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錯イオンについて
inorganicchemistの回答
- inorganicchemist
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オクテット則は基本的に周期表の第2周期までの元素にしか当てはまらないと 考えていた方がよいと思います。 もちろんClのようにオクテット則を満たしやすい元素もありますが、 P、Sなどはかなりイオン半径も大きくなりN、Oに比べて配位数(価数) が大きくなります。このため自然と多くの電子が関与するようになります。 特に第一遷移金属錯体にはオクテット則(八隅説)の代わりに18電子則 というものが適用されます。名前からわかると思いますが、18個の電子が 存在するのが安定というものです。 ここでいいたいのは 「Al錯体はオクテットに従うのかそれとも18電子則に従うのか?」 という議論ではなく、 「周期表の場所によって安定な電子状態は常に変化する」 ということです。 高校の範囲でいえば、水素にオクテット則を適用はしませんよね。 そんな感じです。 (>Organometsさん。最近の日本化学会の勧告ではアクア配位子 と呼ぶように決められているようです。錯体の知識をお持ちの方が おられるのは非常に心強いことです。今後ともよろしくお願いします。)
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inorganicchemistさんどうもありがとうございます。なるほど、オクテット則が全てというわけではないんですね。まだまだ完全にわかったというわけではないですが、おかげで錯イオンの理解が一歩前進しました。にしても難しい!