出会い系サイト規制法案の答弁にて

質問

水島委員が出会い系サイト規制法案の答弁で「子供の最善の利益を優先する。」とのべられていましたが、「子供の最善の利益」とはいったい何をさすのでしょうか？個人的な意見でもよいのでぜひ聞かせてください。

回答No.1

ojisan_ojisan · ベストアンサー

「子供が健全に育成すること」及び、そのように成長できるような環境、というようなことだと思います。
青少年健全育成条例であるとかのようなものであっても、大抵はこのような文言が使われます。

ただ、このような言葉は、誰もが賛成するけれども（まさか、不健全な環境で育成すべきだ、という人はいないでしょう）、それがどのようなことなのか、を具体的に示すことが極めて困難な言葉とも言えます。
そして、もう一つ、このような「子供の～」に関わることに対して、実際の子供は何も意見が言えない、と言う事もあります。
結果、何が起こるか「子供の最善の利益」と言いながら実際には、「言っている本人の最善の利益」になってしまうことが多い、という問題点があると思います。

お礼

本当にそうだと思います。まさに「いっている本人の最善の利益」という言葉だとおもいます。自分はそう思っていてもこのような的確な日本語が出てきませんでした。ありがとうございました。上手な言葉に置き換えられていることに感動しました。

回答No.2

ipa222

正式には「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律案」というものですよね。
それはこの法案に先立つ、青少年問題に関する特別委員会の参考人に対する質疑で発言された言葉です。（平成15年5月8日）
探すのに苦労しました・・・

参考人として意見を言った宮本潤子さんの発言に対して言っています。
宮本さんは冒頭「このような出会い系サイトにかかわる犯罪から子供を保護するために、政府が今国会に法案を提出されたことを評価いたします。その上で、内容につきましては、幾つか大きな問題点があると考えます。」と言って、そのことについて縷々説明をしています。
非常にシンプルにまとめると、処罰よりも教育という主張のように思います。
この法案の背景に、法務省と警察が微妙にずれていますが、法律で子供を怖がらせて出会い系から足を遠ざけようというイメージが強いように思います。
そこを強く批判している。

それは、水島さんの以下の質問から伺えます。
「子供の最善の利益というものを優先させるという考え方、私も全く同じ考えでございます。
　子供の最善の利益を考えます際に、今回の法案では、書き込みをした子供が加罰対象となりまして、どうせ子供なんだから実際の刑罰はないというふうによく言われるんですけれども、結局のところ、一定期間拘束はされますし、それは前歴として一生つきまとうということになるわけで、公務員試験を受けたりするとき、いろいろなときにつきまとっていくことになるのですが、こういうことは子供の最善の利益に反するのではないかと私は思うんですけれども、宮本参考人はいかが考えられますでしょうか。」

最後にまとめると、子供の最善の利益とは、よき大人になることである。ということだと思います。
間違ったことをやったら警察に捕まえられるというのではなく、必要な知識やマナーを身につけて、間違ったことはやらないということがいいのではないかと言いたいのだと思います。

お礼

正式な名称がかけなくてすみませんでした。わざわざ調べてもらい本当に申し訳なかったです。回答もわかりやすかったです。子供の最善の利益って抽象的すぎてなんとなくその言葉ですべての問題をかたずけてしまっている感じがしていたのですっきりしました。ありがとうございました。