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錯イオンについて

Organometsの回答

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回答No.4

 どうやら私の最初の回答がponmasaさんを混乱させる要因になってしまったようですね...  言い訳になりますが、実は水溶液中のアルミン酸イオンを[Al(OH)4]-と表記するのはあくまでも便宜上でのものです。実際にはinorganicchemistさんが御指摘のとおりの6配位の寄与が大きく、私が示した4配位や5配位でいる確立は大変低いのです。Al3+を正八面対の重心におき、6つの頂点に酸素が位置する形で6個の水が配位、そしてH2O配位子(アコ配位子と呼んでいいのかな?)のうち12個の水素のうち4つがプロトンとして解離することによりヒドロキソ配位子4つ、アコ配位子2つになってイオン全体として一価の陰イオンである、ということです。ちょっと解りにくいと思いので図が載っているサイトを紹介しておきます。PDFファイルで全15ページの11ページ目に記してあります。  でもここまで説明が求められるのは大学入試では滅多にないと考えました。そこで「便宜上の表記に合う解釈」「高校化学で説明がつく様態」として現実には寄与が低い状態であるにもかかわらず4配位構造を提示したのです。これがまずかったようですね..  ついでにオクテット則ですが、以上のように考えるとponmasaさんが補足で述べておられるように「見かけ上は」12電子に見えます。そして安定です。ただこれをきちんと説明するにはアルミニウム-酸素間の静電的相互作用、酸素-水素間の水素結合、分極など高校化学だけでは(私には)説明しにくい点を述べなければなりません。感覚的には「水和」と述べてよいものかどうか...   最後に軌道混成など範囲外の話まで出して混乱させてしまい、すみませんでした。そしてMiJunさんやinorganicchemistさんの回答を参考にして下さい。

ponmasa
質問者

お礼

Organometsさん、どうもありがとうございます。錯イオン一つにしても奥が深いんですね。とりあえず、心のもやがとれました。くわしいご説明感謝してます!

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