• ベストアンサー

電気双極子モーメント

大学一年のものですが、電磁気の授業でP=(電荷の大きさ)×(電荷間の距離)と習ったんですが、このように定義することでどのような利点があるのですか?? 電気双極子を『同じ大きさの正電荷と負電荷とが極めて短い距離を隔てて配置しているとき、両者をひっくるめて一つの系とする』というのは理解できたのですが、電気双極子と電気双極子モーメントのつながりがよく分かりません!あいまいな質問なんですが、よろしくお願いします。 

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 991108
  • ベストアンサー率22% (32/144)
回答No.2

補足しておくと、物質中での電磁場を考えたとき電場は 以下のDで扱うのが良いことを後で教わります。 D=εE+P このPというのが分極(電子双極子モーメント)を表 していて、物質に掛けた電場によって生じる電子密度の 分布(電子双極子の分布)から発生する電場だと理解で きます。 要は、このPというのが個々の物質の性質を表していて、 います。 さらに、もっと勉強するとこのPというのが、掛けた電 場の2乗3乗と比例してくることが分かり、物質中に光 を入れた場合の非線形応答の原因となります。 だから、とても重要な物理量なのです。 電気双極子モーメントとは、電気双極子の大きさだった と思います。ともかく、電磁場によって原子核から電子 がどれくらい離れたかを表す量だと思っていればいいと 思います。また、この電気双極子によって新たに電場を 発生することにも注意しましょう。 もう一回確認すると、物質中に電場を掛ける。 電気双極子モーメントが発生する。 電気双極子モーメントから電場が発生する。 物質中でのトータルの電場はこの2つという ことになります (時間応答による遅れのこととか、ちょっと誤魔化しが 入っていますが。)。 今は、そういう物理量を用いて色々重要な現象を記述する 可能性があると理解していればいいと思います。

NASON
質問者

お礼

ありがとうございました

その他の回答 (1)

回答No.1

正負それぞれの電荷による場を考えるより、双極子モーメントという一つのものの作る場の式一つで済ますほうが話が簡単だからだと思います。 電荷のごく近くの場はそれでは済みませんが。 双極子モーメントは双極子の「強さ」みたいなものです。距離をかける理由は、次のとおり。 正負の距離がゼロだったら周囲の場もゼロだから、距離を忘れたらいけないということはわかりますよね。そしてちょっと離れたところに作る場は、正負の電荷が同じでも電荷間距離に比例します。電荷が半分になっても電荷間距離がなら、ちょっと離れた場所の場も不変です。距離×電荷が、大局的な場を決定します。

NASON
質問者

お礼

ありがとうございました

関連するQ&A