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静圧の向き、発生源について

ddtddtddtの回答

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  • ddtddtddt
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回答No.1

 まず普通の流体力学では、分子,原子までの細かい構造は考えません。あくまで普通の流体力学は、マクロスケールの現象論です。  そこで誤解があるように思うのですが、圧力はスカラー場です。これは現象論的な経験事実でして、添付図の右側の真ん中あたりに描いたように、圧力Pはある時刻tを決めれば、動水圧であろうと静水圧であろうと場所(x,y,z)だけで決まり、ある点には全方向から同じ圧力P(スカラー値)が作用します。なので物体に働く圧力を考える時には、物体表面の形状を考える必要があります。  添付図右側の上段に描いたように、物体表面の1点にも全方向から同じ圧力Pがかかりますが、物体表面の接線s方向への圧力Pは、物体に作用を及ぼさないと考えられるので(物体表面に平行だから)、けっきょく物体表面の法線方向nの圧力Pだけ考えれば良い事になります。  よって動く流体中に板を当てた時、それが流れに対して垂直であろうとそうでなかろうと、板厚をa,板の法線方向をnとすれば得られる結果は、∂P/∂n×aという「圧力差」であり、それだけが物理的意味を持ちます。圧力(水圧)は、位置エネルギーと同じポテンシャルなんですよ。それは物理量ではありません。物理量と思えるのは、そのポテンシャルの基準を、水面で0と定めるからです。 ※ 本当は水面でも、大気圧がかかってますよね?(^^;)  じっさい、摩擦を無視した完全流体の運動方程式を書いてみると、添付図の(1)~(5)になります。(2)は流体を含む連続体の動きを記述する、オイラー表現です。uは時刻tにおける流体(連続体)の各点の速度。だからdu/dtは、時刻tにおける流体の各点の加速度です。ρは流体密度。  だけど本質はそんな事はどうでも良く、とにかく流体は、(1)の右辺で表されるように、圧力Pの圧力差∇Pで駆動される運動方程式で動くという事実こそが重要です。  では流体が動いてない場合はどうなるでしょう?。  流体の運動方程式(1)を静止流体という条件で解けばわかります。つまり添付図の(1)の左辺=0 という条件で、流体の運動方程式を解くわけです。  やってみると、水面のからの深度をhとして、P=ρghが得られると思います。静水圧の発生源は重力です(^^)。  

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