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紛失分の通貨を どのようにして市場に供給しているのでしょうか?

tiuhtiの回答

  • tiuhti
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回答No.4

市中に流通している現金通貨は、日銀にある当座預金とあわせ、ベースマネーといわれ、その増減は、民間銀行の信用創造を通じて、何倍かの通貨供給量の増減につながる訳ですから、紛失した額は、その何倍かの額の通貨供給量の減少につながるので、確かに、何某かは景気に悪影響は及ぼしているはずですね。 ところで、景気との関係で言えば、日銀券なり、あるいはベースマネーなりの、絶対額そのものでなく「増減」(=その結果としての通貨供給量の増減)が問題ですよね。 No.3の方の例を借りれば、毎年「紛失する」額はだいたい1,270億円です。一方、流通している通貨の額は、571,224億円(2001年9月末平残)で、1年前から43,106億円・8.2%増えています。推定紛失額を考えると、実は41,836億円(=43,106-1,270)・7.9%しか増えていない、という風に、一見すると思えます。 で、この数字のインパクトを考えると、現金通貨の対前年増減は、この10年間(1991~2000年)、2%半ばから9%弱の間を動いていますから、7.9%と8.2%の違いはあまり重要な問題ではないと思います。 それに、実は571,224億円(9月末)という数字自体、紛失した通貨の累積額も含んでいるはずですから、本当はこれも調整しないとおかしいので、もしそんな計算が可能なら、紛失考慮前と考慮後の増減率の違いはずっと小さくなるはずです。(ひょっとすると逆転するかも?) また、紛失しない日銀当座預金を加えたベースマネーの増減と紛失額の関係で考えると、違いはもっと小さくなります。 つまり、一定期間の現金通貨流通量あるいはベースマネーの増減は、同じ期間の推定紛失額よりも遥かに大きいので、chihokoさんが考えるように「ベースマネーが不足している」というのなら、紛失額を考慮しようがしまいが、不足しているのだし、日銀が主張するように「十分に供給している」のなら、やはり紛失額を考慮してもしなくても「足りている」or「紛失額は補填されて余りある」という考えるのが妥当でしょう。だから、日銀も紛失額はさほど気にしていないと思います。 紛失により、ごく僅かづつ、流通過程から漏れ出しているのは確実ですが、日銀がその額を一貫して無視しているなら、突如「紛失率」が激増・激減でもしない限り、金融政策の判断には影響は与えないと、私も思います。 紛失額よりは「タンス預金」の増減の方が、重要かも知れませんよ。金額的も大きそうだし、短期的には「紛失」と同じ様な影響がある上に、いつかは流通に戻ってくる点では更にやっかいですから。勿論、どうやって推計して、それで何ができるのか、というのはまた別の話ですが…。 (マネーサプライ等のデータについては、日銀のHPをご覧下さい。) 尚、日銀券は日銀の負債ですから、仮に紛失しただろうと固く確信できる額(過去からの累積)を、「債務が免除された」ように考えて負債から落とせば、一時的にかなりの金額の利益が計上できて、その分国庫納付金を増やして、火の車の政府財政の一助とする、というのは、理論的には可能でしょうが、それは御質問の主旨とは、はずれますよね。 以上、長々と失礼しました。

参考URL:
http://www.boj.or.jp/siryo/siryo_f.htm
chihoko
質問者

お礼

●景気がいいのならなにも 申しません。  今の円の価値を温存させるために 外国の投資化かからも  これ以上の赤字国債の発行は 控えるように要望が出されています。  しかし 預金のない者にとっては 円の価値が崩壊しようとも  生きてゆける状況がほしいのです。円の安全を確保するのは簡単です。  その代償として 文化が死んでいきます。  わたしもこのまま不景気がつづくと 所有している会社や土地を  手放さなければならなくなります。どちらもわたしの文化そのものです。 ●お金がまわらなくなると タンス預金も銀行への預金も同じことです。  借りるひとが居なくなるからです。  ベースマネーはサプライでは無いのです。いくら供給できているかが  問題なのです。 ●だから言っているわけです。歳入に組み入れてつかいなさいと・・・。  阪神淡路大震災で どれほどの通貨の紛失があったでしょう?  その金額をあなたは 市場に供給できますか? 最近 このページ見てなかったので お返事遅れてすみませんでした。  

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