち”だけでなく、郵政民営化を推進する自民党主流派にとっても“生き残れるかor野党転落か”という意味で実に大変なことです。 いま現在、自民党執行部は造反議員の選挙区に対し通称「刺客」ともいうべき新候補擁立に躍起になっていますが、その作業たるやとっても大変なことなんです。多くの政治家はそれぞれ出身の選挙区で「地盤」というものを持っています。それに対抗するためにひとりひとり新候補擁立のための人選をして、さらに(新候補たちをそれぞれの選挙区で勝たせる為に)組織を整備しなければならない。その為には「造反議員」というものが少なければ少ないほど都合が良いのです。 仮に参院で否決された後にkirariiさんが仰られた通りに衆院に戻したとしましょう。先程も言ったように前回の可決は「5票差」という、ほぼ“ぎりぎりセーフ”といっていいラインでした。逆に言うと、「反対派」(造反議員たち)は“参院否決”の結果からさらに勢いづいている状態です。もしかしたら今度は「可決」どころの騒ぎではなく、「否決」の憂き目に遭ってしまうかもしれません。もし仮にそうならずとも、“造反議員”の数がさらに増えて「1票差可決」などという状態に陥ってしまうかもしれません。 仮にそうなった場合、「刺客」とされる新候補擁立の数はさらに増えてしまうワケですし(さらに手間がかかる)、また「否決」だった場合、小泉首相そして自民党執行部としてもこれまでやってきたことの“正統性”が薄らいでしまう危険性があるのです。…そしてそれはいうまでもなく、選挙を戦い抜く上で“マイナス”にしかなりません。 それ故に“負けるかもしれないor反対派を勢いづかせるかもしれない、という「無駄な戦い」”(衆院での再採決のこと)をやるよりは早めに手を打った方が良いとう観点から小泉首相も参院否決直後に「解散」に踏み切ったのです。

kirarii
質問者

お礼

よーーく、わかりました。ありがとうございます。

noname#70707
noname#70707
回答No.5

小泉は民主主義ではない方法を選択したのです。 どなた様も書いておりませんが、自民党内で今回の法案を国会へ提出するに当たって党内の賛成は実は少数であったことはご存知ですか。 武部が少数の賛成しか得られなかったのに、多数の賛成と言って嘘をでっち上げて勝手に国会に出してきたわけです。つまり自民党案ではなく政府案だけを勝手に取り上げてしまったのです。 だから国会議員達は完全に無視された法案なので与野党問わずに反対がいるわけです。  衆議院参議院を言う前に、若手と公明党がなぜ賛成したのかがわかりません。

kirarii
質問者

お礼

確かに、若手と公明党がなぜ賛成したのでしょうか。 ありがとうございます。

noname#21343
noname#21343
回答No.3

政治カテゴリーの過去の質問を見ていただければ分かるんですが、 仮に衆議院に戻したとしても、 参議院での「否決」を覆すことができる 「3分の2以上の賛成で可決」という条件をクリアできない可能性が、 極めて高いからです。

kirarii
質問者

お礼

すみません、過去の例をチェックしませんでした。

  • yoshi170
  • ベストアンサー率36% (1071/2934)
回答No.2

衆議院に戻した場合、過半数で可決にはなりません。今度は2/3以上の賛成が必要になります。よって小泉首相は事実上可決は困難ということで解散に打って出たわけです。

kirarii
質問者

お礼

そうだったのですか、数字的に可決できないということなんですね。再可決も過半数でいいのだと思ってました。さっそくの回答ありがとうございます。

  • rmz1002
  • ベストアンサー率26% (1205/4529)
回答No.1

参議院からの差し戻しの再可決には「2/3以上の賛成」が必要だからです。

kirarii
質問者

お礼

そうだったのですか、数字的に可決できないということなんですね。再可決も過半数でいいのだと思ってました。さっそくの回答ありがとうございます。

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