• 締切済み

金属間化合物における相安定について

 今、材料組織学関係の本を読んでいるのですが、その中で高温構造用材料の開発に求められるものとして、「相安定性が高いこと」とあるのですが、これは具体的にどういうことなのでしょうか?相安定については、例えば状態図上でこの温度の時にはこの相が安定、という風にいえるものだと思うのですが相安定性が高いとなるとどのように捕らえてよいのかがいまいち分かりません。  それと、電子線回折像の写真の説明でω相という言葉が出ているのですが、ω相とはどのような結晶構造または、性質を持った相なのでしょうか? 雑な文で申し訳ありませんが、分かる方がいましたらよろしくお願いします。

みんなの回答

  • fortranxp
  • ベストアンサー率26% (181/684)
回答No.1

例えばジルコニアは約1100℃で立方晶より正方晶へ 変化します。これはZrとOのイオン半径比に於いて すこし理想的でないので高温時にあるべき姿へ変わる ためです。 そこでZrの他にCaを8%ほど混ぜて1700℃で焼結させる と安定化ジルコニアができます。こうするとCaを含めた全体の平均的なイオン半径比が理想的な値に近づくので正方晶で安定します。 要するに 溶鉱炉のようなものは1700℃位だと思い ますがメイテナンスなどのため常温になるときに 崩壊しない品質が求められているのです。

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