レクサスへの心配

質問

最近の車雑誌などにはレクサスとして売り出されるISやGSなどの写真がたくさん出てくるようになりましたが、あくまでも個人的な感想ですが外見はどうしてもそれほど高級な感じがしません。
インテリアで高級感を演出と言っても本木目だったり本革張りだったりするだけで何百万も違いがあるとなるととても割高な気がします。サービスはそれなりにレベルの高いものを提供するのでしょうが、レクサスに期待しているだけにホントにこれでやっていけるんだろうかとだんだんかなり心配になってきました。
変な質問かもしれませんが車のエクステリアで高級感を出すための技法など知っている方がいらっしゃったら教えてもらえないでしょうか。一般人なので専門的なことはまったく知りませんがよろしくお願いします。

回答No.3

rainbow-rosh

クルマのエクステリアで高級感を出す方法といえば、おっしゃる通り、やはり「ホンモノの素材」を使うことですね。

インパネやシフトノブなどにホンモノのウッドを使ったりシートに本革を使ったりすることなのですが、それが割高になってしまうのは、これらを生産するのに「時間」と「職人技」を必要とするからなのです。もちろん素材そのものの原価が高いということもあります。

あとは「素材の良さ」を出すことです。
木・皮革などの自然素材にはその良さがあり、合成樹脂(プラスチック系)とか金属系の素材にも、ちゃんとそれなりの良さがあります。

合成樹脂に皮革っぽく模様を入れてみたりしても、所詮プラスチッキーな感は払拭出来ず、安っぽく見えてしまいますからね。

「技法」としては、そこまでです。

高級感というのは数値化することはできませんから、
あとはユーザーがどうイメージするかです。

以下、ご質問とは少しズレますが・・・、
残念ながら、イメージというのはコワイものでして、１０年程前(だったと思いますが)マツダが「ユーノス」という高級ブランド戦略を立てて、販売チャンネルも分離したことがありましたけれども、結果的に成功しませんでした。
つまり、いくら看板だけ取り替えても、ユーザーに「マツダのクルマ」という認識以上のものを植え付けることが出来なかったのが要因と考えます。

立ち上がってもいないのにこんなこと言うと笑われるでしょうけれども、「レクサス」が「高級ブランド」として生き残るには「トヨタのクルマ以上の何か」が必要でしょうし「トヨタ色を払拭すること」が肝心だと思います。

トヨタの「レクサス」ブランドが、ダイムラー・クライスラー社の「ベンツ」ブランドと肩を並べるようになるのか、それともマツダの「ユーノス」ブランドと化すのか、私も楽しみに見守りたいと思います。

…長々と失礼致しました。

お礼

丁寧な回答を本当にありがとうございました！
インテリアに関していえば当方も素人ながら言われているような「こだわった素材」や「高精度な組みつけ」などのイメージも沸きやすいのですがエクステリア（外観）については何か詳しい方達にとっては定番的な手法などがあるんだろうなぁ、と思い是非お聞きしたくて投稿させていただきました。
マツダ。ありましたね～。「ユーノス」「アンフィニ」とかですよね。実はあの時にも結構期待したものでした。狙いは決して悪くなかったと思うのですが、外観がどのニューモデルも爬虫類のようなデザインでがっかりしたものでした(笑)（爬虫類っぽいものは女性に不人気のようですよね。ちなみに最近のホンダ車はとても「昆虫」っぽいと思うのはわたしだけでしょうか。(笑)）まぁ、でも現在では「マツダ顔」と言われながらもデザイン的にも評判を取り戻してると思いますねー。
レクサス・ブランドが内装は豪華だとしても「トヨタ」とあまり変わらない車となると、レクサス・サービスは要らないけどレクサス車を手に入れたいとトヨタ・ディーラーに要求するユーザーが必ず出てくるような気がしますね。（わたしもきっと１度はそう言ってみると思う）もしトヨタの営業マンが「あなたからISを買いたい。高級なサービスは要らないから１００万引いてくれたら即決。」と言われるような機会が増えたらどう対応していくのかとても心配です。きっとレクサス店はトヨタ系ディーラーの出資なのでしょうから。対応してしまうのか．．．そうなるとレクサスはなし崩しになって、イメージ・ブランドとして細々と残っていくか、あるいは、日本ではある程度安くしてトヨタ・ブランドはいっそ安価車だけに割り切るとか、せざるを得なくなるのかもしれませんね。難しそうですね。「レクサス」は世界に誇る日本のブランドとして是非頑張って欲しいんですけどね～。