• ベストアンサー

多くの人が「歴史は大切だ」という。しかし・・・

タイトルの通り、大学の先生方や親、大人たちは、世界や日本の歴史について学ぶ事(世界史や日本史を「覚える」のではなくて「学ぶ」こと)はとても大切で、どんな方面の学問なども歴史や哲学が根幹にあり、とても大切だと良く主張します。 これはなにも学術の立場にある・ないに関わらず、父親も同じように歴史は大切だといいます。 しかし、対照的に、史学科卒の人の進路が悲惨という現実もあります。高校の進路教諭も「史学科や哲学科に行ったら、将来は塾講師ぐらいしかない。悲惨だ。」と言っていました。 なぜ世間の多くの人が「歴史は大切だ」というのに、その大切なものを学んできた人たちを社会は欲さないのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.11

僕は、今を理解するためには、歴史は重要だと思います。歴史の積み重ねによって、今はある、ということです。今、存在しているすべてのことが歴史を経てできあがっているということです。 教養としての歴史だったら、意義はこれで充分だと思います。 学問としての歴史学の場合は、かなり事情が違ってきます。今を念頭において考えるならば、古い時代の方が関連がどんどん薄くなりますから。しかも、研究が進めば進むほど、いわゆる「タコツボ化」が起こって、微細な研究が主流になっていきますから、近代史でもそういう研究だと役に立つような気がしません。 歴史学だけではなく、およそ学問というものは、日常レベルでは、短期的には役に立たない場合が多いです。それは経済学だろうと政治学だろうと同じです。法律学も、実務のために学ぶのと学問として学ぶのとでは、実はだいぶ違います。短期的に、あるいは日常生活のレベルでは役に立たなくても、長期であったり、地球や宇宙といった単位だったり、逆にナノの単位だったり、というレベルでは、いつか必ず役に立つようになる、というのが学問なんではないでしょうか。 実際には、法学部や経済学部の学生の場合は、企業が求めているのは、学問としてではなく、教養として身につけていることを求めている場合はありますが、多くは「就職のことを考えて法学部や経済学部に行くような、現実感覚があったり、世慣れていたりする学生」が欲しい、といった程度の話なんではないでしょうか。このことは、企業自身がそれを自覚していないことが多いので、言行不一致が生じているように感じます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (11)

  • pk7743
  • ベストアンサー率23% (211/896)
回答No.1

歴史から何かを学ぶことは社会の役に立つけど 歴史そのものを学術の対象としている人は社会の役に立たないでしょう。 役に立たないどころか、つまらないディテールの解釈をめぐって無用の対立を引き起こす有害な存在であるとすらいえます。 教科書問題なんてその典型ですね。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 歴史ファンなら史学科へ行くべき?

    実際どうなんでしょうか? インターネットでは、 1、1つか2つの時代のみ詳しい人 2、古文や漢文(世界史なら外国語)が得意じゃない人 この2つのタイプの人は史学科には向かないと聞きました。 あと史学科に行くなら日本史・世界史ともに全般的に最低でも高校の教科書レベルの知識は必要と聞きました。 俺は1、2ともにあてはまります。 俺みたいな人間は図書室で歴史の本を読みあさったりする方がいいんでしょうか?

  • 日本の歴史に関する職業について…。

    高校生です。将来の進路を決めねば…と色々考えていています。私自身、社会全般(日本史・世界史・現社・政経)が得意なのでそれに準じた職業が無いか…と探しています。その中でも日本史が好きなのでそういった職業は無いかと思っているんですが、どの様な職業があるのでしょうか。 個人的には ・海外の人に日本の歴史を紹介出来る職業 ・著名な建物等でアドバイザーの様に紹介出来る職業 この二つのどちらかが出来れば…と思っています。元々人に教えることが好きなので教諭でも良いとは思っていたんですが、こういった場所で興味のある人に教えたい…と考えています。 ご存知の方、ご回答お願いします。

  • 歴史学と考古学は違うのですか

    史学科(?)は歴史の知識がある上で、史料を読んだり、こういうことが行われていたんじゃないかと話し合うイメージ 考古学は歴史の知識がある上で、現地の実際の建物や建物周辺を調べるイメージ ですが合っているでしょうか? 例えば日本の学校で古代エジプトについてをやっていますと言ってもエジプトに年に1回しか行きません みたいな感じだったらあまり学んでいる意味ない気もするのですが…(現地で調べるのがメインではないのですか?) 歴史学科で勉強した人が考古学の世界に行く、もしくは考古学をメインでやってた人が歴史学の世界に行くことも結構あるものなのでしょうか?

  • 歴史の参考書

    歴史(日本)の参考書を探しています。 学校を卒業して数十年経ちます。もう一度、日本の歴史を学び直したいと思っています。 学生ではないので、「テストの点数を上げるため」の勉強ではありません。 探している本の内容; 1、一冊の本におさまっていて、読みやすいもの。 1、できれば時代ごとに分類されているもの。  (例えば、「飛鳥時代」、「平安時代」などのように。) 1、学問(学術)的な専門書ではないもの。 書店に行ってみたのですが、あまりにも本が多すぎてどれが良いのかわかりません。 そこで、お勧めの本があれば教えていただきたいのです。 宜しくお願いします。

  • 受験用歴史、大学で学ぶ歴史

    例えば、受験では世界史を使って史学科で日本史を学べたらと思っています 理由は日本史よりも世界史の方が高得点とりやすいという個人的な感覚ですが、正直言うと私は日本史のほうが興味あります。 海外の文化ではなく日本の文化や制度など。 受験用日本史ではない、単純に読み物としての日本史の本を読むのは好きです 日本史受験生と比べて私は日本史の知識が無いと思うのですが不利とかはあるのでしょうか? 大学で学ぶ歴史は史料読み解きなどで日本史の知識が多少足りなくても大丈夫かなとは勝手に思っているのですが。

  • 歴史(日本)の参考書

    歴史(日本)の参考書を探しています。 学校を卒業して数十年経ちます。もう一度、日本の歴史を学び直したいと思っています。 学生ではないので、「テストの点数を上げるため」の勉強ではありません。 探している本の内容; 1、一冊の本におさまっていて、読みやすいもの。 1、できれば時代ごとに分類されているもの。  (例えば、「飛鳥時代」、「平安時代」などのように。) 1、学問(学術)的な専門書ではないもの。 書店に行ってみたのですが、あまりにも本が多すぎてどれが良いのかわかりません。 そこで、お勧めの本があれば教えていただきたいのです。 宜しくお願いします。

  • 歴史を学べる大学に行きたい

    歴史が(特に戦国時代)好きで 史学を学べる大学に行きたいと思っています。 ですが、日本史が得意というわけではないんです;; そんな私が行っても大丈夫でしょうか? 好きという気持ちは大きいし もっと知りたいとすごく思っています。 大学の試験科目を見てみると 英語と国語は必須ですが日本史は必須ではなく、 日本史B、世界史B、地理B、政治・経済、数学I・数学A から1科目を選択して受験するようです。 その場合史学科に行きたい私は 日本史を選択しなければいけないでしょうか? 今考えているのは数学受験なんですが.. そのことですごく悩んでいます。 回答お願いします。

  • 考古学者、美術史学者、歴史学者のビック3

    日本の先史時代から江戸時代以前までの、日本の古代美術について、海外で、レポートを書くことになってしまったのですが、実はまったくの素人です。 そこで、考古学者、美術史学者、歴史学者、それぞれの権威を教えていただきたいのです。 各学問のビック3、大学生や若い研究者に参考書として読まれている著作(できるだけ最近発行された)があれば、それも教えてください。 よろしくお願いいたします。

  • ★歴史上の人物で一番好きな人は誰ですか?★

    ★歴史上の人物で一番好きな人は誰ですか?★ 世界史・日本史上の人物で一番好きな人は誰ですか?(良い印象でも悪い印象でもかまいません。) 私はやっぱりカエサルが一番大好きです!(カッコイイですよね!)

  • 哲学と言う学問について

    日本では、哲学とは学問のカテゴリーに過ぎず、科学や医学とは別の扱いをします。 そのため、このカテゴリーでも「哲学は役に立たない」と言う認識のコメントが多々見られます。 アメリカではすべての学問においての博士号は、Doctor of Philosophyです。 しかし、wikiではこのPhilosophyとは哲学を示しているのではなく、広く学術一般を意味していると書いています。この辺の説明も、日本的に哲学を馬鹿にしている姿勢が見受けられます。 私はこの説明に疑問を抱きます。 そもそも、哲学とは「広く学術一般を意味している学問」だったのではないでしょうか? 哲学の原点は疑問の答えを導く学問だと思います。特に、当時の学問では対処出来ないような疑問に向き合う学問であり、今で言えば宇宙科学や最新医療を研究している人たちと同じ事をしていました(社会的地位はその当時は必ずしも高くないが)。 だからこそ、アメリカでは科学者も医学者もDoctor of Philosophyなのだと思いますが、この考えは間違っていますか?