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物質が燃焼する条件
「物質が燃焼する条件は、その物質が気体にならない限り燃えない」という事を知ったのですが、液体が気体になるのはわかります。また、固体から液体になり 気体に変化していく物質(たとえばバターなどの脂) もわかります。しかし、紙・木・プラスチック等になるとうまく理解できません。 木は熱を加えていくと液体(樹液?)が出てきますが この成分が気体になり燃焼するのですか? プラスチックは元は石油製品(ですよね?)なので これも木と同様に熱を加えていくと液体になり、そして気体になり燃焼するという事ですか? ところで紙はどうなのでしょうか? 熱を加えていって液体になり気体になるとは思えないのですが・・・? おわかりになる方教えて下さい。
- kettouti
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- 化学
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質問者が選んだベストアンサー
紙や木の主成分はセルロースという物質です。セルロースを加熱すると液体や気体の物質ができます。これは「油脂」や「ろう」を加熱して気体になるのとはしくみがちがいます。セルロースを加熱してできる物質を冷やしても、固体のセルロースには戻りません。別の物質への変化、つまり化学反応がおこったことがわかります。この反応は熱分解といいます。 セルロースを試験管に入れて外から加熱すると、複雑な成分の油状物質(タール)が生じ、さらに分解して水素、一酸化炭素、酢酸、メタノールなどの小さい分子になり、気体として出てきます。この気体に点火すると燃えます。 つまり、木や紙に含まれる分子がそのまま気体になるわけではなく、熱分解されて、小さい分子になるというところがポイントです。プラスチックも、燃える場合はセルロースと同様に熱分解によって燃えます。
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- dakachan
- ベストアンサー率39% (25/63)
紙や木の主成分であるセルロースの完全燃焼における化学量論から推測しました。 熱分解 (C6H10O5)n (s) -> 6 C (s) + 5 H2O (g) 固体の酸化 6 C (s) + 3 O2 (g) -> 6 CO (g) 気体の酸化(狭義の燃焼) 6 CO (g) + 3 O2 (g) -> 6 CO2 (g) したがって、 (C6H10O5)n (s) + 6 O2 (g) -> 6 CO2 (g) + 5 H2O (g) となりそうです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ぱっと見て、「なんじゃこりゃ???わかんねー!」と感じましたが、参考URLを拝見してわかりました。 じっくり読んでみます。
- radio98
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ある物が燃焼したときに発生する燃焼エネルギーがその物質の発火するのに必要なエネルギーをうわまあっていれば、燃焼が持続します。固体が燃焼するのはそのような場合です。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- ac-sakura
- ベストアンサー率19% (185/963)
まず、液体をすっ飛ばして気体になることもあります。 この現象を昇華といいます。 例として有名なのはドライアイスです。 暖めていくと液体にならずに蒸発していきます。 だからドライなんです。 それから、燃焼という反応は光と熱を伴う酸化現象であって、気体にならないと燃えないわけではない。 それが固体、例えばアルミや鉄であっても条件さえ満たせば燃えるし、固体であるマグネシウムの燃焼の激しさは良く知られている。 石油製品の燃焼に関してはほぼあなたの言った通りでしょう。 木の燃焼は主に木に含まれるタールが燃えているらしいです。 紙はわからなかったけど、炭素か何かでしょうかね?
お礼
ご回答ありがとうございました。
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