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カントの人格について
カントの人格についてなのですが、 典型的分裂気質と聞きましたが、そのことについて知っている方いたら教えてください。
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ローラッヘルの『性格学入門』(宮本忠雄訳 みすず書房、1959)によれば、 哲学者の場合、 「抽象と思弁への能力、鋭い思考力と、どんな結論にもたじろがず首尾一貫してある体系を貫徹する能力などがまず第一に分裂気質者の本性に特有」(57頁)だとされています。さらに哲学者の場合は、詩人の場合などとは違って、「珍しく純粋な細長型が多い」(同上)ようです。それゆえ、「とりもなおさずこれはクレッチマーの学説の正しさを証明するもの」(同上)となります。 つまり、ローラッヘルの研究は、エルンスト・クレッチマーの三類型に従っていますが、その三類型のうちで細長型というのは、 快活と憂鬱、敏感と鈍感が様々な割合で交じり合っているのが特徴で、基本的には自閉的(非社交的・静か・控えめ)である。敏感・神経質・興奮しやすい性質であるかと思えば、従順・気立てよし・正直・鈍感の時もある。そのほかには、系統的、抽象的、理論的の一貫性がある。 ということでして、デカルト、ジョン・ロック、スピノザ、カント、ショーペンハウアー、ヘーゲル、そしてニーチェがこの型に当てはまると言われています。 クレッチマーについて ↓
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ありがとうございました!!参考になりましたm(__)m