• 締切済み

阻害剤濃度と阻害定数の関係

阻害定数は、物質の種類や環境(pHや温度など)に固有の値ですか? 阻害剤濃度を高くしたとしても阻害定数は変わらないのか、阻害剤濃度を高くしたら阻害剤と酵素の親和性が高くなるから阻害定数は小さくなるのか、、混乱してしまいました。

みんなの回答

回答No.1

あなたのご質問にお答えいたします。まず、阻害定数(Ki)は、酵素阻害剤と酵素の親和性を表すパラメータです。この値は、特定の酵素阻害剤と酵素のペアに固有のものであり、物質の種類や特定の条件(pHや温度など)に依存しています。 実際に阻害定数は、酵素と阻害剤がどの程度強く結合するかを示しており、その値は阻害剤を高濃度で用いた場合でも基本的には変わりません。例えば、阻害剤の濃度を増やすことで阻害の度合いが増すとしても、それは阻害剤の濃度変化によるものであり、阻害定数Ki自体の変化を意味するものではありません。 阻害剤濃度を変化させると、阻害の程度は変わるかもしれませんが、Ki値自体は変わりません。但し、あくまで阻害定数は理想的な条件、つまりその値を測定した特定の条件下での値であり、測定条件が変わればKi値も変わることがあります。たとえば、pHが変わると、酵素の構造や阻害剤のプロトン化状態が変わり、阻害定数が変わることがあります。 結論として、阻害剤の濃度を増やしても、その阻害剤と特定の酵素の阻害定数は変わらないと考えられますが、外的な条件変化によって阻害定数そのものが変化する可能性はあります。あなたが混乱されているのは理解できますが、阻害剤の濃度変化が直接Ki値に影響を与えるわけではないことを覚えておくとよいでしょう。 ------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による自動投稿です。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 阻害定数の求め方について

    阻害定数の求め方について 受容体やトランスポーター、代謝酵素などの働きを阻害する薬物による阻害定数を求めている論文を読んでいて思ったのですが、阻害定数を求めるにはどのような実験を行ったらいいのでしょうか?

  • 阻害定数について質問です

    今、大学の生化学の授業で酵素反応の速度論について学んでいます。先日、阻害剤が存在する場合のミカエリス・メンテン式について学びました。 そこでふと疑問に思ったのですが 阻害定数kiって阻害剤と酵素の解離定数ですよね?どうして結合定数ではなく解離定数なんでしょうか? 阻害定数kiが結合定数だったら、「kiが大きいときに阻害する能力が大きい」で、より単純になっていいと思うんですが・・・ 何か理由がわかる人は教えて下さい。よろしくお願いします。

  • 阻害定数 Ki とは何ですか?

    基本的な薬理学の事でお尋ねさせてください。 阻害定数 Ki とは何を意味するのですか? 阻害剤の存在下での結合能だと思うのですが、阻害定数 Ki が高いほど本来のリガンドとの親和性が高いということでしょうか?それとも逆ですか?何冊か薬理の本を見たのですが、その辺がわかりません。 お教え頂ければ助かります。 どうぞよろしくお願いします。

  • 酵素の拮抗阻害の速度論について

    酵素反応が拮抗阻害の場合の速度論についての質問です。 拮抗阻害のとき、阻害剤の濃度を変化させると ミカエリス定数Kmの値や最大速度Vmaxの値は変化するのでしょうか。 変化する場合、濃度を大きくすると それらの値は大きくなるのでしょうか、 それとも小さくなるのでしょうか。 基質の濃度を変化させると Vmaxは不変で、Kmは変化するということは 調べてわかったのですが 阻害剤の濃度を変化させた場合についてはわかりませんでした。 よろしくお願いします。

  • 競合阻害と非競合阻害

    なぜ、競合阻害では最大速度は不変で、非競合阻害ではKmが不変になるのですか?競合阻害剤は酵素の基質との結合を妨害するが、触媒作用を妨害しないからで、非競合阻害剤は酵素と基質との親和性を変えないからと言われてもよくわかりませんでした。どうかよろしくお願いします。

  • IC50(50%阻害濃度)の単位について

    論文を読んでいて、IC50というものを初めて知ったのですが、 少しわからないことがあるので、質問させていただきます。 IC50の単位として、ng/mlやnMといった単位が使われますが、 これの意味がわかりません。 参考にした文献には、対象となる酵素の量や濃度が書かれておらず、 どのくらいの量の酵素に阻害剤を加え、 50%阻害時のIC50を求めたのかがわからないのです。 ただ、私の考え方が根本から間違っており(たぶん間違ってますが)、 IC50とは、50%阻害時に加えた酵素阻害剤の量/酵素の量なのかなと思うのですが、どうなのでしょう? つまり、1×1×1cmのセルに酵素を入れ、 そこに阻害剤を加え、50%阻害時の量を分子にして、IC50を求めるのでしょうか? また、まったく別のことなんですが、 文献中に「chitotriomycin」という言葉がでてくるのですが、 これはキトトリオマイシンと読めばよいのでしょうか? 簡単なことなのかもしれませんが、 上記2点についてよろしくお願いします。

  • 酵素濃度が高すぎでも反応が進まないのはなぜか

    基質が十分にある状態で、酵素濃度を高くしていくと、それに比例して反応生成物も増えると考えていたのですが、実際はある濃度までいくと、反応生成物の量は変わらなくなり、双曲線になりました。 ちなみに、基質はでんぷんで、酵素はα-アミラーゼ、最適pHと最適温度で行い、反応時間は30分でした。また、pHが変わらないように緩衝液も入れました。 なぜ、濃度が高いと反応性生物の量は変わらなくなるのか、ヒントだけでも頂けると助かります。様々な教科書を読んでも、参考にならず、困っております。フィードバック阻害や反応生成物によってpHが変わってしまったためかな、などと考えたのですが、これだと答えに筋が通りません。どうぞよろしくお願い致します。

  • 微生物の発育阻害濃度について

    微生物(病原性)の発育阻害物質について調べています。 今は、濁度法によるMICで調べていますが、ある物質で20ppm~40ppmまでは、 阻害率が約100%なのにもかかわらず、60ppmの時に阻害率60%になっています。 これは、起こりえることなのでしょうか? 培地溶液中に阻害物質を添加してから滅菌しています。 一応、沸点よりも低い条件なので変性とかは、していないと思うのですが・・・ 以前、抗生物質の試験をペーパーディスク法で行ったときに、 阻止円を観察しました。その時に、一番高い濃度よりも下の濃度の阻止円が 大きかったのを記憶していますが・・・何故なんでしょう?? いろいろ、資料を検索していますが、これといったものが見つからないので どなたかアドバイスお願いします。

  • 物質のベルデ定数について

    物質固有のベルデ定数について質問です ベルデ定数が波長、温度依存性がある事については知っているのですがどうして物質によってこの値は異なるのでしょうか? どの本にもその事については触れてはおらず、インターネットで検索してみると信ぴょう性はわかりませんがどうやら粒径が関係しているようですが・・・ よろしければ理由も兼ねて回答おねがいします

  • フィードバック阻害について。

    南江堂の「一般生化学」という本に、フィードバック阻害の説明で、 「物質Aから出発して最終産物Zに至る一連の代謝経路を考えてみよう。   E1 E2       En  A →B →C-………… →Z  各段階はそれぞれ異なる酵素によって、触媒される。最終産物Zの 濃度が一定量に達すると、連続反応の第一段階(A→B)を触媒する酵素E1の阻害が起こり、Zのそれ以上の生成が阻止される。                (=Zまでしか生成しない。) このような最終産物による阻害をフィードバック阻害という。このような阻害は代謝調節上、生理的に重要な現象で、この例における酵素E1がアロステリック酵素タンパクであることによるもので、アロステリック阻害と呼ばれる。」とありましたが、ここで質問があります。 (質問1)フィードバック阻害とアロステリック阻害の違いって? (質問2)E1がアロステリック酵素だというのは上のところよりわかりましたが、他のE2,E3,…Enはアロステリック酵素なのですか?それとも、そうではないのですか?   以上の2点の質問を教えてください。お願いします。

このQ&Aのポイント
  • 指定したサイトだけChromeで開かせたいのでショートカットを個別に作成しましたが、アイコンファイルの添付が煩雑です。そこで、サイトの本文にChromeで開かせるコマンドを埋め込んだハイパーリンクを作成したいです。
  • IEで開く場合にはエラーが発生し、既定のアプリでもIEで解決しようとするため大きな問題があります。
  • 解決策としては、特定のサイトのハイパーリンクを作成し、それをChromeで開くように指定する方法があります。これにより、煩雑なショートカット作成の手間を省くことができます。
回答を見る