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同じタンパク質なのに分子量が違うのはナゼ??

今SDS-PAGEを扱っています。 あるタンパク質についてなのですが、 SDS-PAGEを用いて分子量を測定したら3万になり、 変性させずにゲル濾過クロマトグラフィーを行うと12万でした。 実験操作がおかしいわけではないと思うのですが、いろいろと調べてみても納得のいく答えが出ません。 このタンパク質についてどのようなことが言えるのでしょうか?? ぜひ教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kanoan
  • ベストアンサー率100% (2/2)
回答No.4

SDS-PAGEで測定される分子量はあくまでゲルでの移動度により判断されるものなので、実際の分子量とは違うことが多いです(だから単位にもkDが使われています)。変性条件下と未変性でのゲルでの移動度の違いは、そのタンパク質が3万のサブユニット4つの4量体からなる場合もありますし、また、単量体のたんぱく質でも、未変性の状態ではS-S結合により複雑な立体構造を形成しているために、ゲルの網目を通りきれずに、大きい分子量として出てくる場合もあります。

flowerpear
質問者

お礼

移動度はもっと厳密に測らないと結構アバウトな数字が出てくるしで、相方と違う標準曲線になってしまいました。四捨五入で二人とも3万位でした。 実験の精度をもっと上げて、更にもう一度その部分を詳しく調べていこうと思います。 ありがとうございました!!

その他の回答 (3)

  • kexe
  • ベストアンサー率30% (58/189)
回答No.3

立体構造の点でも考えてみてください (といってもflowerpearさんのみた現象とは 通常逆のことが起こった場合のことなんですけどね) SDS-PAGEでは立体構造がほどけて1本の鎖の状態でながれますね 一方非変性のLCではタンパク質が立体構造をつくっているために 綺麗におりたたまれ、小さくなることもありますし 大きく出ることもあります

flowerpear
質問者

お礼

小さくなることもあるんですか、、、 なるほど。 もう一度実験してみます!

回答No.2

12÷3=4なので単純に考えると4量体となるのですが、サブユニット同士の結合の仕方によっては実際とは異なる分子量として検出される場合がありますので注意が必要です。

flowerpear
質問者

お礼

結合の仕方ですね。 わかりました!もう少し調べてみます! ありがとうございました!

  • naomi2002
  • ベストアンサー率44% (478/1075)
回答No.1

その実験結果で間違ってないと思います。 SDS-PAGEでは、サブユニット構造をとるタンパク質は、各サブユニットに分解してしまいます。したがって、各サブユニットの分子量しかわかりません。 一方、ゲル濾過では、タンパク質は変性していないので、オリゴマー(二量体、四量体など)のタンパク質であれば、そのままの形で存在し、オリゴマーの分子量を示します。 問題のタンパク質は、分子量3万のサブユニット4個からなる四量体と考えれば良いのではないでしょうか。

flowerpear
質問者

お礼

早速のお返事ありがとうございます!!! なるほど!そう考えればいいんですね! サブユニット4個かー!!!! 頭にありませんでした、、なんと初歩的な。 これ以外に考えられることは、私としてはないと思いますが、なにか他にもあるのでしょうか。

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