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■ビジネスモデル特許の申請を弁理士に正式に依頼する前に、相談に乗ってくれるところはありますか?

Black_aliveの回答

回答No.6

 明細書・図面を作成して出願、その後の特許庁からの拒絶を通じて、出願からのプロセスを経験したい、というだけでしたら自力でもどうぞ。  そうではなく、ぜひとも権利として取得したい、ということでしたら、弁理士(特許事務所)にご依頼をお奨めします。  特許権は財産権です。他人からの侵害を許さない強固な財産権として獲得するためには、それなりの法知識・文章表現能力・文章構成能力が必要となりますし、特許庁から拒絶された場合、出願した発明が先行技術と如何なる点において異なるのか、その相違点が明確になるにはどのように補正を行えばよいのか、さらには、その補正によって特許を得ることができたとしても抜穴が生じて第三者がその抜穴を通れば侵害とならないという事態が発生することにならないか、などを総合的に検討して具現化し得るセンスも必要です。  多くの特許事務所は、経験上、最大限に広い権利として確立することが重要である一方困難であること、この困難を打破するために要求される実務上の対処方法を知り尽くしています。この専門性をサービスとして提供し、正当な対価を報酬として頂戴するのですが、それを「金儲け」と勘違いするのは素人さんだけです。  この辺りを全く理解していない素人さんの出願など、特許法に精通した大企業からすれば抜穴だらけです。  差し障りがあるので特定は控えますが、ある企業が自力出願し、特許となったものに抜穴がある実例を私は知っています。  ちなみに、メーカーに勤務する私の友人は、拒絶理由通知書を受け取り、はじめは「審査官の指摘通りだから承服する」と言っておりましたが、担当の特許事務所が「本願は、先行技術とは明らかに異なる。その相違点を明確にするには、このように補正すればよいと考えられる。この補正の根拠は、明細書中のここに充分な示唆がある」とアドバイスしてくれたとかで、そのアドバイスに従ったところ、見事に特許査定となったそうです。  もちろん、成功報酬は支払ったそうですが、「今後は独占的にその技術を実施できることを考えれば、その成功報酬は必要な先行投資だし、後で充分回収できる」と言っておりました。  まぁ、弁理士も人間ですから、なかには「ヤブ医者」もいるでしょう。  しかし、たまたま診てもらった医者がヤブ医者だったとしても医者全員がヤブ医者でないように、上記したように優秀な特許事務所も多数実在します(というより、こちらが寧ろ普通だと思います)。  病気のことは全く分からない人は、自分の子供が病気になったときに自力で治療はしないで医者に行くはずです。法律のことが全く分からない人が訴訟に巻き込まれたとき、自分の身を確実に守るために弁護士に相談するはずです。  発明だって同じ。どのような技術が特許として値するのか、特許を取得するのにはどうすればよいのかは全く分からない、でも単に特許出願を経験するというのではなく特許を取得したい、というのでしたら、しかるべき対価をお支払いになってプロへのご依頼をお奨めします。  ちなみに、相談は、日本弁理士会だけではなく、発明協会(発明「学会」ではないことにくれぐれもご注意)の各県支部も受け付けています。  http://www.jiii.or.jp/

参考URL:
http://www.jiii.or.jp/
Yunotani-V
質問者

お礼

 丁寧なご回答、ありがとうございます。  心より感謝致します。  お三人の方からご意見を頂いているようで、大変恐縮しておりますが、もちろん最終的には複数の選択肢の中から私に合った方法を自己責任で判断するつもりでおりますので。  また今後も宜しくお願い致します。

Yunotani-V
質問者

補足

 非常に長文のご回答、ありがとうございます。  発明協会のURLも見てみます。

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