遠藤周作『沈黙』の切支丹屋敷役人日記についての質問

このQ&Aのポイント
  • 『沈黙』の最後の切支丹屋敷役人日記が読めないので教えて下さい。
  • 七人扶持のト意、寿庵、南甫、二官は岡田三右衛門のような転びバテレンの人ですか?
  • 吉次郎の守り袋から本尊みいませ一、出で申し候、サレハウラサンヘイトロ、裏にジャビエルアン女、これって一体何ですか?
  • 杉山七郎兵衛の家を捜索した件でばてれんあるせすほひすほ はつは、これも一体何なのでしょう?
  • 入牢申しつけられた寿庵の所持品ちりちよ一つ、りしひりな二つ、こんたす二連、星の図一幅、これも何のことですか?
  • 切支丹屋敷での吉次郎は、以前に比べてちょっとは進歩してるんでしょうか?相変わらず性懲りもなく周囲の人を役人に売って、迷惑かけまくってる人間として描かれているんでしょうか?
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遠藤周作「沈黙」の《切支丹屋敷役人日記》について私も質問

「『沈黙』の最後の《切支丹屋敷役人日記》が読めないので教えて下さい」、と質問しようとしたら、ちょっと前に全く同じ質問をされた方があって、うれしくなってしまいました。そちらでの回答で大まかなことはつかめたのですが、依然分からないところがあり、下記のどれでもかまいませんのでお分かりになる方教えて下さい。 (1)七人扶持の「ト意、寿庵、南甫、二官」とは、岡田三右衛門の様な転びバテレンの人ですか? (2)吉次郎の守り袋から「本尊みいませ一、出で申し候、サレハウラサンヘイトロ、裏にジャビエルアン女」、これって一体何ですか? (3)杉山七郎兵衛の家を捜索した件で、「ばてれんあるせすほひすほ はつは」とありますが、これも一体何なのでしょう? (4)入牢申しつけられた寿庵の所持品「ちりちよ一つ、りしひりな二つ、こんたす二連、星の図一幅」これも何のことですか? (5)あと、これが最も知りたいことなのですが、切支丹屋敷での吉次郎は、以前に比べてちょっとは進歩してるんでしょうか?相変わらず性懲りもなく周囲の人を役人に売って、迷惑かけまくってる人間として描かれているんでしょうか?

noname#4713
noname#4713

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  • ベストアンサー
  • takai
  • ベストアンサー率51% (36/70)
回答No.1

(1)角川の日本史辞典を調べました。代表的な転びキリシタンとしてキアラ(岡本三右衛門)・ト意・寿庵の名が挙がっています。後藤寿庵という日本人のキリシタンもいますが、その人でしょうか。 (4)「りしひりな」は「ディシヒリナ」らしいけど、なにか分かりません。「こんたす」は「コンタツ」のことでしょう。ポルトガル語で数珠のことだったと思います。

参考URL:
http://www.seibonokishi-sha.or.jp/kishis/kis0010/ki09.htm
noname#4713
質問者

お礼

わざわざ調べて下さりありがとうございます。 参考URLも行ってみました。切支丹屋敷って収容所のようなものだったのですね。 また、意味不明なカナ文字はポルトガル語なのですね。 物語の最後の部分が分からなくて消化不良なもので、とても助かりました。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • takai
  • ベストアンサー率51% (36/70)
回答No.2

すみません、もうちょっと調べてみました。 「りしひりな」がわかりました。

参考URL:
http://www2.opas.gr.jp/ibaraki/57/573/573c/s5748701.htm
noname#4713
質問者

お礼

なるほどー。英語で、discipline ていうのがあったのを思い出しました。 寿庵さんすごい物もってたんですね。基督の受苦を忘れないように、手近な物で作って密かに苦行してたんですかねぇ。 とてもとても参考になりました。ありがとうございました!

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