• 締切済み

線形計画法のシンプレックス法(単体法)について分からないところがある.....

kony0の回答

  • kony0
  • ベストアンサー率36% (175/474)
回答No.2

2段階法の目的は、まさに#1さんのおっしゃるとおりです。あまり補足のしようがありません。 ○いつ2段階法を使うか? 制約条件の等式を満たす「初期点」がすぐに選べない場合に適用します。 もし制約条件がすべて不等式制約で、スラック変数を導入して等式制約におきかえた標準問題を解くのであれば、当該スラック変数に値を与えることで初期点が与えられますから2段階法は不要でしょう。 逆に、もとの問題で等式制約があるならば、基本的には2段階法を使うことになると思います。 ここで、#1の補足の問題は、たとえば(X1,X2,X3,X4)=(7.5, 2.5, 0, 0)が制約条件を満たす点の1つであることがすぐわかります。こんな場合は、もはや2段階法は必要ありません。 ただし、文字や制約条件が1000とかある場合に、すぐに自明な解が得られますか?というと無理でしょう。こんな場合こそ2段階法の登場です。 ○どうやって2段階法を使うのか? もとの問題の制約条件Ax=b≧0, x≧0(A: m行n列の係数行列、x: n次の縦ベクトル、b: m次の縦ベクトル、なお制約条件を満たす解があるための条件としてm≦nを仮定します)に対して、次の問題を考えます。 min 1^T y s.t. (A E)(x^T y^T)^T = b≧0, x≧0, y≧0 ここで、 1^T: すべての要素が1であるm次の横ベクトル y: m次の変数からなる縦ベクトルで、いわゆる「人工変数」 (A E): Aの右にm次の単位行列を並べたm行(n+m)列の行列 (x^T y^T)^T: ベクトルxの下にベクトルyを並べた(n+m)次の縦ベクトル です。 ここで、この補助問題においてx=0, y=bは明らかに制約条件を満たします。 また、この等式制約のもとでy=0となった場合、Ax=bを満たすことになり、もとの問題の制約条件を満たすことに他なりません。 さらに、y=0となる場合は、この補助問題の最適解の場合に他なりません。 ・・・というプロセスを踏みます。 ということで、 min: X5+X6 subject to: X1-X2+X3+X4+X5   =5 X1+X2+X3-X4   +X6=10 なる問題を、初期点(X1,X2,X3,X4,X5,X6)=(0,0,0,0,5,10)からシンプレックス法で解いてみてください。 そして、そこで得られる最適解のうち(X1,X2,X3,X4)がもとの問題の初期点として妥当なことを確認してください。 (補足) 補助問題の目的関数は、もとの問題の目的関数によりません。ま、補助問題の目的が「もとの問題の制約条件を満たす初期点を求める」ことですから当然といえば当然です。 そして、補助問題は、「無意味な変数を付け足したが、結局その変数を0にするのが目的」なので、ぶっちゃけていえば、目的関数は、「もとの変数に対する係数が0、スラック変数に対する係数が正」であり、かつ「当該目的関数を最小化」する(当然、係数が負&目的関数を最大化でもOK)ならなんでもよいわけです。 なお、今までの表記はすべて、“標準化した”線形計画法に適用できます。(制約はすべて等式、変数はすべて非負・・・) 線形計画の基本的なところであれば、下記の本はお勧めです。 福島雅夫:数理計画入門(システム制御情報ライブラリー15)、朝倉書店、1996

関連するQ&A

  • 線形計画法を2段階シンプレックス法を用いて解く

    次の問いを2段階法を用いて解けというものなのですが (1) x0 = 4x1 - 2x2 + x3 → 最大化 2x1 + x2 + x3 ≦ 6 4x1 - 2x2 + x3 ≦ -4 x1, x2, x3 ≧ 0 (2) x0 = 3x1 + 2x2 → 最大化 x1 + 2x2 ≦ 20 7x1 + 6x2 ≧ 84 x1 - x2 ≦ 8 x1, x2 ≧0 (1)に関しては人為変数が不要なのでそもそも2段階法で解けるのでしょうか? (2)は x1 + 2x2 +x3 = 20 7x1 + 6x2 - x4 = 84 x1 - x2 +x5 = 8 とした後に人為変数x6を用いて x1 + 2x2 +x3 = 20 7x1 + 6x2 - x4 +x6 = 84 x1 - x2 +x5 = 8 として解いていったのですがシンプレックス表で解いている途中で詰まってしまいます。 (1), (2)ともにある程度の途中計算を交えて教えてくださると助かります。 よろしくお願いします。

  • シンプレックスの単体表の作り方がわかりません!

    シンプレック法による解法で単体表を作らなければならないのですが、その単体表の作り方の手順がわからなくて困っています。問題は以下のとおりです。 次の問題をシンプレックス法で解きなさい。  目的関数   Z=4x1 +3x2  →最大  制約条件   2x1 +1x2 ≦30  (a)   3x1 +4x2 ≦60  (b)   1x1 +2x2 ≦26  (c)   (x1 ≧0,x2 ≧0)

  • 非線形最小二乗法とシンプレックス法

    非線形最小二乗法をシンプレックス法を使って解く方法がわかりません。Gauss-Newton法で解いてもいいのですが、この方法は適当な初期値の範囲が狭いという欠点があるようです。 シンプレックス法ならばいいらしいのですが、いろいろ調べてもシンプレックス法は線形問題で扱う場合がほとんどのようで、非線形問題にはでてきません。 シンプレックス法で非線形問題を扱うには、どうすればよいでしょうか? そもそも非線形問題でシンプレックス法は扱えるのでしょうか?

  • 経営科学の線形計画法、教えてください

    線形計画法のシンプレックス法で、問題を解くために不等式であらわされた制約条件式を、わざわざ余裕変数を用いて等式条件にするのはどうしてですか?

  • シンプレックス法の質問です。

    シンプレックス法でfはx1,x2,x3,x4の関数であり、それを最小化したいとします。その途中で式を正準系に直し、fの変数の中で負で最も係数の大きいものを次の基底変数に選びます。では次の「非基底変数」にはどういうものをを選べばいいのでしょう?

  • 単体法について

    いま数理計画法の単体法について勉強しています。変数も少なくて簡単そうなのですがどうしてもこの問題が解けません。 max Z = 3a + b -2a + 2b <= 4 -3a + 2b <= 6 a,b >= 0 普通の単体法、二段階単体法も用いて計算したのですがどうしても解にたどりつけません。 上手な解き方を知っている方、もしくは参考にできる良いサイトや参考書を知っている方、是非ご意見お聞かせください。

  • シンプレックス法について

    制約条件は以下のようになります。 max z=3x+2y subject to 2x+3y<=24 3x+y>=15 x+y=7 x,y>=0 最適解をシンプレックス法によって求めよという問題です。 グラフ法だったらものすごく簡単にもとまりますが、シンプレックス法でどうやって解くのかわからないのです。 私はタブローを使うシンプレックス法で解こうとしましたが、表を作ってみましたが、x+y=7という等式 をどう扱うか困りました。 2x+3y+λ1=24 -3x-y+λ2=15 z-3x-2y=0 x+y=7 x,y>=0 基底 x y λ1 λ2 右辺 λ1   2 3 1 0 24 λ2  -3 -1 0 1 15 z   -3 -2 0 0 0 になりますが、x+y=7をどうやって表に入れるのかわかりませんでした。 どなたわかる方がいらっしゃいましたら、ご教授よろしくお願いします!

  • シンプレックス法解き方

    シンプレックス法をシンプレックス表で解く方法を勉強しており、 http://zeus.mech.kyushu-u.ac.jp/~tsuji/java_edu/Simplex_st.html このサイトを参考にして解いていますが、 (2)その交差する要素2をピボットとして掃き出しを行う。その後同様に最上段の最小なもの-1/2があるx1の列を列選択し、最小な1/(1/2)=2がある行を行選択する。 と言うところの表のx3の行はどうやって計算して出されているのでしょうか? 計算式など教えていただけると幸いです。 ご教授よろしくお願いします。

  • シンプレックス法について

    シンプレックス法は、以下のサイトで紹介されているように目的関数を最大もしくは最小化するときに使用されます。 http://www.bunkyo.ac.jp/~nemoto/lecture/or/97/simplex/index.htm しかし、シンプレックス法のアルゴリズムでは、 目的関数を「最大化」する場合、目的関数が、  Object=a・x+b・y  a>0、b>0 となっており、 目的関数を「最小化」する場合、目的関数が、  Object=-a・x-b・y  a>0、b>0 となっている必要があると思います。 (ピボット列の選択のとき、目的関数を最大化する場合には、目的関数 を増やすために、係数a、bはプラスでなくてはならない。 目的関数を最小化する場合には、目的関数を減らすために係数a、bはマイナス でなくてはならない) ここで疑問なのは、目的関数を「最小化」する場合、 目的関数が、  Object=a・x+b・y  a>0、b>0 となっている場合、シンプレックス法では解けないのでしょうか? 対象とする問題によっては、このようなことが起きうると思うのですが、何か方法があるのでしょうか? 回答よろしくお願いします。

  • 【至急!!】線形計画問題教えてください。

    次の問題を双対シンプレックス法により解け。 minimize 15x1+7x2+12x3 sub to x1x+2x+x3≧1 3x1+x2+x3≧2 x1,x2,x3≧0 双対シンプレックス法での解き方がいまいち分かりません。 双対シンプレックス法での解き方が分かる方教えてください(>_<)