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HDMIやDPケーブルやLANケーブルの方向性は?
- HDMIケーブル、DPケーブル、有線LANケーブルには方向性があるのか?
- スピーカーケーブルと同様に、HDMIケーブルやDPケーブル、有線LANケーブルには方向性があるのか疑問がある。
- エレコム製を含むPCやオーディオビジュアル機器には欠かせないケーブル類には方向性が存在し、スピーカーケーブルなどにはマーキングされている場合もある。方向性に関して詳細を教えてほしい。
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かつてのLANケーブルには、種類がありました。 「クロスケーブル」というのを聞いたことが無いでしょうか。 1~8の全ピンがそのまま1~8ピンに繋がっているのが「ストレートケーブル」なのですが、その一部を規則に従って入れ替えているのが「クロスケーブル」です。 10BASE-T/100BASE-TX のLANポート(RJ45)のピンは、次のように使用用途が定義されています。 1 TD+ (出力) 送信データ+ 2 TD- (出力) 送信データ- 3 RD+ (入力) 受信データ+ 4 NC (未使用) 5 NC (未使用) 6 RD- (入力) 受信データ- 7 NC (未使用) 8 NC (未使用) ※NC = Non Connection 信号線は2本ペアで1つの信号を送るのですが、上記の通り、1番と2 番がペア、3番と6番がペアになっています。 なので、信号を送るには、送信データ+(1)を相手側の受信データ+(3)へ、送信データ-(2)を相手側の受信データ-(6)へ繋いだ物が、必要になります。 そして逆方向にも、相手の送信データ+(1)を自分の受信データ+(3)へ、相手の送信データ-(2)を自分の受信データ-(6)へ繋ぐ必要があります。 これでお互いにデータの送受信が出来る「クロスケーブル」が出来ました。 端末同士を接続する場合、このクロスケーブルを使用する必要があります。 端末とハブの接続には、ストレートケーブルを使います。(※ハブのポートの方でクロス接続しているため) でもハブ同士を接続してLANを拡張するには、クロスケーブルを使用する必要があります。(クロスポートをさらにクロスさせてストレート利用する) ですが上記のクロスケーブル、接続する物によってストレートとクロスを使い分ける必要はありますが、「方向性」はありません。 クロスケーブルをそのまま使っても、逆向きに使っても、きちんと送受信が出来るように考えられたのが、RJ45のピン配置に対応したクロスケーブルという訳なのです。 ですから回答No.1さんの「方向性がある」という記述は、まずここで間違いとなります。 ---- 1Gbps(1000Mbps)の規格が出来たとき、残りの4・5番ペアと、7・8番ペアも使うようになりました。 これも送受信とプラスマイナスの区別があるので、1Gbps用のクロスケーブルは、4・5番ペアと7・8番ペアもクロスさせなければならなくなりました。 しかしそうすると、「10/100Mbps用のクロスケーブル」と「1Gbps用のクロスケーブル」を区別する必要が出てきます。 1Gbps用のを10/100Mbpsネットワークに使う分には構いませんが、10/100用をうっかり1Gbpsネットワークに接続すると、通信障害となってしまうのです。(結果、100Mbpsでしかリンクしない) 使用するケーブル自体は同一で、コネクタの繋ぎ方だけでストレート/クロスが違ってきますから、見た目で区別できないのが困ったところ。 何せ今まで「クロスケーブル」とあれば、それは10/100Mbps用クロスであるはずだから、いちいち「1Gbps用クロスケーブル」というのを、今後作るクロスケーブル全てに記載しなければいけなくなります。 でも実際にはやっぱり「クロス」としか書かなかったり、書き忘れたりします。 そうすると、実際に使おうとしたときに、100Mbpsでしかリンクしなかったり、通信できなかったり、繋いでみては整理して入れ替えて…と、多大な手間がかかるようになってしまいました。 通信規格が高速になったのに、何で人間様がこんなに苦労しなければいけないんだと。 そこで、「どうせデジタルなんだから、受け側で信号の使い方を判別すれば良い話だね?」というアイデアが出てきました。 そして1Gbpsネットワークでは、ストレート/クロスケーブルは自動判別となり、基本的には全てストレートケーブルを使うようになりました。 それが10/100Mbpsハブにも導入され、10~1000Mbpsネットワークの全てで、クロスケーブルを使う必要は無くなりました。 そうするとますます、「方向性」は無くなりました。 ストレートケーブルをどっち向きに使おうと、ストレートケーブルであるからです。 これは、0/1を判別できれば良い、デジタルの世界だから出来ることです。 アナログ回路では、素子を通るたびに信号は劣化すると考えるので、出来るだけ線形反応をする、ばらつきの少ない高級な部品を厳選して、組み上げていきます。 なので、高級なアンプほど高くなります。 ですがデジタルでは、必要以上の処理能力が出せれば、信号の劣化や遅れが問題になりません。 もちろん0/1ビットが狂うほど劣化するとマズいですが、その場合には「再送」要求を出して、今度は正しく受け取れるだろう、と期待します。 HDMI や DisplayPort もデジタル接続なので、その内部結線は基本的にストレート、受け取った側で信号の使い方を決めます。 ですから、ケーブル自体に方向性はありません。 結論として、LAN/HDMI/DP、これらのデジタル用ケーブルに、方向性はありません。
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- 121CCagent
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HDMI、“接続方向” ありのケーブルも存在するって知ってた? https://www.phileweb.com/review/column/201910/29/863.html HDMIケーブルのアクティブ・パッシブタイプとは? https://www.sanwa.co.jp/product/cable/howto/hdmi/hdmi.html HDMIについては上記のような事があったりはするようです。DPについてはわからないです。 LANケーブルについてはRJ45のケーブルなら方向性みたいなのは無かったかと。
お礼
通常のパッシブ型には方向性はないようですから 安心しました。
- aokii
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方向性はあります。
お礼
有線LANケーブル、HDMIケーブル、DPケーブル 商品パッケージにも、ケーブルにも特に説明記載は無いはずですが、具体的にはどう見分ければ宜しいのでしょうか?
お礼
素晴らしい、ご説明。 ありがとう。ストレートケーブルが現在の主流なのですね。 方向性は無い。これが正しい。ありがとうございました。