タンパク質の精製・クローニング
- 遺伝子クローニングのためにはアミノ酸の全一次構造が必要か
- 未変性状態のタンパク質の分子量を質量分析計で測定できるか
- 色素結合法で用いたタンパク質の結合状態で活性測定に用いることができるか
- ベストアンサー
タンパク質の精製・クローニング
こんにちは。 現在生化学の勉強をしています。次の質問をよろしくお願いします。 (1)遺伝子のクローニングするためにはアミノ酸の全一次構造が必要であるか否かという問題なのですが、クローニングは遺伝子を複製するということだから必要であるという考えでいいのでしょうか? (2)質量分析計では未変性状態のタンパク質の分子量が測定できるか。という問題なのですが、変性しタンパク質では測定はできないのだしょうか? (3)色素結合法で用いたタンパク質は未変性なので、色素を結合した状態で活性測定に用いることができるという問題なのですが、色素がタンパク質に結合していね時点で活性は変わってしまっていると考えてよいのでしょうか? (4)ゲル濾過クロマトグラフィーでは未変性状態のタンパク質を測定できるのでしょうか? 乱雑になってしまいましたがよろしくお願いします。
- shortcakes
- お礼率83% (10/12)
- 化学
- 回答数1
- ありがとう数1
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
微妙なのもありますが (1)cDNAのクローニングについて仰っていると思いますが、多くの種のゲノム配列が解読されている今、基本的に一部のアミノ酸配列がわかればそのタンパクをコードしている領域は割り出せますので、必要でないと思います (2)未変性状態の分子量を測定できるタンパクもあると思いますが、質量分析の測定限界もありますし、高分子量の物質は検出しにくいので、基本的にトリプシン分解などを行って質量分析を行うのが普通です。 (3)厳密にいえば、どこに色素が結合していても活性は変化します。しかし、活性部位に近くなければそこまで影響はないと考えられます。 (4)未変性状態だとタンパク質は構造の寄与が大きくなってしまい、分子量を測定するのは困難かと思われます。まあ、未変性状態でもある程度の目安にはなるでしょうが?(というより、何を測定するかによって違います)
関連するQ&A
- cDNAのクローニングについて
抗体Aと結合するタンパク質をコードする遺伝子(cDNA)をクローニングする方法を教えてください。 実はこれはある問題で、「PCR、アミノ酸配列、プライマー、精製、データベース」の用語を用いて説明するように書いてあるのですが、インターネットで「cDNAクローニング」といれて検索しても、詳しく中身が書いていなくて、よく分かりません。 自分なりに考えてみると、「タンパク質を精製して、そこからcDNAを抽出し、それをプライマーを用いてPCRで増幅させ、塩基配列を調べて、・・・。」 問題に答えているのか、合っているか分からないですし、行き詰まってしまいます。 タンパク質を精製する方法や、タンパク質からcDNAを抽出する方法があるのかも分かりません。 長々と書いてしまいましたが、よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 生物学
- タンパク質の変性について
タンパク質の変性について タンパク質が酸やアルカリによって変性するとき、ポリペプチド鎖の立体構造が変わるだけで、アミノ酸の配列は変わらない…ということはペプチド結合が切れたりはしないんですよね? しかしペプチド結合は酸やアルカリによって加水分解される、とも参考書等に書いてあります。 これがわかりません。 酸変性、アルカリ変性の際、ペプチド結合は切れないのでしょうか?
- ベストアンサー
- 生物学
- なぜタンパク質は界面活性剤を加えると変性するのですか?2
以前、教えてgooで聞いた話によるとタンパク質のアミノ酸同士の水素結合や疎水性相互作用の間に界面活性剤が入り込み、それらの結合を切るというものでした。 そこで、新たに2つの質問があります。 質問1.水素結合を切るというのは、 O・・・H を (1) O・・【親水部】・・H 【疎水部】 (2) O・・【親水部-疎水部】・・H のどちらのようになっているのでしょうか? 化学についてあまり詳しくないのですが、Hは電気陰性度が低いので(2)の場合なのかな?と思うのですが。 質問2.前記の内容はタンパク質の2次構造を変性させる理由になると思うのですが、3次構造を変性させるのは界面活性剤がどのように働いているのでしょうか?
- 締切済み
- 生物学
- タンパク質の巻き戻し確認
今大学の生化学実験で変性タンパク質を巻き戻す実験を行っています。その実験に関連して、タンパク質が変性状態から巻き戻して立体構造を保持していることを解析する手法を挙げろ、という課題が出ました。 タンパク質が巻き戻っていることを確認するだけなのなら、たぶんX線結晶解析やNMRは行わないだろうし、酵素活性の測定は実験で行った方法なので(実験ではリゾチームを巻き戻して溶菌活性を見ました)、それ以外に何かないのかと探しているんですが、見つかりません。もしご存知の方がいれば教えていただきたいです。またそのようなことについて書かれている本があれば教えていただきたいです。
- 締切済み
- 生物学
- タンパク質の精製 アフィニティにくっつかないんですが・・・
はじめて質問します。学生です。 原株からあるNADPH依存のタンパク質を単離精製しているんですが、収量が少なく、より良い精製法を検討中です。 NADPH特異性のあるCibacron Blue F3GA色素を担体リガンドとした、いわゆるBlueカラムを試したのですが、目的酵素が結合せず、うまくいきません。(正確には少し結合しているようで単ピークで溶出するのですが、素通り画分の方が酵素活性が高い状態です。ベット量はカラムのタンパク質結合容量以下でやっています。) 至適pHのリン酸バッファーで、KClでグラジエント溶出しています。 (カラムの説明書通りの条件です。ただし説明書ではアルブミンを精製しています。) 結合しない原因は何なのでしょうか? 或いは陥りやすい操作ミスなど、少しでもわかる方は是非教えてください。 また、文献を探したところ、酵素溶液に基質を加えたり補酵素を加えたりすることで結合容量が増すようなことが書かれているものもあったのですが、その他に検討すべきことはあるでしょうか? ご存知の方いましたら、ご教授願います。
- ベストアンサー
- 生物学
- タンパク質をできるだけ変性させないようにすることはできるのでしょうか?
タンパク質はその2次以上の構造を変え、生物学的機能を失います。 では、構造を変えないようにするには、どのような手法などがあるのでしょうか? 熱変性、変性剤による変性、PH変化による変性いろいろあるとは思いますが、知っている範囲でよろしくお願いします。 特に洗剤(界面活性剤)によりタンパク質が変性するようなので、それについてはかなり重要な問題だと思うのですが・・・。 それは、変性してもタンパク質を再生する酵素などがあるので問題ないのでしょうか?
- ベストアンサー
- 生物学
- 同じタンパク質なのに分子量が違うのはナゼ??
今SDS-PAGEを扱っています。 あるタンパク質についてなのですが、 SDS-PAGEを用いて分子量を測定したら3万になり、 変性させずにゲル濾過クロマトグラフィーを行うと12万でした。 実験操作がおかしいわけではないと思うのですが、いろいろと調べてみても納得のいく答えが出ません。 このタンパク質についてどのようなことが言えるのでしょうか?? ぜひ教えてください。
- ベストアンサー
- 生物学
お礼
ご回答有難うございました。